2009年5月20日
ママはドイツに行くの(準備編)
新婚旅行以来、5年以上海外旅行をしていなかった私ですが、今年は会社の『×0才リフレッシュ休暇』で7日間の連続休暇が取れる&妹が結婚相手のドイツ駐在により、2年前からデュッセルドルフに住んでいるという2つの好条件が重なりました。
これはもう、行くしかないでしょう!!
しかし、問題は2人のかわいい子供達。
3歳9ヶ月の娘つくねと、もうすぐ2歳になる息子大福をどうするか。それが一番の課題でした。
(おや?夫は???)
12時間のフライトを小さい子供が我慢できるとは思えないし、連れて行ったら私自身が何もできない。幸い、親が預かってもよいと言ってくれたので、旅行中は静岡の実家に預けることにしました。
(おや?夫は???)
夫がブラジル出張でためたマイレージを使っても良いと言ってくれたので、5/21(木)出発、5/28(木)帰国(到着は29)のJALフランクフルト便プレミアムエコノミー席を予約し、会社にも休暇申請。
準備を着々と整えながらも、子供に何と言うかが一番の難問として心に引っかかっていました。
結局、前日に夫が保育園にお迎えに行ったときに、道々「ママは、Mちゃん(妹)に会いにドイツに行くことになった。パパは仕事があるから、その間、おじいちゃんおばあちゃんのところで待っていてね」と話してくれて(つくねは、道に座り込んで号泣したらしいけど)、私が残業して帰った時には、けろりとした調子で「ママ、ドイツ行くの?」とたずねてきたのでした。
これはもう、行くしかないでしょう!!
しかし、問題は2人のかわいい子供達。
3歳9ヶ月の娘つくねと、もうすぐ2歳になる息子大福をどうするか。それが一番の課題でした。
(おや?夫は???)
12時間のフライトを小さい子供が我慢できるとは思えないし、連れて行ったら私自身が何もできない。幸い、親が預かってもよいと言ってくれたので、旅行中は静岡の実家に預けることにしました。
(おや?夫は???)
夫がブラジル出張でためたマイレージを使っても良いと言ってくれたので、5/21(木)出発、5/28(木)帰国(到着は29)のJALフランクフルト便プレミアムエコノミー席を予約し、会社にも休暇申請。
準備を着々と整えながらも、子供に何と言うかが一番の難問として心に引っかかっていました。
結局、前日に夫が保育園にお迎えに行ったときに、道々「ママは、Mちゃん(妹)に会いにドイツに行くことになった。パパは仕事があるから、その間、おじいちゃんおばあちゃんのところで待っていてね」と話してくれて(つくねは、道に座り込んで号泣したらしいけど)、私が残業して帰った時には、けろりとした調子で「ママ、ドイツ行くの?」とたずねてきたのでした。
2009年5月21日
憧れのビジネスクラス
5月21日(木)
いよいよ出発です。
電車を乗り継ぎ、成田空港第2ターミナルに到着。
まずは、宅配したスーツケース(妹へのお土産が半分以上)を受け取り、JALチェックインカウンターへ。
JALのお姉さんに導かれ、WEBチェックインなるものをしようとしたのですが、何度やってもエラー。
e-チケットだしマイレージだし、何か不備でも??とドキドキの私。しかし、カウンターでやり直してくれたお姉さんの言葉は意外や意外。
「プレミアムエコノミーが満席なので、ビジネスにアップグレードしますね。」
無料航空券なのに、何たるラッキー
顔がにやつくのを止められません。
出国手続きを済ませると、まずはプレミアムエコノミー客でも使えるJALのさくらラウンジへ。情報によれば、ここで軽食が食べられるはず。。。
しかし、なぜかクッキーぐらいしか食べるものがない。お昼時、ぐーぐーなるお腹でコーヒー&クッキー、続いてビール&チーズ。携帯禁止マークがあるので、掲示板に書き込みもできない。
無駄に読書をし、出発30分前にそろそろ出ようと誤って階段を上ったら、そこにダイニングがあってカレーやうどんがあるじゃないですか!慌てて小さなうどんなど食べ、妹に頼まれた明太子などを免税店で買っていたら、搭乗が出発5分前になってしまいました。
さて、ビジネスクラス。
真中通路側の席だけど、隣も空席だからそこに荷物を置いてしまい、広々快適。椅子をリクライニングすると、ほとんど水平に近くなる(完璧な水平ではないので、ビミョウにずり落ちる)。
しかし、何と言ってもエコノミーとの違いは食事。
離陸して落ち着いた頃、スチュワーデスがグラスに入ったシャンパン(orオレンジジュース)をもってきてくれます。
更にワインは白3種類、赤2種類から選べ、もちろんグラスサーブ&おかわり自由。日本酒、焼酎もあります。
私はワインを飲みたかったので、食事は洋食。
まずは、ドイツワイン(Kitzinger Hofrat Bacchus Qba halbtrocken 2007)を頼みました。
突き出しとして(?)グラス入りのサラダカクテルと、ツナソース&スティックがつきます。
前菜はフォアグラ”トルション”プルーンソース添え、海の幸のお菓子仕立てビーツのゼリー寄せ、フレッシュサラダをいただきます。
つづいて赤ワイン(ボルドー:Chateau de By 2004 Medoc AC)にて国産牛フィレステーキ エシャロットソース添え。
デザートはバニラアイスクリームとフルーツカクテル。
ゆっくり1時間以上かけていただきます。幸せ
その後は椅子を倒してまどろんだり、到着2時間前に『和定食』などを食べたりしながら、現地時間18:00.無事にフランクフルトに到着。
JALが無料で出しているシャトルバス(事前予約必要)にて、眠っているうちにデュッセルドルフ日航ホテルに到着。妹と半年振りの再会を果たしました。
いよいよ出発です。
電車を乗り継ぎ、成田空港第2ターミナルに到着。
まずは、宅配したスーツケース(妹へのお土産が半分以上)を受け取り、JALチェックインカウンターへ。
JALのお姉さんに導かれ、WEBチェックインなるものをしようとしたのですが、何度やってもエラー。
e-チケットだしマイレージだし、何か不備でも??とドキドキの私。しかし、カウンターでやり直してくれたお姉さんの言葉は意外や意外。
「プレミアムエコノミーが満席なので、ビジネスにアップグレードしますね。」
無料航空券なのに、何たるラッキー
顔がにやつくのを止められません。
出国手続きを済ませると、まずはプレミアムエコノミー客でも使えるJALのさくらラウンジへ。情報によれば、ここで軽食が食べられるはず。。。
しかし、なぜかクッキーぐらいしか食べるものがない。お昼時、ぐーぐーなるお腹でコーヒー&クッキー、続いてビール&チーズ。携帯禁止マークがあるので、掲示板に書き込みもできない。
無駄に読書をし、出発30分前にそろそろ出ようと誤って階段を上ったら、そこにダイニングがあってカレーやうどんがあるじゃないですか!慌てて小さなうどんなど食べ、妹に頼まれた明太子などを免税店で買っていたら、搭乗が出発5分前になってしまいました。
さて、ビジネスクラス。
真中通路側の席だけど、隣も空席だからそこに荷物を置いてしまい、広々快適。椅子をリクライニングすると、ほとんど水平に近くなる(完璧な水平ではないので、ビミョウにずり落ちる)。
しかし、何と言ってもエコノミーとの違いは食事。
離陸して落ち着いた頃、スチュワーデスがグラスに入ったシャンパン(orオレンジジュース)をもってきてくれます。
更にワインは白3種類、赤2種類から選べ、もちろんグラスサーブ&おかわり自由。日本酒、焼酎もあります。
私はワインを飲みたかったので、食事は洋食。
まずは、ドイツワイン(Kitzinger Hofrat Bacchus Qba halbtrocken 2007)を頼みました。
突き出しとして(?)グラス入りのサラダカクテルと、ツナソース&スティックがつきます。
前菜はフォアグラ”トルション”プルーンソース添え、海の幸のお菓子仕立てビーツのゼリー寄せ、フレッシュサラダをいただきます。
つづいて赤ワイン(ボルドー:Chateau de By 2004 Medoc AC)にて国産牛フィレステーキ エシャロットソース添え。
デザートはバニラアイスクリームとフルーツカクテル。
ゆっくり1時間以上かけていただきます。幸せ
その後は椅子を倒してまどろんだり、到着2時間前に『和定食』などを食べたりしながら、現地時間18:00.無事にフランクフルトに到着。
JALが無料で出しているシャトルバス(事前予約必要)にて、眠っているうちにデュッセルドルフ日航ホテルに到着。妹と半年振りの再会を果たしました。
2009年5月22日〔1〕
デュッセルドルフでお買い物1
5/22(金)
ドイツ1日目は、移動の疲れを癒しつつ、デュッセルドルフ観光(というか、お買い物の下調べ)の予定である。
昼前からゆるゆる外出。妹の住居から、最寄のトラム停留所まで徒歩5分くらい。
いろいろな方面行きのトラムが来て便利だが、行き先には気をつけないといけない。
自販機で1日券を買い、市の中心部へ行くトラムに乗り込んだ。
(この自販機は、4回利用しようとした内、2回故障表示で使えなかった。)
ドイツ最高格付の貴腐ワイン『トロッケンベーレンアウスレーゼ』を含め、ワインを買うことが夫からの指令になっていたため、デパートの食品売場やワインショップを中心にお買い物開始。
カールシュタット等のデパートを見てから、日本人街と言われるインマーマン通りへ。
突然日本人の出現率が高まる。
この近辺のワインショップで、トロッケンベーレンアウスレーゼを試飲させてもらった。上等の蜂蜜レモン酒という感じ。
甘いワインにはあまり興味のない私も「おいしい!」と思ったけれど、お値段もなかなか。(375ml 50ユーロ)
「オーストリア産ならコストパフォーマンスがいい」と薦められた。
このトロッケンベーレンアウスレーゼ、極甘口のためか容量は基本的に375ml。値段はピン切りで、20ユーロそこそこのものから、最高額は三越の400ユーロ!!
私は結局39ユーロのものを購入したのだが、その話はまた後ほど。
日本人経営のパン屋で、明日の朝食用惣菜パンを購入後、ドイツ人経営パン屋で昼食。
堅いパンのサンドイッチは、顎が鍛えられます(笑)。
次は日航ホテルに併設する三越へ。残念ながら、三越は6月末で閉店だそうで、全品20%オフのセール中ながら店内は品薄で寂しい限り。
それでも、以前妹からお土産でもらって気に入った自然派化粧品Dr.Hauschkaのリップクリームを4本購入。これは20%オフの対象外だけれど、日本で買う値段の約半額。買った本数分袋をくれるところは日本のデパートらしい配慮である。
息子のお土産にトラックのおもちゃも買ったのだが、実家で買い与えられた4台の車のおもちゃに紛れ、存在感は薄くなっていた。。。
デュッセルドルフの目抜き通り『ケーニヒスアーレ通り』は、妹曰く、この辺りのセレブが集まるところ。高級ブランド店が並び、道行く人々もなんとなくお洒落。
私は通勤用バッグを買いたいと思っていたので、ドイツの中堅ブランド『BREE』へ入った。
ここには日本人の女性店員がいて、ハキハキ対応してくれた。私が「A4の入るバックを探している」と告げると、皮製の定番バッグのほかに、セールになっていた布製バッグも出してくれたり、色違いを探してくれたり。
結局、セール品の黒い布バッグを99.95ユーロでお買い上げ。免税手続き用の書類もくれた。
まるで、日本で買い物しているようだ。何て素敵な街、デュッセルドルフ!(そんなわけで、ドイツに住む日本人にとって、憧れの街なのだとか。)
その後のぞいたチョコレート屋のウィンドウはとてもカラフル。
しかし、釣をする蛙と微妙に屈伸運動するネズミのぬいぐるみは、はっきり言って怖い。
ゴキブリにしか見えない虫型チョコも、日本人のセンスには馴染まない。
結局この店でチョコレートは買わなかったけれど、チョコの味は悪くないようです。
ドイツ1日目は、移動の疲れを癒しつつ、デュッセルドルフ観光(というか、お買い物の下調べ)の予定である。
昼前からゆるゆる外出。妹の住居から、最寄のトラム停留所まで徒歩5分くらい。
いろいろな方面行きのトラムが来て便利だが、行き先には気をつけないといけない。
自販機で1日券を買い、市の中心部へ行くトラムに乗り込んだ。
(この自販機は、4回利用しようとした内、2回故障表示で使えなかった。)
ドイツ最高格付の貴腐ワイン『トロッケンベーレンアウスレーゼ』を含め、ワインを買うことが夫からの指令になっていたため、デパートの食品売場やワインショップを中心にお買い物開始。
カールシュタット等のデパートを見てから、日本人街と言われるインマーマン通りへ。
突然日本人の出現率が高まる。
この近辺のワインショップで、トロッケンベーレンアウスレーゼを試飲させてもらった。上等の蜂蜜レモン酒という感じ。
甘いワインにはあまり興味のない私も「おいしい!」と思ったけれど、お値段もなかなか。(375ml 50ユーロ)
「オーストリア産ならコストパフォーマンスがいい」と薦められた。
このトロッケンベーレンアウスレーゼ、極甘口のためか容量は基本的に375ml。値段はピン切りで、20ユーロそこそこのものから、最高額は三越の400ユーロ!!
