FILE 06(旧 女王様のお墨付き FILE13) : ネイルアート

<文責:女王様2号(きち)>

  2号のおしのびではお馴染みの女王様7号(C嬢)が、あるミニコミ誌の募集広告を見て ネイルアートの教室に行ったのは約半年ほど前のこと。以来、月1度のペースで開かれる 教室にかなり熱心に通っている。
 私(2号)は、マニキュア自体あまり持っていないし、普段爪の手入れなどまったくしていないのだが、 7号様の美しい爪を見れば興味も湧いてくるというもの。しかも、大々的な宣伝をしていないため 生徒数が安定せず、教室自体が存亡の危機にあるという。。。
 このホームページに多少の宣伝効果があるものか疑問があるものの、何もしない よりはマシでしょう、と言うわけで、取材を兼ねてチャレンジしてみました。

講師: 五島 路絵さん 料金: 指導料\4500+材料費\1000+消費税


 
   5月のとある夕方。東京・恵比寿のカフェサロン「KAPENEION」で五島先生と落ち合った。 五島先生は20代後半。おしゃれでかわいい女性である。このカフェの一角で、ネイルサロンを 開く一方、ネイル教室も行っているらしい。<追記(2004.11):現在こちらでネイルサロン・ネイル教室は行われていませんのでご注意ください>
 この日の生徒は、常連の7号様とK嬢。そして、初心者の私とY嬢の4人であった。 簡単な自己紹介の後、早速レッスン開始。

7号付爪  7号とK嬢は、もう基本課程は終了していて、今は付け爪制作にとりかかっている。自分の 指のサイズに合わせて付け爪をやすりで削り、ベースの色を塗り、思い思いのデザインで 模様を描いていく。今回は、アクリル絵の具と筆を使って細かい模様を描いていく工程だったため、 まったく職人のような様相だ。ここまでくれば、まさに「アート」
(右は、7号様がこの日作成終えたオリジナル付爪→)

 もちろん、初心者は、そんなことはやらない。初回は基本的なマニキュアの塗り方を学ぶ。
主な行程は以下の通り。

    1.爪を柔らかくする薬剤&ハーブの入ったぬるま湯に指を浸す。
    2.爪の付け根に甘皮を柔らかくするジェルを少々つける。
    3.スティックで、甘皮を爪の付け根に向けて押し出していく。
    4.余分な甘皮をニッパーで切る。
    5.やすりで爪を整える。
    6.ベースコートを塗る。
    7.マニキュアを塗る。
    8.トップコートを塗る。&ネイルアートをする。
 初心者の材料費には基本のキット:オレンジウッドスティック(先端が平たくなっている棒。甘皮を押し出すときに使う。) 、エミリーボード(紙やすり)、ホワイトブロック(爪磨き)、コットン、1で使う薬剤等が入っている。 ちなみに、ハンドタオルは必需品なので、忘れず持って行くようにしたい。

 フィンガーボールに手をつけて甘皮を柔らかくするジェルをつけて待つこと数分。
 オレンジウッドスティック先端の平らな部分に裂いたコットン繊維をまきつけ綿棒のようなものを作り、 左手の小指から、丸く円を描きつつ、甘皮を爪の付け根に向けて押し出していく。 この時、あまり強く押すと爪がかえって痛んでしまうので注意が必要である。
私は、このとき生まれて初めて「甘皮」というものを見た! 柔らかく薄い透明な皮が爪の生え際に貯まってくる。これが甘皮らしい。
甘皮を切る先生  次はこの甘皮をニッパーで切っていく。ちなみに、作業は小指から始めるのがやりやすいとのこと。 右手で左手の甘皮を切るのはまだいいが、超右利きの2号は、左手での作業に苦心する。 あまり切りすぎると血だらけになって痛いし、なかなかうまく切れない。 結局「チェック」という名目で、ほとんど先生に仕上げてもらった。
(←Y嬢の甘皮をニッパーで切る先生)