私は結局39ユーロのものを購入したのだが、その話はまた後ほど。
日本人経営のパン屋で、明日の朝食用惣菜パンを購入後、ドイツ人経営パン屋で昼食。
堅いパンのサンドイッチは、顎が鍛えられます(笑)。
次は日航ホテルに併設する三越へ。残念ながら、三越は6月末で閉店だそうで、全品20%オフのセール中ながら店内は品薄で寂しい限り。
それでも、以前妹からお土産でもらって気に入った自然派化粧品Dr.Hauschkaのリップクリームを4本購入。これは20%オフの対象外だけれど、日本で買う値段の約半額。買った本数分袋をくれるところは日本のデパートらしい配慮である。
息子のお土産にトラックのおもちゃも買ったのだが、実家で買い与えられた4台の車のおもちゃに紛れ、存在感は薄くなっていた。。。
デュッセルドルフの目抜き通り『ケーニヒスアーレ通り』は、妹曰く、この辺りのセレブが集まるところ。高級ブランド店が並び、道行く人々もなんとなくお洒落。
私は通勤用バッグを買いたいと思っていたので、ドイツの中堅ブランド『BREE』へ入った。
ここには日本人の女性店員がいて、ハキハキ対応してくれた。私が「A4の入るバックを探している」と告げると、皮製の定番バッグのほかに、セールになっていた布製バッグも出してくれたり、色違いを探してくれたり。
結局、セール品の黒い布バッグを99.95ユーロでお買い上げ。免税手続き用の書類もくれた。
まるで、日本で買い物しているようだ。何て素敵な街、デュッセルドルフ!(そんなわけで、ドイツに住む日本人にとって、憧れの街なのだとか。)
その後のぞいたチョコレート屋のウィンドウはとてもカラフル。
しかし、釣をする蛙と微妙に屈伸運動するネズミのぬいぐるみは、はっきり言って怖い。
ゴキブリにしか見えない虫型チョコも、日本人のセンスには馴染まない。
結局この店でチョコレートは買わなかったけれど、チョコの味は悪くないようです。
2009年5月22日〔2〕
アルトビールで乾杯
(引き続き、5/22(金))
お買い物も一段落し、デパ地下(?)のイートインにてコーヒー&シュークリーム(のようなもの。あまりおいしくなかった)で休憩した後、デュッセルドルフの旧市街(アルトシュタット)を散策した。
デュッセルドルフの地酒『アルトビール』をふるまう居酒屋(?)が並ぶこの一角は、夕方5時ごろというのにすごい人出。
陽気が良い(かなり暑かった)上に、前日が休暇の金曜日だからなのか。(ほとんどのドイツ人はそんな日に会社に行かないらしい)
※わかりにくいけど、テント下で皆ビールを飲んでます
皆屋外のテーブルにて、楽しげにビールを飲んでいる。つまみはない。ただ、ひたすらビールだけを飲む。
赤褐色のアルトビールは飲みやすくておいしい。
おじさん、おばさん、若者、おじいさん、おばあさん。子供以外は誰もがビールを飲んでいる。なかなか壮絶な光景である。
ライン川沿いの沿道には、屋台がずらりと並び、ここもリゾート気分の人たちで大賑わい。
ともかく、5月の天気の良い夕方は、ビールを飲みまくるのがドイツ流?
川沿いをぐるっと回ってマルクト広場がある旧市庁舎前を通り抜けると、旧市街を1周したような感じになる。
夕方6時過ぎ、妹のだんなさん(T君)と待ち合わせ、スペイン料理屋『タパス』へ行った。ここは妹夫婦ご推奨の店で、名前の通り、スペインの小皿料理が手頃な値段で食べられる。
正確な場所は不明だが(デュッセルドルフは妹について回っただけなので、まったく地理感覚が身につかなかった。。。)スペイン料理店が集まる小道(一つだけイタリア料理店が混じっている)の中にある。
まずはビール。続いて「スペインオムレツ」「いわしのフリット」「イカリングフライ」など4品を頼む。にんにくが効いていて、量も適度でなかなかおいしい。
なぜか皆この4品+パンでお腹が足りてしまったのでお勘定を済ませ(3人で30ユーロとかなり安上がり)家路に着いた。
お買い物も一段落し、デパ地下(?)のイートインにてコーヒー&シュークリーム(のようなもの。あまりおいしくなかった)で休憩した後、デュッセルドルフの旧市街(アルトシュタット)を散策した。
デュッセルドルフの地酒『アルトビール』をふるまう居酒屋(?)が並ぶこの一角は、夕方5時ごろというのにすごい人出。
陽気が良い(かなり暑かった)上に、前日が休暇の金曜日だからなのか。(ほとんどのドイツ人はそんな日に会社に行かないらしい)
※わかりにくいけど、テント下で皆ビールを飲んでます
皆屋外のテーブルにて、楽しげにビールを飲んでいる。つまみはない。ただ、ひたすらビールだけを飲む。
赤褐色のアルトビールは飲みやすくておいしい。
おじさん、おばさん、若者、おじいさん、おばあさん。子供以外は誰もがビールを飲んでいる。なかなか壮絶な光景である。
ライン川沿いの沿道には、屋台がずらりと並び、ここもリゾート気分の人たちで大賑わい。
ともかく、5月の天気の良い夕方は、ビールを飲みまくるのがドイツ流?
川沿いをぐるっと回ってマルクト広場がある旧市庁舎前を通り抜けると、旧市街を1周したような感じになる。
夕方6時過ぎ、妹のだんなさん(T君)と待ち合わせ、スペイン料理屋『タパス』へ行った。ここは妹夫婦ご推奨の店で、名前の通り、スペインの小皿料理が手頃な値段で食べられる。
正確な場所は不明だが(デュッセルドルフは妹について回っただけなので、まったく地理感覚が身につかなかった。。。)スペイン料理店が集まる小道(一つだけイタリア料理店が混じっている)の中にある。
まずはビール。続いて「スペインオムレツ」「いわしのフリット」「イカリングフライ」など4品を頼む。にんにくが効いていて、量も適度でなかなかおいしい。
なぜか皆この4品+パンでお腹が足りてしまったのでお勘定を済ませ(3人で30ユーロとかなり安上がり)家路に着いた。
2009年5月23日〔1〕
アウトバーンを行く
5/23(土)
週末を利用して、T君の車で妹夫婦とドイツ観光旅行へ行くことにした。どこへ行くか大変迷ったけれど、せっかくなら車がないと行きにくい所へ。
というわけで、ロマンチック街道の珠玉ローテンブルク(Rothenbrug ob der Tauber)観光&古城街道を通って古城ホテル『ブルク ホルンベルク』に宿泊し、翌日はハイデルベルグ観光してから、帰り道にワイン横丁で有名なライン川沿いの街リューデスハイムに立ち寄ってデュッセルドルフに帰るという計画を立てた。
デュッセルドルフからローテンブルクまで約400km。妹夫婦もバス旅行で一度行ったことがあるそうだが、自分の車で行くのは初めて。すべてはナビ様にお任せである。
朝6時起床、7時出発。
T君のBMWは、アウトバーンを快調に飛ばしていく。
ちなみに、デュッセルドルフ⇔フランクフルト間は120km制限のところが多く、スピード違反でつかまる人が多発しているそうなので要注意。(自動で写真が取られて召喚されるそうだが、ドイツ人は『これは俺じゃない』と主張する人が多いとか)
飛び石連休でレジャーに行く人が多いらしく、自転車を積んだ車とキャンピングカーが目立つ。ドイツ人のレジャーは自転車とキャンプなのか??
しかも、自転車を積んだ車の運転者を見ると、白髪の老夫婦だったりするのだ。なかなか日本では考えられない光景。
アウトバーンには日本の高速道路と同じように、サービスエリアが点在していて、トイレ休憩&軽食サービス、ガソリンスタンドなどがある。
トイレは当然有料で、自動改札(?)にお金を入れてチケットと引き換えにトイレエリアに入る仕組み(0.5€)
このチケットは、サービスエリア内の売店で金券として使用可能。つまり、トイレの後でコーヒーを飲むときなどに、そのチケット分が割引になる仕組みなのだ。
トイレは、有料だけに綺麗で、何と使用するたびに便座がウィーンとまわって便座毎お掃除してくれるのだ。(これは実物を見ないとどういうものか想像できないと思われる。)
私は、前夜時差ボケなのか緊張&興奮のためなのか、疲れているのによく眠れず。その状態で時速130km以上が若くない身体にこたえたようで、だんだん気持ち悪くなってしまったのだが、サービスエリアで生グレープフルーツジュースを飲んで休憩し、何とか持ちこたえた。
さて、アウトバーン。
ナビ様(設定イギリス人女性)がついていても、慣れない者にはジャンクションの表示がわかりにくく、曲がるべきところを曲がりそこね、次のインターで引き返すということを何度が行う羽目になってしまった。
こんな時、無料であることはありがたい。
多少迷いながらも、予定通りお昼前にローテンブルクにたどり着いた。
週末を利用して、T君の車で妹夫婦とドイツ観光旅行へ行くことにした。どこへ行くか大変迷ったけれど、せっかくなら車がないと行きにくい所へ。
というわけで、ロマンチック街道の珠玉ローテンブルク(Rothenbrug ob der Tauber)観光&古城街道を通って古城ホテル『ブルク ホルンベルク』に宿泊し、翌日はハイデルベルグ観光してから、帰り道にワイン横丁で有名なライン川沿いの街リューデスハイムに立ち寄ってデュッセルドルフに帰るという計画を立てた。
デュッセルドルフからローテンブルクまで約400km。妹夫婦もバス旅行で一度行ったことがあるそうだが、自分の車で行くのは初めて。すべてはナビ様にお任せである。
朝6時起床、7時出発。
T君のBMWは、アウトバーンを快調に飛ばしていく。
ちなみに、デュッセルドルフ⇔フランクフルト間は120km制限のところが多く、スピード違反でつかまる人が多発しているそうなので要注意。(自動で写真が取られて召喚されるそうだが、ドイツ人は『これは俺じゃない』と主張する人が多いとか)
飛び石連休でレジャーに行く人が多いらしく、自転車を積んだ車とキャンピングカーが目立つ。ドイツ人のレジャーは自転車とキャンプなのか??
しかも、自転車を積んだ車の運転者を見ると、白髪の老夫婦だったりするのだ。なかなか日本では考えられない光景。
アウトバーンには日本の高速道路と同じように、サービスエリアが点在していて、トイレ休憩&軽食サービス、ガソリンスタンドなどがある。
トイレは当然有料で、自動改札(?)にお金を入れてチケットと引き換えにトイレエリアに入る仕組み(0.5€)
このチケットは、サービスエリア内の売店で金券として使用可能。つまり、トイレの後でコーヒーを飲むときなどに、そのチケット分が割引になる仕組みなのだ。
トイレは、有料だけに綺麗で、何と使用するたびに便座がウィーンとまわって便座毎お掃除してくれるのだ。(これは実物を見ないとどういうものか想像できないと思われる。)
私は、前夜時差ボケなのか緊張&興奮のためなのか、疲れているのによく眠れず。その状態で時速130km以上が若くない身体にこたえたようで、だんだん気持ち悪くなってしまったのだが、サービスエリアで生グレープフルーツジュースを飲んで休憩し、何とか持ちこたえた。
さて、アウトバーン。
ナビ様(設定イギリス人女性)がついていても、慣れない者にはジャンクションの表示がわかりにくく、曲がるべきところを曲がりそこね、次のインターで引き返すということを何度が行う羽目になってしまった。
こんな時、無料であることはありがたい。
多少迷いながらも、予定通りお昼前にローテンブルクにたどり着いた。
2009年5月23日〔2〕
ローテンブルクの日本人①
ロマンチック街道のハイライトと某ガイドブックに書かれるローテンブルク。
さすが名だたる観光地だけに、駐車場がいっぱいだったが、運良く無料のP5に空きを見つけて、無事に城内に入ることができた。
まずは昼食。妹夫婦が以前この街で食べた日本食屋がなかなかよかったというので、車酔いでいささか気分の悪い私も是非そこへ!と向かう。
城壁の中に入ると、中世にトリップしたような石畳の道が続くが、ろくに周囲も見ずに、ひたすら日本食屋を目指した。
ヤコブ教会を抜けて馬車道を下ったところに、日本の旗を立てたレストラン『ルーブル』があった。
メニューは日本の定食屋風で、私は「生姜焼き定食」、妹は「エビフライ定食」、T君は「とんかつ定食」を頼んだ。
地元のビールで喉を潤し、ご飯と味噌汁、千切りキャベツと醤油の甘辛味を堪能。
マスターが日本人なので、ちゃんとすべての料理が一緒に出てくるところが良い。
(以前食べた、韓国人が経営する店では味噌汁を飲み終わるまでおかずが出てこなかった。)
マスターは妹夫婦が以前来た時から代替わりしていて、メガネをかけた30代くらいの男性になっていた。
ほかに客もいなかったので、その経営者兼料理人である男性が話しかけてきた。
「ドイツに住んでいるんですか?」
「ええ。デュッセルドルフに。」(「私は日本から遊びに来ましたが。。。」)
「デュッセルドルフですか。いいですねえ。この前、ラーメン食べに行きました。」
などと、ひとしきり在独日本人の憧れの地デュッセルドルフの話で盛り上がった(?)。
最後に、彼は「このレストランの下の小道から一度城壁外に出て左手に曲がると、気持ちの良い公園がありますよ」と教えてくれたので、その言葉に従ってみた。
城壁を出ると、深い緑に包まれたなだらかな山々が眼前に現れ、城壁内からは予想できないほどの穏やかな田舎の風景は広がっている。
教えられた通り、左手に曲がり城壁に沿って歩き、また小さな門をくぐると。。。
地元の人々が憩うブルク公園が広がる。
ここから臨む景色が絶景!
さすが地元民。「教えてもらわなきゃわからなかったね」と感激して写真を撮りまくり。
ブルク公園からブルク門をくぐり、ようやくメインの城壁内に再度入場。
・・・が、この街外れっぽいところにある小さな土産物屋でいきなりお買い物。
私の経験から行くと、観光地ではメインから外れたところの方が安いのだ。
ここで、私は息子・大福のために「馬に乗った騎士」のTシャツ購入(7ユーロくらい)。
妹夫婦は、コレクションしているマグネットを買った。
私の読み通り、その後、街中の土産物屋もいくつかのぞいたが、Tシャツ&マグネットはここが一番安かった。
改めて、城壁内に入ると、中世風の衣装の軍楽隊がお出迎え。
観光地らしい演出に大喜びでシャッターを切る。
この日は快晴でかなり暑かったので、軍楽隊の方々はさぞ暑かっただろうと思われる。
さすが名だたる観光地だけに、駐車場がいっぱいだったが、運良く無料のP5に空きを見つけて、無事に城内に入ることができた。
まずは昼食。妹夫婦が以前この街で食べた日本食屋がなかなかよかったというので、車酔いでいささか気分の悪い私も是非そこへ!と向かう。
城壁の中に入ると、中世にトリップしたような石畳の道が続くが、ろくに周囲も見ずに、ひたすら日本食屋を目指した。
ヤコブ教会を抜けて馬車道を下ったところに、日本の旗を立てたレストラン『ルーブル』があった。
メニューは日本の定食屋風で、私は「生姜焼き定食」、妹は「エビフライ定食」、T君は「とんかつ定食」を頼んだ。
地元のビールで喉を潤し、ご飯と味噌汁、千切りキャベツと醤油の甘辛味を堪能。
マスターが日本人なので、ちゃんとすべての料理が一緒に出てくるところが良い。
(以前食べた、韓国人が経営する店では味噌汁を飲み終わるまでおかずが出てこなかった。)
マスターは妹夫婦が以前来た時から代替わりしていて、メガネをかけた30代くらいの男性になっていた。
ほかに客もいなかったので、その経営者兼料理人である男性が話しかけてきた。
「ドイツに住んでいるんですか?」
「ええ。デュッセルドルフに。」(「私は日本から遊びに来ましたが。。。」)
「デュッセルドルフですか。いいですねえ。この前、ラーメン食べに行きました。」
などと、ひとしきり在独日本人の憧れの地デュッセルドルフの話で盛り上がった(?)。
最後に、彼は「このレストランの下の小道から一度城壁外に出て左手に曲がると、気持ちの良い公園がありますよ」と教えてくれたので、その言葉に従ってみた。
城壁を出ると、深い緑に包まれたなだらかな山々が眼前に現れ、城壁内からは予想できないほどの穏やかな田舎の風景は広がっている。
教えられた通り、左手に曲がり城壁に沿って歩き、また小さな門をくぐると。。。
地元の人々が憩うブルク公園が広がる。
ここから臨む景色が絶景!
さすが地元民。「教えてもらわなきゃわからなかったね」と感激して写真を撮りまくり。
ブルク公園からブルク門をくぐり、ようやくメインの城壁内に再度入場。
・・・が、この街外れっぽいところにある小さな土産物屋でいきなりお買い物。
私の経験から行くと、観光地ではメインから外れたところの方が安いのだ。
ここで、私は息子・大福のために「馬に乗った騎士」のTシャツ購入(7ユーロくらい)。
妹夫婦は、コレクションしているマグネットを買った。
私の読み通り、その後、街中の土産物屋もいくつかのぞいたが、Tシャツ&マグネットはここが一番安かった。
改めて、城壁内に入ると、中世風の衣装の軍楽隊がお出迎え。
観光地らしい演出に大喜びでシャッターを切る。
この日は快晴でかなり暑かったので、軍楽隊の方々はさぞ暑かっただろうと思われる。
2009年5月23日〔3〕
ローテンブルク観光
街全体が博物館のようなローテンブルク。
しかし、観光の中心となる何かがあるわけではないので、土産物屋中心に街を散策。
まずは、クリスマスグッズの専門店「ケーテ・ヴォールファールト」で、クリスマスツリー飾りを購入(10€強)
本当は小さいクリスマスツリーがあったら欲しかったのだけど、そういうものは売っていなかったので、飾りでごまかした。今年の我が家のクリスマスツリーはこれになるでしょう。
見ているだけで楽しくなるお店です。(この店は、ハイデルベルクにもあった。)
ちょうど3時になったので、市庁舎の仕掛時計を見学。これは、マイスター・トゥルンクと呼ばれる「市長の一気飲み」を再現したもの。
17世紀の30年戦争の際、この街は占領され、破壊の危機にあった。市長が将軍にこの土地最高のワインを差し出したところ、将軍は良い気持ちになって「3リットル1/4の大杯一杯分を一気に飲み干すことができたら、町の取り壊しは免じてやる」と言い、老齢の元市長が出てきてワインを飲み干し街を救ったことに由来する。
・・・窓が開いて、市長らしき人形がワインを飲んでいるらしいのだけど、窓の中は暗いし、動きが小さいのでよくわからない。。。
市庁舎は登ることができるのだが、暑くてしんどかったので上らなかった。(今考えれば、のぼっておけばよかった。)
プレーンラインはローテンブルクで一番絵になる地域。とりあえず記念撮影。
この近くのカフェでコーヒーを飲んで(トイレ)休憩をした。すごく暑い日だったが、基本的にヨーロッパにはアイスコーヒーがないのが難点。
ローテンブルクの主教会聖ヤコブ教会。
建物そのものは、私としてはあまり興味を惹かれないが(修復中だったし)、ドイツの木彫彫刻の巨匠リーメンシュナイダーの『聖血の祭壇』が有名。
どこにあるかわからず、うろうろしてしまったが、後陣の階段を上った2Fに展示されている。(案内も大きく出ていた)
最後の晩餐を扱った精密な彫刻(写真は西日を浴びてわかりにくいけど)。一見の価値ありです。
しかし、観光の中心となる何かがあるわけではないので、土産物屋中心に街を散策。
まずは、クリスマスグッズの専門店「ケーテ・ヴォールファールト」で、クリスマスツリー飾りを購入(10€強)
本当は小さいクリスマスツリーがあったら欲しかったのだけど、そういうものは売っていなかったので、飾りでごまかした。今年の我が家のクリスマスツリーはこれになるでしょう。
見ているだけで楽しくなるお店です。(この店は、ハイデルベルクにもあった。)
ちょうど3時になったので、市庁舎の仕掛時計を見学。これは、マイスター・トゥルンクと呼ばれる「市長の一気飲み」を再現したもの。
17世紀の30年戦争の際、この街は占領され、破壊の危機にあった。市長が将軍にこの土地最高のワインを差し出したところ、将軍は良い気持ちになって「3リットル1/4の大杯一杯分を一気に飲み干すことができたら、町の取り壊しは免じてやる」と言い、老齢の元市長が出てきてワインを飲み干し街を救ったことに由来する。
・・・窓が開いて、市長らしき人形がワインを飲んでいるらしいのだけど、窓の中は暗いし、動きが小さいのでよくわからない。。。
市庁舎は登ることができるのだが、暑くてしんどかったので上らなかった。(今考えれば、のぼっておけばよかった。)
プレーンラインはローテンブルクで一番絵になる地域。とりあえず記念撮影。
この近くのカフェでコーヒーを飲んで(トイレ)休憩をした。すごく暑い日だったが、基本的にヨーロッパにはアイスコーヒーがないのが難点。
ローテンブルクの主教会聖ヤコブ教会。
建物そのものは、私としてはあまり興味を惹かれないが(修復中だったし)、ドイツの木彫彫刻の巨匠リーメンシュナイダーの『聖血の祭壇』が有名。
どこにあるかわからず、うろうろしてしまったが、後陣の階段を上った2Fに展示されている。(案内も大きく出ていた)
最後の晩餐を扱った精密な彫刻(写真は西日を浴びてわかりにくいけど)。一見の価値ありです。
2009年5月23日〔4〕
ローテンブルクの日本人②
プレーンラインの近くで『えく子のワイン&ギフトショップ』という日本語の看板を見つけた。
小さな店だが、ワインという言葉に惹かれて入ってみた。