 さて、次はやすりで爪の形を整える作業である。
  以前、7号に「爪切りで切ると爪が痛む。」と助言され、百円ショップでやすりを買って (多分この段階で大間違い)削ってみたことがあるのだが、全然うまくできずかえって爪が痛んだ 過去を持つ2号。 先生の実演付き説明を見て、やすりの質もさることながら、方法がまるで間違いだらけであったことに 気がついた。
やすりを掛けるポイントは次の2点。
 1.やすりを爪に対して45度の角度で当てる。
 2.必ず、コーナーからセンターに向け一方方向に動かす。
のこぎりのようにギコギコ引いたり押したりしてはダメなのである。 しかし、慣れない身にはこれもなかなか難しい。爪の長さが短か過ぎて成果がわかりにくいせいもある が、このやすり作業だけで異常に時間がかかってしまい、最後の方は自分でも本当にいい加減になってしまった。

 Y嬢は「すぐ二枚爪になってしまう」そうで、先生はやすりチェックの後、爪を強くするサポート処置を行った。 2回目のレッスンでこの補強の仕方を教えてくれるらしいが、今回は時間がないので先生の特別サービス。 私はやすりを掛けるのに真剣だったため、どんなことをしてもらったのか詳しいことはよくわからないが、 ケアしていくことで補強することはできるらしい。

 ここまでで既に1時間以上かかってしまったような気もするが、これはほんの下準備である。
ようやくマニキュア登場!  まずは「ベースコート」という爪を保護するための透明な下地を塗る。  ちなみに、Y嬢のように爪が弱い人は 「プロテイン入りのベースコート」等を使うといいらしい。
 塗り方にもコツがある。
 1.まずは爪の先端部分(1/3~1/2)から、真ん中、右、左と3回に分けて塗る。
 2.次に爪全体を、同じ要領で真ん中、右、左と塗る。
マニキュアを塗る先生   ベースコートの次は、いよいよ本当のマニキュアに挑戦。今回は、先生の持ってきてくれた綺麗なピンク色を貸してもらった。 (もし自分がお気に入りのマニキュアを持っているなら、それを持参した方がよい。 はげてきたりした時に、自分で直せるから。)
マニキュアも基本的にはベースコートと同じ塗り方する。但し、必ず2度塗りする。
 左手はまずまず綺麗に仕上がったが、やはり右手は難しい。特に、右の中指は難所だ。 いささかでこぼこしてしまったが心配ご無用。先生は「一番失敗したと思う指を出して。」と言うと、 2号の右手の爪に糊効果のあるトップコートを塗りつけ、その上からラメの粉を振りかけた。 右中指の次に失敗気味の右親指にも同じくラメ粉をふりそそぐ。 先生のラメの散らし方が豪快なので、この日2号はすっかり「光る女」になりました。 (スカートとか、鼻の下とか・・・。)
仕上げに「トップコート」を塗れば、でこぼこも目立たず美しい出来上がり。
爪や皮膚の乾燥を防ぐキューティクルオイルを爪の周りに塗って基本は終了。

 最後に先生がサービスで一本ネイルアートをしてくれる。2号は一番上手に塗れて、尚かつ 最も邪魔にならなさそうな「左手薬指」にアートをお願いした。
 先生は、素早く糊トップコートを塗り、薬指の爪の付け根近くの真ん中に、直径3ミリほどのパール を貼り付け、その左右にクリスタルのラインストーンを2個ずつ飾った。 実に素早い手つきで、所要時間はほんの3分というところ。2回目以降のレッスンでは、 こういうアートを自分自身でできるよう学ぶそうだ。

2号左手完成図   (2号の左手完成図。薬指にネイルアート→)

 安いレッスン料とはいえないけれど、一月に一回なので、ネイルアートに興味がある人、 或いは、普段からネイルサロンに行っている人などにはお薦めです。
 初心者も基本的なケア方法を習えば多少は上手に塗れるようになるし、 何よりやすりの使い方やマニキュアの塗り方など、非常に勉強になります。
 五島先生は気さくでかわいいし、楽しいレッスンです。
 興味ある方は、是非チャレンジしてみてください!!

●関連リンク●

 ネイルアートで検索してみたら、いろいろ出てきましたが、大体お店の宣伝か自らの ネイルアート作品の展示が多いみたいです。何が良いかよくわからないので一件だけ。

  • アネックス・プラザ
      ネイルアートグッズ通信販売。その他、サロン&ショップ&スクールの検索等もできます。


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