ワインは奥の方に置いてあり、品数は多くないが、すべて店主「英久子さん」が自ら農家から買い付けた自慢の品とのこと。
いかにも外国に長く住んでいる日本人女性という感じの英久子さんは、早口で話しながら、ワインをいろいろ試飲させてくれた。
まだろくに話もしていないうちに、T君に対し「あなたはドイツに住んでいるでしょう?」とずばり指摘。「何で判ったのだろう。。。テンション低いから?」などと、ささやきあう我々。
英久子さんは丸いボトルが面白いフランケンワインの一つを取り出し、「これなんて、酒石ができているのよ、おもしろいでしょ」とかざして見せる。
白い結晶のようなものが底にたまっている。本で読んだことはあるけど、本物をみるのは初めて。試飲させていただいたところ、ピリっと辛口で爽やかなリースリングだったので、購入決定(13€)。
※日本は気温が高いからか、今、家で見ると酒石はなくなってしまっている。。。
更に「これもおもしろいのよ」とラインガウのアウスレーゼも試飲させてくれる。普通、アウスレーゼは甘いのだが、これは甘くない。しかし、コクがあって、とてもおいしかったので、即決購入(15€)。
私の宿題「トロッケンベーレンアウスレーゼ」は、39€と26€のものがあり、39€の方を試飲させてくれた。正直に言えば、デュッセルドルフのワイン屋で試飲した50€のものの方がおいしい気もしたが、1999年という年代物で、いくつも賞を取っているようなので、悩みつつも、39€の方をお買い上げ決定。
(購入したワインの写真。一番左がフランケンワイン、真中がトロッケンベーレンアウスレーゼ、その右隣がアウスレーゼ)
会計は、その場で日本円に換算され、後からきたカード請求も円建てであった。
ちなみに、これらのワインは、冒頭リンクのHPからオンラインショップで購入も可能。日本までだと送料は結構するけど、税金がかからないせいかワイン時自体の値段は私が店で買ったより安いような。。。
まさか、ローテンブルクで3本もワインを買うことになるとは我ながらあきれたけれど、車だったからこそできた決断だったと思う。
それにしても、日本料理屋のマスターと言い、この英久子さんといい、異国で暮らす日本人は、同胞に親切だし、言葉が通じるから買い物もしやすいと実感。
彼らもきっと、日本語で話しをするのは楽しいのではないかな、と都合よく考えた。
最後に、城壁に上って街を眺め、夕方5時過ぎ、ローテンブルクを後にした。
小さな店だが、ワインという言葉に惹かれて入ってみた。
ワインは奥の方に置いてあり、品数は多くないが、すべて店主「英久子さん」が自ら農家から買い付けた自慢の品とのこと。
いかにも外国に長く住んでいる日本人女性という感じの英久子さんは、早口で話しながら、ワインをいろいろ試飲させてくれた。
まだろくに話もしていないうちに、T君に対し「あなたはドイツに住んでいるでしょう?」とずばり指摘。「何で判ったのだろう。。。テンション低いから?」などと、ささやきあう我々。
英久子さんは丸いボトルが面白いフランケンワインの一つを取り出し、「これなんて、酒石ができているのよ、おもしろいでしょ」とかざして見せる。
白い結晶のようなものが底にたまっている。本で読んだことはあるけど、本物をみるのは初めて。試飲させていただいたところ、ピリっと辛口で爽やかなリースリングだったので、購入決定(13€)。
※日本は気温が高いからか、今、家で見ると酒石はなくなってしまっている。。。
更に「これもおもしろいのよ」とラインガウのアウスレーゼも試飲させてくれる。普通、アウスレーゼは甘いのだが、これは甘くない。しかし、コクがあって、とてもおいしかったので、即決購入(15€)。
私の宿題「トロッケンベーレンアウスレーゼ」は、39€と26€のものがあり、39€の方を試飲させてくれた。正直に言えば、デュッセルドルフのワイン屋で試飲した50€のものの方がおいしい気もしたが、1999年という年代物で、いくつも賞を取っているようなので、悩みつつも、39€の方をお買い上げ決定。
(購入したワインの写真。一番左がフランケンワイン、真中がトロッケンベーレンアウスレーゼ、その右隣がアウスレーゼ)
会計は、その場で日本円に換算され、後からきたカード請求も円建てであった。
ちなみに、これらのワインは、冒頭リンクのHPからオンラインショップで購入も可能。日本までだと送料は結構するけど、税金がかからないせいかワイン時自体の値段は私が店で買ったより安いような。。。
まさか、ローテンブルクで3本もワインを買うことになるとは我ながらあきれたけれど、車だったからこそできた決断だったと思う。
それにしても、日本料理屋のマスターと言い、この英久子さんといい、異国で暮らす日本人は、同胞に親切だし、言葉が通じるから買い物もしやすいと実感。
彼らもきっと、日本語で話しをするのは楽しいのではないかな、と都合よく考えた。
最後に、城壁に上って街を眺め、夕方5時過ぎ、ローテンブルクを後にした。
2009年5月23日〔5〕
古城ホテル『ブルク ホルンベルク』
この旅のメインイベントの一つ、古城ホテルへの宿泊。これは、私がインターネットから予約し、その後、英語のメールやり取りを何回か交わし(英文は夫に書いてもらったりしたが)、宿泊と夕食の予約をしたので、かなり気合が入っていた。
ローテンブルクからハイデルベルクには古城街道と呼ばれる美しい道があるのだが、思ったより長い時間ローテンブルクで過ごしてしまったので、しばらく高速道路を行って時間を短縮し、途中から古城街道に入ることにした。
古城街道は、ドイツな南部を東西に走る街道で、その名の通り、道中にたくさん古城が見られる楽しい道である。
オートルート(高速道路)を外れて古城街道に入ってからは、ガイドブックをにらみながら「あれが城か?」「こっちは何だ?」などと外の景色と見比べながら進む。
城と言っても、ドイツの古城は武骨で実用本位なものが多く、居住用というより要塞と言った方がいい。
やがて、目指す古城ホテル&レストラン『ブルク ホルンベルク(HOTEL-RESTAURANT BURG HORNBERG)』が見えてきた。
葡萄畑に囲まれた険しい山道を登って城門をくぐると、たくさんの車が止まっていて、着飾った客が飛び出してきた。
後でわかったのだが、テラスレストランで結婚披露宴が行われていたのだ。是非見物したかったが、のぞきこむわけにもいかず、新郎新婦の姿は見られなかった。
ブルク ホルンベルクは、鉄腕ゲッツというドイツ史上では有名な騎士(ゲーテの詩に出てくるらしい)の居城で、石造りの山城である。
昼間は博物館として見学できるのだが、我々が着いた時間が遅かったため、博物館には入れなかった。城を取り囲む山に栽培された葡萄で自家製ワインも作っていて販売も行っているが、これも販売所が開店している時間と滞在時間が合わなかったため買えなかった。
城はいくつかのパーツに分かれていて、どこでチェックインしていいかわからずちょっと迷ったが、レストランの脇に立つ2階建ての建物が宿泊棟の一つで、私がメールを印刷した物を取り出すと、すぐにわかってくれて、すんなり2Fの部屋に通された。
妹夫婦はダブル(140€:朝食付)で私の部屋はシングル(78€:朝食付)。隣り合っていて、テラスは繋がっている。
しかし、シングル部屋はテラスへの出口が窓しかなく、実質外には出られない。
部屋は狭く(後で調べたところでは、ここは元羊飼い(?)の部屋を改装したものらしい)、お城らしい豪華さはないけれど、清潔で、必要なものはすべてそろっている。(4星クラス)
一見古風な造りながら、バスルームは近代的で、湯船にガラスの扉があるので、湯が飛び散る気遣いをしなくていいのも良い。
ホテルの入口(ホール)には鉄腕ゲッツを彷彿させる甲冑が置いてあり、雰囲気を出していた。
ローテンブルクからハイデルベルクには古城街道と呼ばれる美しい道があるのだが、思ったより長い時間ローテンブルクで過ごしてしまったので、しばらく高速道路を行って時間を短縮し、途中から古城街道に入ることにした。
古城街道は、ドイツな南部を東西に走る街道で、その名の通り、道中にたくさん古城が見られる楽しい道である。
オートルート(高速道路)を外れて古城街道に入ってからは、ガイドブックをにらみながら「あれが城か?」「こっちは何だ?」などと外の景色と見比べながら進む。
城と言っても、ドイツの古城は武骨で実用本位なものが多く、居住用というより要塞と言った方がいい。
やがて、目指す古城ホテル&レストラン『ブルク ホルンベルク(HOTEL-RESTAURANT BURG HORNBERG)』が見えてきた。
葡萄畑に囲まれた険しい山道を登って城門をくぐると、たくさんの車が止まっていて、着飾った客が飛び出してきた。
後でわかったのだが、テラスレストランで結婚披露宴が行われていたのだ。是非見物したかったが、のぞきこむわけにもいかず、新郎新婦の姿は見られなかった。
ブルク ホルンベルクは、鉄腕ゲッツというドイツ史上では有名な騎士(ゲーテの詩に出てくるらしい)の居城で、石造りの山城である。
昼間は博物館として見学できるのだが、我々が着いた時間が遅かったため、博物館には入れなかった。城を取り囲む山に栽培された葡萄で自家製ワインも作っていて販売も行っているが、これも販売所が開店している時間と滞在時間が合わなかったため買えなかった。
城はいくつかのパーツに分かれていて、どこでチェックインしていいかわからずちょっと迷ったが、レストランの脇に立つ2階建ての建物が宿泊棟の一つで、私がメールを印刷した物を取り出すと、すぐにわかってくれて、すんなり2Fの部屋に通された。
妹夫婦はダブル(140€:朝食付)で私の部屋はシングル(78€:朝食付)。隣り合っていて、テラスは繋がっている。
しかし、シングル部屋はテラスへの出口が窓しかなく、実質外には出られない。
部屋は狭く(後で調べたところでは、ここは元羊飼い(?)の部屋を改装したものらしい)、お城らしい豪華さはないけれど、清潔で、必要なものはすべてそろっている。(4星クラス)
一見古風な造りながら、バスルームは近代的で、湯船にガラスの扉があるので、湯が飛び散る気遣いをしなくていいのも良い。
ホテルの入口(ホール)には鉄腕ゲッツを彷彿させる甲冑が置いてあり、雰囲気を出していた。
2009年5月23日〔6〕
古城ホテルのディナー
夜8時。ディナーの予約時間である。ホテルに着いたのが7時ごろだったためあわただしかったが、一応、少しおしゃれな服装に着替え、いざ出陣。
ちょっと間違えて、裏口みたいなところから入ってしまったが、すぐに窓際の席に案内された。
窓はネッカー川を臨む位置にあり、お城は山の上だから景色が最高に美しい。
ゆるやかに蛇行する川と、赤い屋根の街並がだんだん暮れていく空の下に見下ろされる。
テーブルの上にはバラの花が一輪飾られている。我々のほかには、アメリカ人らしき家族連れが食事していた。
まずは、飲み物をということで、T君はビールを頼み、そのほかに、自家畑製のリースリングの白ワインを一本注文した。残念ながらボトルの写真をとり損ねたので名前も覚えていないが、爽やかで飲みやすいワインだった。
突き出しにはおしゃれな野菜のムース。これが上品でとてもおいしかったので、一気に料理への期待が高まる。
料理は、コースだと食べきれなくなる可能性があるので、アラカルトで4品頼むことにした。英語とドイツ語のメニューを見比べながら、ひとしきり悩み。。。
「グリーンサラダ」「マグロのカルパッチョ」「ラム肉ステーキ、バジルソースがけ」「豚肉のきのこソースがけ(?)」(メニューはうろ覚え)を頼んだ。
料理がなかなか出てこないので「もしや、4皿一緒に出そうとしてくれているのでは。。。」と懸念していたら、案の定、一気に4皿持ってこられました。
こちらとしては、最初にサラダ→カルパッチョ→肉という感じで順番に出してもらいたかったのだけど、多分、ドイツ人の感覚は、一人一皿完食だから、ちびちび料理をシェアしたい日本人の意図は伝わらないらしい。。。
しかし、そんな不満もふっとぶほど、この料理は全部おいしかった。サラダは「大根?」と思うようなものが使われた「わさびソース仕立て」?と思われ、とてもさっぱりとしていて、それでいて味もしっかりしている。
カルパッチョに添えられたエビがまたおいしい。
ラム肉も豚肉も柔らかく、ソースはどれもさっぱり系で少しも胃にもたれない。
豚肉の付け合せのポテトもおいしかった。
ドイツ料理のヘビーで単調な味に辟易して警戒していたT君も大絶賛。量も多すぎず少なすぎず、メニューの選択もうまく行ったと自画自賛。
食べている途中で、当主である男爵が現れ、それぞれのテーブルにご挨拶。30代か40代と思われる品のよい男性で、にこやかに挨拶していただいたが、うまく返事が返せないのが残念。
でも、古城ホテルの雰囲気を満喫できる出来事でした。
最後にコーヒーを頼むと、銀の飾り皿に載った見た目ボーロのようなお菓子が一緒に供されたが、お酒の香りがよく効いた大人のお菓子で、コーヒーにもとてもよく合いました。
大満足して3人で100€。すごくお得で、とてもお薦めのレストランでした。
ちょっと間違えて、裏口みたいなところから入ってしまったが、すぐに窓際の席に案内された。
窓はネッカー川を臨む位置にあり、お城は山の上だから景色が最高に美しい。
ゆるやかに蛇行する川と、赤い屋根の街並がだんだん暮れていく空の下に見下ろされる。
テーブルの上にはバラの花が一輪飾られている。我々のほかには、アメリカ人らしき家族連れが食事していた。
まずは、飲み物をということで、T君はビールを頼み、そのほかに、自家畑製のリースリングの白ワインを一本注文した。残念ながらボトルの写真をとり損ねたので名前も覚えていないが、爽やかで飲みやすいワインだった。
突き出しにはおしゃれな野菜のムース。これが上品でとてもおいしかったので、一気に料理への期待が高まる。
料理は、コースだと食べきれなくなる可能性があるので、アラカルトで4品頼むことにした。英語とドイツ語のメニューを見比べながら、ひとしきり悩み。。。
「グリーンサラダ」「マグロのカルパッチョ」「ラム肉ステーキ、バジルソースがけ」「豚肉のきのこソースがけ(?)」(メニューはうろ覚え)を頼んだ。
料理がなかなか出てこないので「もしや、4皿一緒に出そうとしてくれているのでは。。。」と懸念していたら、案の定、一気に4皿持ってこられました。
こちらとしては、最初にサラダ→カルパッチョ→肉という感じで順番に出してもらいたかったのだけど、多分、ドイツ人の感覚は、一人一皿完食だから、ちびちび料理をシェアしたい日本人の意図は伝わらないらしい。。。
しかし、そんな不満もふっとぶほど、この料理は全部おいしかった。サラダは「大根?」と思うようなものが使われた「わさびソース仕立て」?と思われ、とてもさっぱりとしていて、それでいて味もしっかりしている。
カルパッチョに添えられたエビがまたおいしい。
ラム肉も豚肉も柔らかく、ソースはどれもさっぱり系で少しも胃にもたれない。
豚肉の付け合せのポテトもおいしかった。
ドイツ料理のヘビーで単調な味に辟易して警戒していたT君も大絶賛。量も多すぎず少なすぎず、メニューの選択もうまく行ったと自画自賛。
食べている途中で、当主である男爵が現れ、それぞれのテーブルにご挨拶。30代か40代と思われる品のよい男性で、にこやかに挨拶していただいたが、うまく返事が返せないのが残念。
でも、古城ホテルの雰囲気を満喫できる出来事でした。
最後にコーヒーを頼むと、銀の飾り皿に載った見た目ボーロのようなお菓子が一緒に供されたが、お酒の香りがよく効いた大人のお菓子で、コーヒーにもとてもよく合いました。
大満足して3人で100€。すごくお得で、とてもお薦めのレストランでした。
2009年5月24日〔1〕
古城街道からハイデルベルクへ
5/24(日)
ブルクホルンべルク城の朝も明け、昨夜のレストランにてビュッフェ形式の朝食を食べた。パンの種類や料理もいろいろあり、何より山の上の空気のおいしさと、朝の湿り気を帯びたネッカー川の景色も美しく、大変満足して古城ホテルを後にした。
さて、ここからハイデルベルクまでの1時間弱は、ネッカー河畔に古城が数多く見られ古城街道ハイライトである。(私見)
片側が山、片側が川という光景は、赤い屋根の民家や沿道を走る本格的な自転車レーサー(?)さえ見なければ、日本の田舎の山道を走っているような感覚になる。なんとも懐かしく美しい景色なのだ。
ブルクホルンべルク城から一番近い古城は、やはりホテルとして経営されている「ヒルシュホルン城」。
最初はこのホテルに泊まることを目論んでいたのだが、お城の方に部屋が取れず、別館の方しか空いていなかったので断念したのだ。
ここも、ネッカー川の眺めとレストランの評価が高い。幽霊伝説のあるお城です。
更に行くと、古城が三連続で現れる地点に到達。どれも廃墟で、山の中腹や山上に建っている。
はっきり言って、お城というより塔とか、砦という感じだけど、こんなものがポコポコ建っているというのがおもしろい。
そのうちの一つは、上に登ることができるようで、人の頭がのぞいていたが、時間も体力もない我々は、それを下から眺めるだけで通過。
やがて、古城街道の終着点(出発点)ハイデルベルクが見えてきた。
思わず「きれい!」と声をあげてしまうような光景が、川の向こうに広がっている。
ハイデルベルクは大学と観光の街である。
ブルクホルンべルク城の朝も明け、昨夜のレストランにてビュッフェ形式の朝食を食べた。パンの種類や料理もいろいろあり、何より山の上の空気のおいしさと、朝の湿り気を帯びたネッカー川の景色も美しく、大変満足して古城ホテルを後にした。
さて、ここからハイデルベルクまでの1時間弱は、ネッカー河畔に古城が数多く見られ古城街道ハイライトである。(私見)
片側が山、片側が川という光景は、赤い屋根の民家や沿道を走る本格的な自転車レーサー(?)さえ見なければ、日本の田舎の山道を走っているような感覚になる。なんとも懐かしく美しい景色なのだ。
ブルクホルンべルク城から一番近い古城は、やはりホテルとして経営されている「ヒルシュホルン城」。
最初はこのホテルに泊まることを目論んでいたのだが、お城の方に部屋が取れず、別館の方しか空いていなかったので断念したのだ。
ここも、ネッカー川の眺めとレストランの評価が高い。幽霊伝説のあるお城です。
更に行くと、古城が三連続で現れる地点に到達。どれも廃墟で、山の中腹や山上に建っている。
はっきり言って、お城というより塔とか、砦という感じだけど、こんなものがポコポコ建っているというのがおもしろい。
そのうちの一つは、上に登ることができるようで、人の頭がのぞいていたが、時間も体力もない我々は、それを下から眺めるだけで通過。
やがて、古城街道の終着点(出発点)ハイデルベルクが見えてきた。
思わず「きれい!」と声をあげてしまうような光景が、川の向こうに広がっている。
ハイデルベルクは大学と観光の街である。
2009年5月24日〔2〕
ハイデルベルク城観光
まずは、ハイデルベルク城から、ということで、お城近くの立体駐車場に車を止めた。
ハイデルベルク城は、市街とネッカー川を見下ろす小高い山の上に建っていて、我々が車から降りた場所あたりから、城へと続く石段が延びている。
ハイデルベルク城は、プファルツ選帝侯の宮殿で、1689年ルイ14世に仕掛けられたプファルツ継承戦争で痛手を蒙って以来廃墟となっている。
長い坂道を登りながら振り向くと、ネッカー川を望む美しい景色が見える。まだ朝一番で元気もあったので、写真を撮りつつ気持ちよく登っていく。
テラスに入る手前にチケット売場がある。店員(?)は若い東洋人の男女で、そのほかにもここの従業員は若者が多く、大学生のアルバイトなのかな?と思われる。
最上段のテラスの上はまた絶景。せっせと記念撮影をして、城内へ。しばらくぐるぐる歩いてから、正門は反対側にあることを発見。そちら側にはケーブルカーの駅があるのだ。後で、駐車場に戻ったら、我々が出た口の反対側にケーブルカーの麓駅が。。。
絶景を堪能できたからいいんだけどね。
たくさんの建物があるが、どこが見学できるのかよくわからない。とりあえず、ピンク色の大理石が美しいフリードリヒ館を記念撮影。
屋敷の中に入るにはガイドツアーに参加する必要があるのだが、開始が11:15~と遅いので、自力で入れるところだけを見ることに。
まずはドイツ薬事博物館へ。古い薬瓶や薬の製法などが展示されていたような…残念ながら記憶はおぼろ。部屋から部屋へ移動しながら、多少城内の雰囲気を味わえる。
フリードリヒ館の横から地下に入ると、ハイデルベルクの大樽がある。年貢で徴収したワインを集めるために作られたらしい。まず目についた大樽を「これか」と撮影したら勘違い。半地下?になったような空間に巨大なやつが鎮座してます。
広い地下空間にはカウンターバーがあって、有料ながらワインの試飲ができるのでチャレンジしましたが。ま、買って帰るほどではなかった。
こうして、無料で見られそうなところだけのぞいて、ハイデルベルク城観光は終了(というか、詳細をもう覚えていない)。
続いて、ハイデルベルクの街を見学することにした。
ハイデルベルク城は、市街とネッカー川を見下ろす小高い山の上に建っていて、我々が車から降りた場所あたりから、城へと続く石段が延びている。
ハイデルベルク城は、プファルツ選帝侯の宮殿で、1689年ルイ14世に仕掛けられたプファルツ継承戦争で痛手を蒙って以来廃墟となっている。
長い坂道を登りながら振り向くと、ネッカー川を望む美しい景色が見える。まだ朝一番で元気もあったので、写真を撮りつつ気持ちよく登っていく。
テラスに入る手前にチケット売場がある。店員(?)は若い東洋人の男女で、そのほかにもここの従業員は若者が多く、大学生のアルバイトなのかな?と思われる。
最上段のテラスの上はまた絶景。せっせと記念撮影をして、城内へ。しばらくぐるぐる歩いてから、正門は反対側にあることを発見。そちら側にはケーブルカーの駅があるのだ。後で、駐車場に戻ったら、我々が出た口の反対側にケーブルカーの麓駅が。。。
絶景を堪能できたからいいんだけどね。
たくさんの建物があるが、どこが見学できるのかよくわからない。とりあえず、ピンク色の大理石が美しいフリードリヒ館を記念撮影。
屋敷の中に入るにはガイドツアーに参加する必要があるのだが、開始が11:15~と遅いので、自力で入れるところだけを見ることに。
まずはドイツ薬事博物館へ。古い薬瓶や薬の製法などが展示されていたような…残念ながら記憶はおぼろ。部屋から部屋へ移動しながら、多少城内の雰囲気を味わえる。
フリードリヒ館の横から地下に入ると、ハイデルベルクの大樽がある。年貢で徴収したワインを集めるために作られたらしい。まず目についた大樽を「これか」と撮影したら勘違い。半地下?になったような空間に巨大なやつが鎮座してます。
広い地下空間にはカウンターバーがあって、有料ながらワインの試飲ができるのでチャレンジしましたが。ま、買って帰るほどではなかった。
こうして、無料で見られそうなところだけのぞいて、ハイデルベルク城観光は終了(というか、詳細をもう覚えていない)。
続いて、ハイデルベルクの街を見学することにした。
2009年5月24日〔3〕
ハイデルベルク観光2
ハイデルベルクのもう一つの目玉と言えば「大学」だが、昔の落書きでいっぱいの学生牢とか見てもドイツ語が読めない私には面白そうじゃないし、そもそも、日曜日は大学はお休み。
しかも、特にキャンパスとして区切られているわけでもないので、どこからどこまでが大学なのかよくわからない。
大学図書館にあるはずの『マネッセ写本』はちょっと見たかったけど、とりあえず、大学図書館の外観の写真を撮って、ハイデルベルク大学は終了。
今考えれば『プファルツ選帝侯博物館』(リーメンシュナイダーの祭壇画があるらしい)等に行けばよかったなあと思うが、既にお腹が空いていたからか、観光としては、この後『カール・テオドール橋』に行っただけ。
カール・テオドール橋は、ハイデルベルク城からよく見える石造の橋で、城壁の一部でもあったという堅固で美しい橋である。
晴天の日曜日で、観光客がたくさんいた。ハイデルベルク城や、美しい街を背景に記念撮影。
さて、昼食。自然食品の店というような看板が出ているレストランに入ってみる。妹は「タコス」、T君は「ハンバーガー」、私は本日のランチメニューである「ペンネアラビアータ」を頼んだ。
昨日から、適度でおいしい食事にありついていた我々は、ドイツの食事情をちょっと忘れていた。
そして、運ばれてきたタコスを見て「しまった。ここはドイツだった!!」と思い知るのである。
タコスの皮から盛大にはみ出した豪快なソーセージの量。T君が「うっかりしていた。2人で一つでよかったね。」と反省の弁。
私のペンネもどんぶりみたいな器にいっぱいに盛られている。同じ味だから飽きる、飽きる。がんばったけど、とても食べきれなかった。
しかも、特にキャンパスとして区切られているわけでもないので、どこからどこまでが大学なのかよくわからない。
大学図書館にあるはずの『マネッセ写本』はちょっと見たかったけど、とりあえず、大学図書館の外観の写真を撮って、ハイデルベルク大学は終了。
今考えれば『プファルツ選帝侯博物館』(リーメンシュナイダーの祭壇画があるらしい)等に行けばよかったなあと思うが、既にお腹が空いていたからか、観光としては、この後『カール・テオドール橋』に行っただけ。
カール・テオドール橋は、ハイデルベルク城からよく見える石造の橋で、城壁の一部でもあったという堅固で美しい橋である。
晴天の日曜日で、観光客がたくさんいた。ハイデルベルク城や、美しい街を背景に記念撮影。
さて、昼食。自然食品の店というような看板が出ているレストランに入ってみる。妹は「タコス」、T君は「ハンバーガー」、私は本日のランチメニューである「ペンネアラビアータ」を頼んだ。
昨日から、適度でおいしい食事にありついていた我々は、ドイツの食事情をちょっと忘れていた。
そして、運ばれてきたタコスを見て「しまった。ここはドイツだった!!」と思い知るのである。
タコスの皮から盛大にはみ出した豪快なソーセージの量。T君が「うっかりしていた。2人で一つでよかったね。」と反省の弁。
私のペンネもどんぶりみたいな器にいっぱいに盛られている。同じ味だから飽きる、飽きる。がんばったけど、とても食べきれなかった。
2009年5月24日〔4〕
リューデスハイムへの道
ハイデルベルグを出ると、デュッセルドルフに向かって北に進路を取った。途中で、ライン下りとワインで有名な街リューデスハイムに寄って、更にワインを購入する予定である。
ナビにリューデスハイムと設定し、アウトバーンを快調に進んでいたが、目的地近くになって、急に道路工事が!!
どういうわけか、車線が完全に分離されていて、センター寄りに走っていた我々の車は、出口方面の車線に全然近寄れない!!
なぜ、こんな重要なことを事前にお知らせしてくれないのか?いや、もしかしてお知らせがあったのかもしれないが、全然気づかなかった。
まさか、このまま??と思う間もなく、リューデスハイムの出口は後方へ。ナビは「次の出口で降りてUターンしろ」と命令してくるけれど、この道路工事規制はなかなか終わる気配がなく(日曜日だからか工事はまったくされていないにも関わらず)、次の出口もまた素通り。
ナビは、ちっとも命令を聞かない(というか、聞けない)我々に諦めたらしく、Uターン指示をやめ、新たなルートを検索しだした。
ようやく車線規制が終わり、最寄の出口からアウトバーンを降りて、ナビの新たな指令に従って何の目印もない道をたどっていると、突然、ナビが「目的地付近につきました」と言いだした。
ところが、どう見てもそこはリューデスハイムじゃない。そもそもライン川が少しも見えない。あまりにも命令を無視したためにナビに臍を曲げられたのか?
何はともあれ、改めて、もっと具体的な場所「リューデスハイムのワイン博物館」を指定して再出発。
しばらくして、ライン川が見えてきた。目的地に近づいてほっとしていると、ナビがまたまた新たな指示を出してきた。「ターン ライト。アンド テイク ア フェリー。」
え??フェリー??と思いつつ右に曲がると、正にそこはフェリー乗り場。既に接岸しているフェリーの上で、おじさんが「入れ、入れ」と誘導をしている。
事態がよく飲み込めないので、とりあえず路肩に車を止め、妹が誘導しているおじさんに料金等を聞きに行くことにした。
後でわかったことだが、ライン下りの目玉地点であるこのあたりには、ライン川を渡る橋はないのである。その代わり、フェリーはほぼ5分おきに車と人を積んで運航している。料金は、車+運転手が3.5€。同乗者一人追加毎に+1€である。
我々の車が乗り込んで、間もなくフェリーは動き出した。車から降りて、あまりの展開に驚きまくっている私と妹を見て、ドイツ人のおじさんが笑っていた。
ナビにリューデスハイムと設定し、アウトバーンを快調に進んでいたが、目的地近くになって、急に道路工事が!!
どういうわけか、車線が完全に分離されていて、センター寄りに走っていた我々の車は、出口方面の車線に全然近寄れない!!
なぜ、こんな重要なことを事前にお知らせしてくれないのか?いや、もしかしてお知らせがあったのかもしれないが、全然気づかなかった。
まさか、このまま??と思う間もなく、リューデスハイムの出口は後方へ。ナビは「次の出口で降りてUターンしろ」と命令してくるけれど、この道路工事規制はなかなか終わる気配がなく(日曜日だからか工事はまったくされていないにも関わらず)、次の出口もまた素通り。
ナビは、ちっとも命令を聞かない(というか、聞けない)我々に諦めたらしく、Uターン指示をやめ、新たなルートを検索しだした。
ようやく車線規制が終わり、最寄の出口からアウトバーンを降りて、ナビの新たな指令に従って何の目印もない道をたどっていると、突然、ナビが「目的地付近につきました」と言いだした。
ところが、どう見てもそこはリューデスハイムじゃない。そもそもライン川が少しも見えない。あまりにも命令を無視したためにナビに臍を曲げられたのか?
何はともあれ、改めて、もっと具体的な場所「リューデスハイムのワイン博物館」を指定して再出発。
しばらくして、ライン川が見えてきた。目的地に近づいてほっとしていると、ナビがまたまた新たな指示を出してきた。「ターン ライト。アンド テイク ア フェリー。」
え??フェリー??と思いつつ右に曲がると、正にそこはフェリー乗り場。既に接岸しているフェリーの上で、おじさんが「入れ、入れ」と誘導をしている。
事態がよく飲み込めないので、とりあえず路肩に車を止め、妹が誘導しているおじさんに料金等を聞きに行くことにした。
後でわかったことだが、ライン下りの目玉地点であるこのあたりには、ライン川を渡る橋はないのである。その代わり、フェリーはほぼ5分おきに車と人を積んで運航している。料金は、車+運転手が3.5€。同乗者一人追加毎に+1€である。
我々の車が乗り込んで、間もなくフェリーは動き出した。車から降りて、あまりの展開に驚きまくっている私と妹を見て、ドイツ人のおじさんが笑っていた。
2009年5月24日〔5〕
リューデスハイム
フェリーが対岸に着き、ようやくリューデスハイムに到着。とりあえず、ナビに導かれてワイン博物館前まで来たものの、予想以上に時間がかかってしまったので、ワイン博物館はパスすることにした。(確か、入場料も結構高かったので。)
少し街外れの方に空いている駐車場を見つけて、いざ散策。
ガイドブックによれば、リューデスハイムはラインガウ地方有数のワインの街ってことで、確かに街の周りはワイン畑に囲まれている。私のイメージは、ワイン生産を行っている農家の直売所が並んでいる街だったのだが。。。
ライン川沿いの道路には、カフェやレストラン、土産物屋が立ち並び、暑い日差しの中、Tシャツ・短パン・サンダル姿のリゾート風観光客がぞろぞろ。
ワイン直売所らしきものは全く見当たらず、変なたとえだが、夏の湘南みたいな雰囲気(湘南のことも良く知らないけど。)。
「あれれ??何だか思っていた感じと違うね」と言いつつ、ともかく、ワイン居酒屋が立ち並ぶ通りとして有名な『つぐみ横丁』を目指す。
途中、ライン川沿いの道から内側に入ってみたが、特に見どころらしきものは見つからず。ひたすら、つぐみ横丁に向かってみた。
ようやくたどり着いたつぐみ横丁。
確かに、極細い坂道の両側に居酒屋(レストラン)が軒を連ねている。時間が時間だけに、飲み食いしている人は少ない。
通り沿いにワインを売っている店も多少あるが、小さな店が多く、品数も少ないし、なんだかボラレそうな雰囲気満載で、結局何も買わなかった。
つぐみ横丁を上がりきると、ニーダーヴァルト記念碑に上がるゴンドラリフト谷駅がある。ニーダーヴァルト記念碑というのは、1871年のドイツ帝国統一を記念して建てられた女神ゲルマニアの像で、ワイン畑に彩られた丘の上に鎮座している。
このゴンドラも大盛況で、駅の周りには人が溢れかえっていた。
とにかく暑かったので、駅の近くのアイスクリーム屋でレモンシャーベットアイスを買って、駅の前の石段に腰掛けて食べた。
ついでに、駅のトイレに行ったのだが、コインを入れるとドアが開く方式のトイレで、しかも使えるコインが0.1だったか、0.2だったか忘れたが、一種類しかない。残念ながら一人分しか小銭がなく、両替してくれるような親切な機械もなかったので、仕方なく、一人が入った後に、ドアが完全に閉まらないようにもう一人がドアの前に立って押えておくという裏業で何とか済ませることにf(^^;。
でも、そういう人は我々だけではなかったようで、何人か不自然にドアの前に立っている人がいました。
ニーダーヴァルト記念碑に行ってみようということを考えることもなく、「リューデスハイムって、こういう所だったのか」という感想だけ持って、リューデスハイム観光終了。
ナビを改めて妹達の自宅(デュッセルドルフ)にセットし、「またテイク ア フェリーって言われたりして。」「でも、デュッセルドルフはライン川の同じ側だから、そのまま真っ直ぐ行けばいいんじゃないの?」などと話しながら、車を発進させた。
ところが、またしてもナビ様は「ターン レフト アンド テイク ア フェリー」と指示してきた。一瞬無視したT君だが、どうやら、ライン川のこちら側を走っているとアウトバーンに乗れないらしいと知り、結局またフェリーに乗ることに。
アウトバーンでは、いつライン川を再び越えたのかわからないままに、この日の夜7時過ぎに、デュッセルドルフにたどり着いたのであった。
少し街外れの方に空いている駐車場を見つけて、いざ散策。
ガイドブックによれば、リューデスハイムはラインガウ地方有数のワインの街ってことで、確かに街の周りはワイン畑に囲まれている。私のイメージは、ワイン生産を行っている農家の直売所が並んでいる街だったのだが。。。
ライン川沿いの道路には、カフェやレストラン、土産物屋が立ち並び、暑い日差しの中、Tシャツ・短パン・サンダル姿のリゾート風観光客がぞろぞろ。
ワイン直売所らしきものは全く見当たらず、変なたとえだが、夏の湘南みたいな雰囲気(湘南のことも良く知らないけど。)。
「あれれ??何だか思っていた感じと違うね」と言いつつ、ともかく、ワイン居酒屋が立ち並ぶ通りとして有名な『つぐみ横丁』を目指す。
途中、ライン川沿いの道から内側に入ってみたが、特に見どころらしきものは見つからず。ひたすら、つぐみ横丁に向かってみた。
ようやくたどり着いたつぐみ横丁。
確かに、極細い坂道の両側に居酒屋(レストラン)が軒を連ねている。時間が時間だけに、飲み食いしている人は少ない。
通り沿いにワインを売っている店も多少あるが、小さな店が多く、品数も少ないし、なんだかボラレそうな雰囲気満載で、結局何も買わなかった。
つぐみ横丁を上がりきると、ニーダーヴァルト記念碑に上がるゴンドラリフト谷駅がある。ニーダーヴァルト記念碑というのは、1871年のドイツ帝国統一を記念して建てられた女神ゲルマニアの像で、ワイン畑に彩られた丘の上に鎮座している。
このゴンドラも大盛況で、駅の周りには人が溢れかえっていた。
とにかく暑かったので、駅の近くのアイスクリーム屋でレモンシャーベットアイスを買って、駅の前の石段に腰掛けて食べた。
ついでに、駅のトイレに行ったのだが、コインを入れるとドアが開く方式のトイレで、しかも使えるコインが0.1だったか、0.2だったか忘れたが、一種類しかない。残念ながら一人分しか小銭がなく、両替してくれるような親切な機械もなかったので、仕方なく、一人が入った後に、ドアが完全に閉まらないようにもう一人がドアの前に立って押えておくという裏業で何とか済ませることにf(^^;。
でも、そういう人は我々だけではなかったようで、何人か不自然にドアの前に立っている人がいました。
ニーダーヴァルト記念碑に行ってみようということを考えることもなく、「リューデスハイムって、こういう所だったのか」という感想だけ持って、リューデスハイム観光終了。
ナビを改めて妹達の自宅(デュッセルドルフ)にセットし、「またテイク ア フェリーって言われたりして。」「でも、デュッセルドルフはライン川の同じ側だから、そのまま真っ直ぐ行けばいいんじゃないの?」などと話しながら、車を発進させた。
ところが、またしてもナビ様は「ターン レフト アンド テイク ア フェリー」と指示してきた。一瞬無視したT君だが、どうやら、ライン川のこちら側を走っているとアウトバーンに乗れないらしいと知り、結局またフェリーに乗ることに。
アウトバーンでは、いつライン川を再び越えたのかわからないままに、この日の夜7時過ぎに、デュッセルドルフにたどり着いたのであった。
2009年5月25日〔1〕
アーヘンでイタリアンランチ
5/25(月)
前日の疲れを癒すべく、少しお寝坊して起床。前日までの旅行で使用した服を洗濯したり、翌日から行くベルギー1泊旅行のためにブリュッセルのホテルを予約したりしてから、11時ごろ家を出た。
この日は、デュッセルドルフから電車で1時間半の古都アーヘン(Aachen)に行く予定である。
アーヘンは、私が今回一番行きたかった場所で、ここにあるアーヘン大聖堂は、フランク王国を建国したカール大帝が建設し埋葬されている。神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式は、長い間ここで行われ、ドイツで最初にユネスコの世界遺産に登録された。
もう一つの目的は、アーヘンの駅前にあるというイタリア料理屋。夫から「アーヘンにおいしいイタリア料理の店があった」と、教わった店である。
妹が用意してくれた州内パス(?)のような切符で、アーヘンに昼過ぎに到着。
まずは、目指すイタリア料理店でランチである。
目的の店『SALVATORE(サルバトーレ)』は、駅前広場に面していて、PIZZERIAとRestrauntに分かれている。
我々の胃の要領を考えれば、PIZZERIAで充分だったのだが、せっかくだから。。。と、レストランを選択。
白いテーブルクロスに薔薇が飾られた優雅な店内に入ると、正装した家族(子供2人)が一組お食事中。
いかにもイタリア系という感じの小柄で陽気そうなおじさんが現れ、ドイツ語でお薦めメニューについてまくし立てられた。
何かいろいろ説明されたのだが、早口で妹もついていけず、ともかく「今日のランチメニュー:17€」を頼んでみた。
まずは、前菜盛り合わせ(アンティ・パスタ・ミスト)か、今が旬のアスパラガスのスープを選ぶ。両方食べてみたいから、それぞれ一つずつ注文した。
メインはローストビーフ。ビールを頼んだら、突き出しにブルスケッタが出てきた。
そして、ここでも私達は失敗した。
最初に出てきた前菜盛合わせもスープも・・・「でかっ!!」
おじさんが、さっき沢山説明してくれていたのが、どうやらこの盛り合わせの内容だったみたい。
この時点で、かなり不安になったのだが。。。
メインが来て、その不安は的中。
私のイメージしたローストビーフの5倍くらいの厚さの肉がゴロゴロと野菜の上にのっている。。。
味はとてもおいしかったのだが、とにかく、量が多くて、最近めっきり胃弱な私には厳しかった。
妹と2人でがんばったけど、半分以上残してしまった。
これなら、2人でアンティパスタミスト一皿と、パスタか何か一皿取れば充分であった。
おいしいのに堪能できない。今に始まったことではないが、こんな時だけは、ドイツ人並みの胃袋が欲しい。
前日の疲れを癒すべく、少しお寝坊して起床。前日までの旅行で使用した服を洗濯したり、翌日から行くベルギー1泊旅行のためにブリュッセルのホテルを予約したりしてから、11時ごろ家を出た。
この日は、デュッセルドルフから電車で1時間半の古都アーヘン(Aachen)に行く予定である。
アーヘンは、私が今回一番行きたかった場所で、ここにあるアーヘン大聖堂は、フランク王国を建国したカール大帝が建設し埋葬されている。神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式は、長い間ここで行われ、ドイツで最初にユネスコの世界遺産に登録された。
もう一つの目的は、アーヘンの駅前にあるというイタリア料理屋。夫から「アーヘンにおいしいイタリア料理の店があった」と、教わった店である。
妹が用意してくれた州内パス(?)のような切符で、アーヘンに昼過ぎに到着。
まずは、目指すイタリア料理店でランチである。
目的の店『SALVATORE(サルバトーレ)』は、駅前広場に面していて、PIZZERIAとRestrauntに分かれている。
我々の胃の要領を考えれば、PIZZERIAで充分だったのだが、せっかくだから。。。と、レストランを選択。
白いテーブルクロスに薔薇が飾られた優雅な店内に入ると、正装した家族(子供2人)が一組お食事中。
いかにもイタリア系という感じの小柄で陽気そうなおじさんが現れ、ドイツ語でお薦めメニューについてまくし立てられた。
何かいろいろ説明されたのだが、早口で妹もついていけず、ともかく「今日のランチメニュー:17€」を頼んでみた。
まずは、前菜盛り合わせ(アンティ・パスタ・ミスト)か、今が旬のアスパラガスのスープを選ぶ。両方食べてみたいから、それぞれ一つずつ注文した。
メインはローストビーフ。ビールを頼んだら、突き出しにブルスケッタが出てきた。
そして、ここでも私達は失敗した。
最初に出てきた前菜盛合わせもスープも・・・「でかっ!!」
おじさんが、さっき沢山説明してくれていたのが、どうやらこの盛り合わせの内容だったみたい。
この時点で、かなり不安になったのだが。。。
メインが来て、その不安は的中。
私のイメージしたローストビーフの5倍くらいの厚さの肉がゴロゴロと野菜の上にのっている。。。
味はとてもおいしかったのだが、とにかく、量が多くて、最近めっきり胃弱な私には厳しかった。
妹と2人でがんばったけど、半分以上残してしまった。
これなら、2人でアンティパスタミスト一皿と、パスタか何か一皿取れば充分であった。
おいしいのに堪能できない。今に始まったことではないが、こんな時だけは、ドイツ人並みの胃袋が欲しい。
2009年5月25日〔2〕
アーヘン大聖堂
アーヘン大聖堂は、駅から歩いて15分ほどの旧市街にある。カール大帝(起源800年頃)から造営され、完成は1400年頃。いろんな様式が混じっているらしい。
ケルン大聖堂などに比べると、あまり大きくはないけれど、カール大帝由来の八角堂と丸屋根が特徴的な建物である。
一番行きたかったと言いながらも、ほとんど下調べもしていなかったので、聖堂の中に入って驚いた。
青を基調としたステンドグラスもさることながら、天井を飾るモザイク飾りの素晴らしいこと!!これも青を基調として、金銀の線で様々な模様が描かれている。この天井だけでも見る価値ありです。
更に、この聖堂の中は、お宝のオンパレード。
中央に位置する祭壇は、カロリング時代のもので、パラドーロと呼ばれる黄金の祭壇飾り。
右手の壁の少し上に方には、ハインリヒ2世の説教壇というものがあり、これも金ぴか(銅に金メッキ)で貴石の飾りがついている。
後陣には、カール大帝の遺骨が納められた聖遺物箱というこれまた金ピカの小さい家のようなものもあり、
天井にはフリードリヒ赤ひげ王が寄進したというシャンデリアが吊られている。
石造りのカール大帝の玉座(これはシンプル)や、彩色のほどこされた美しいマリア像など、まるで博物館のような大聖堂なのだ。
しかも、このほかにも宝物館があり、更なるお宝があるはず。。。なのだが。。。
どういうわけか、宝物館の入口が見当たらない。ぐるぐる聖堂の周りを巡り、何度か中に入って確かめて、ついに、月曜日は13:00で閉館ということがわかった。
ということは、サルバトーレでお昼を食べ始めた頃にはもう閉まっていたというわけで、やっぱりもう少し下調べをしないといけないな、と、反省した。
入口付近にあるスーベニアショップで、アーヘン大聖堂の組立紙模型が売られていたので、コレクターとみさんのために購入。
早速とみさんが作ってくれた完成写真はこちら。
本当は中が素晴らしいので、外観しか模されないのは惜しいけれども、街中にあって、全体像がわかりにくいので、紙模型で全体像を見るのはいいかもしれない。
ケルン大聖堂などに比べると、あまり大きくはないけれど、カール大帝由来の八角堂と丸屋根が特徴的な建物である。
一番行きたかったと言いながらも、ほとんど下調べもしていなかったので、聖堂の中に入って驚いた。
青を基調としたステンドグラスもさることながら、天井を飾るモザイク飾りの素晴らしいこと!!これも青を基調として、金銀の線で様々な模様が描かれている。この天井だけでも見る価値ありです。
更に、この聖堂の中は、お宝のオンパレード。
中央に位置する祭壇は、カロリング時代のもので、パラドーロと呼ばれる黄金の祭壇飾り。
右手の壁の少し上に方には、ハインリヒ2世の説教壇というものがあり、これも金ぴか(銅に金メッキ)で貴石の飾りがついている。
後陣には、カール大帝の遺骨が納められた聖遺物箱というこれまた金ピカの小さい家のようなものもあり、
天井にはフリードリヒ赤ひげ王が寄進したというシャンデリアが吊られている。
石造りのカール大帝の玉座(これはシンプル)や、彩色のほどこされた美しいマリア像など、まるで博物館のような大聖堂なのだ。
しかも、このほかにも宝物館があり、更なるお宝があるはず。。。なのだが。。。
どういうわけか、宝物館の入口が見当たらない。ぐるぐる聖堂の周りを巡り、何度か中に入って確かめて、ついに、月曜日は13:00で閉館ということがわかった。
ということは、サルバトーレでお昼を食べ始めた頃にはもう閉まっていたというわけで、やっぱりもう少し下調べをしないといけないな、と、反省した。
入口付近にあるスーベニアショップで、アーヘン大聖堂の組立紙模型が売られていたので、コレクターとみさんのために購入。
早速とみさんが作ってくれた完成写真はこちら。
本当は中が素晴らしいので、外観しか模されないのは惜しいけれども、街中にあって、全体像がわかりにくいので、紙模型で全体像を見るのはいいかもしれない。
2009年5月25日〔3〕
アーヘンのカフェ
大聖堂を出る頃から雨が降り出した。
トイレにも行きたいし、電車の時間までカフェで休憩することにして、大聖堂の近くにあったガラス張りのベーカリー&カフェ(?)という形態の店に入ってみた。
おいしそうなパンが売っていたような気がするが、残念ながら、サルバトーレでいっぱいになったお腹には、まだ空きがなかったので、コーヒーのみ。
トイレは地下にあるらしく、階段を降りていくと・・・。
トイレおばさんが、でーん!と座っていた。カフェは無料でトイレが使えると思っていた私は、ちょっと焦りながら、慌てて所定の小銭を払った。
後で妹に聞いたら、トイレチップは使用後に払うものらしいけど、「あの勢いでいると、先に払っちゃうよね」と妹も苦笑。さすがに、トイレは綺麗だったけど。
その後、カフェでしばらくトイレチップ談義。なんでもケルンは駅のトイレからしてチップが高いらしい。場所によってはマックでもチップを取られるところもあるとか。。。
まあ、きれいで安全なトイレを求めるなら、お金払っても仕方ないってことか。
ちなみに、今年のG.W.に姉夫婦が、リューデスハイムのケーブルカー駅前のトイレに行ったら、1年前から値上げされていたらしい。。。
このカフェにはお菓子売場もあって、伝統的な巨大ビスケット(?)のようなものを売っていた。テントウムシとか蝶をかたどって、メッセージが書いてある。
うちの娘は卵アレルギーなので、「ノーエッグ?」と聞いてみたら、売り子のお姉さんは「ノーエッグ、ノーミルク、ノーファット」とにっこり。
蝶形のを子供達に、ハート型で「DANKE」と書いてあるものを子供を預かってくれている親にと、買ってみた。
後で、うちで食べてみたところ。。。シナモン?と思われる香辛料がめちゃめちゃきつく、しかもボロボロぱさぱさしていて、はっきり言ってまずい。一口食べて捨ててしまった。
伝統菓子は難しい。
帰りはケルンで乗り換えて、デュッセルドルフへ夕方着き、妹の家の近くのスーパーで少し買い物をした。
昼食がこってりだったので、さっぱりいきたい、ということで、妹が買ってあった充填豆腐を使って、肉豆腐を作ったのだが、調理中に我慢できないほど胃が痛くなり、そのままリタイアして布団へ直行。
この日は、妹達おすすめの美味しいスペインワインを飲むつもりだったのに。。。無念!!
トイレにも行きたいし、電車の時間までカフェで休憩することにして、大聖堂の近くにあったガラス張りのベーカリー&カフェ(?)という形態の店に入ってみた。
おいしそうなパンが売っていたような気がするが、残念ながら、サルバトーレでいっぱいになったお腹には、まだ空きがなかったので、コーヒーのみ。
トイレは地下にあるらしく、階段を降りていくと・・・。
トイレおばさんが、でーん!と座っていた。カフェは無料でトイレが使えると思っていた私は、ちょっと焦りながら、慌てて所定の小銭を払った。
後で妹に聞いたら、トイレチップは使用後に払うものらしいけど、「あの勢いでいると、先に払っちゃうよね」と妹も苦笑。さすがに、トイレは綺麗だったけど。
その後、カフェでしばらくトイレチップ談義。なんでもケルンは駅のトイレからしてチップが高いらしい。場所によってはマックでもチップを取られるところもあるとか。。。
まあ、きれいで安全なトイレを求めるなら、お金払っても仕方ないってことか。
ちなみに、今年のG.W.に姉夫婦が、リューデスハイムのケーブルカー駅前のトイレに行ったら、1年前から値上げされていたらしい。。。
このカフェにはお菓子売場もあって、伝統的な巨大ビスケット(?)のようなものを売っていた。テントウムシとか蝶をかたどって、メッセージが書いてある。
うちの娘は卵アレルギーなので、「ノーエッグ?」と聞いてみたら、売り子のお姉さんは「ノーエッグ、ノーミルク、ノーファット」とにっこり。
蝶形のを子供達に、ハート型で「DANKE」と書いてあるものを子供を預かってくれている親にと、買ってみた。
後で、うちで食べてみたところ。。。シナモン?と思われる香辛料がめちゃめちゃきつく、しかもボロボロぱさぱさしていて、はっきり言ってまずい。一口食べて捨ててしまった。
伝統菓子は難しい。
帰りはケルンで乗り換えて、デュッセルドルフへ夕方着き、妹の家の近くのスーパーで少し買い物をした。
昼食がこってりだったので、さっぱりいきたい、ということで、妹が買ってあった充填豆腐を使って、肉豆腐を作ったのだが、調理中に我慢できないほど胃が痛くなり、そのままリタイアして布団へ直行。
この日は、妹達おすすめの美味しいスペインワインを飲むつもりだったのに。。。無念!!
2009年5月26日〔1〕
ブリュッセルへの道(タリス①)
5/26(火)
旅も後半。ベルギーのブリュッセルに妹と2人で一泊旅行に行くことにした。
この日程でどこに行くかはかなり迷って、結局ホテルや鉄道の予約を取ったのは前日。
ネットで検索したルートであまり考えず切符を買ったら、ケルンまでの列車がドイツの新幹線ICEだった。(普通でも30分かからないのにf(^^;))とんだ無駄遣いだけど快適でした。
乗り換え時間が20分ほどあったので、駅を出てケルン大聖堂へ。こういう時、改札がないのは気楽でよい。
しかし、ここで早くも失敗発覚!昨夜充電するために抜いたカメラの電池を入れ忘れた(><)
幸い妹もカメラを持っていたので、借りることに。
ケルンからブリュッセルまでは赤い国際特急タリスに乗車。タリスは食事のつく豪華列車というイメージがあったのだが、それは一等車だけの話。二等車はちょっと古い感じの普通の車両で、トイレは構造的に紙が流れそうにない。(大をしたらどうなるのか?考えるのも怖い)
しかも、我々の指定席は離ればなれ。
が、私の席には既にでかいお兄さんが座っていて、妹の隣席が空いていたので、とりあえず並んで座った。
すると、前の席から、推定年齢2歳の金髪の男の子が顔を出した。手を振ったりして愛想を振りまいていたら、その子は我々の座席にやってきて、妹の膝の上によじ登ってきた。
(写真は、妹の膝の上でポーズを決めた男の子)
どうしたものかと戸惑ったが、母親は気に止める様子もない。坊やはだんだん調子に乗って、妹の膝の上で跳ねはじめ、ついには引き出しテーブルの上に乗ってしまった。「危ないよ」とか日本語で言ってみたが通じるわけなし。
さんざん遊んで飽きたらしく、今度は後ろの空席で一人遊び。通路を走ろうとしたところを、私の本来の席に座っていた大柄な男性が抱き上げた。もしかして、この人父親か?そう言えばちょっと似てるかも。
ようやく母親が立ち上がったので、子供を連れ戻すかと思いきや、父親らしき人と空席に移って話し込み始めた。
野放しの坊やは、アーヘンから乗ってきた学生の一団に乱入。日本でもここまで放置された子供は見たことないぞ。
やがて、疲れた坊やはようやく座席に戻ってうとうと。その時初めて母親が我々の方を向いて何か言ったので、遅まきながら謝られるのかと思ったら「座席リクライニングしてもいいですか」だったf(^^;)
ブリュッセルも近くなり、ふと次の車両を覗いてみると、何とガラガラ。こんなに空いているのに、なぜ我々の指定席は離ればなれなのか!
ヨーロッパではお客様は神様じゃありません。(このことについては、帰りに更に深く実感することになる)
ブリュッセルに着いて、やはりタリスは一等車じゃなきゃと、窓口で帰りの切符を出して「一等に変えるにはいくらかかるか」尋ねたら、一人三万円以上だったので諦めた。
旅も後半。ベルギーのブリュッセルに妹と2人で一泊旅行に行くことにした。
この日程でどこに行くかはかなり迷って、結局ホテルや鉄道の予約を取ったのは前日。
ネットで検索したルートであまり考えず切符を買ったら、ケルンまでの列車がドイツの新幹線ICEだった。(普通でも30分かからないのにf(^^;))とんだ無駄遣いだけど快適でした。
乗り換え時間が20分ほどあったので、駅を出てケルン大聖堂へ。こういう時、改札がないのは気楽でよい。
しかし、ここで早くも失敗発覚!昨夜充電するために抜いたカメラの電池を入れ忘れた(><)
幸い妹もカメラを持っていたので、借りることに。
ケルンからブリュッセルまでは赤い国際特急タリスに乗車。タリスは食事のつく豪華列車というイメージがあったのだが、それは一等車だけの話。二等車はちょっと古い感じの普通の車両で、トイレは構造的に紙が流れそうにない。(大をしたらどうなるのか?考えるのも怖い)
しかも、我々の指定席は離ればなれ。
が、私の席には既にでかいお兄さんが座っていて、妹の隣席が空いていたので、とりあえず並んで座った。
すると、前の席から、推定年齢2歳の金髪の男の子が顔を出した。手を振ったりして愛想を振りまいていたら、その子は我々の座席にやってきて、妹の膝の上によじ登ってきた。
(写真は、妹の膝の上でポーズを決めた男の子)
どうしたものかと戸惑ったが、母親は気に止める様子もない。坊やはだんだん調子に乗って、妹の膝の上で跳ねはじめ、ついには引き出しテーブルの上に乗ってしまった。「危ないよ」とか日本語で言ってみたが通じるわけなし。
さんざん遊んで飽きたらしく、今度は後ろの空席で一人遊び。通路を走ろうとしたところを、私の本来の席に座っていた大柄な男性が抱き上げた。もしかして、この人父親か?そう言えばちょっと似てるかも。
ようやく母親が立ち上がったので、子供を連れ戻すかと思いきや、父親らしき人と空席に移って話し込み始めた。
野放しの坊やは、アーヘンから乗ってきた学生の一団に乱入。日本でもここまで放置された子供は見たことないぞ。
やがて、疲れた坊やはようやく座席に戻ってうとうと。その時初めて母親が我々の方を向いて何か言ったので、遅まきながら謝られるのかと思ったら「座席リクライニングしてもいいですか」だったf(^^;)
ブリュッセルも近くなり、ふと次の車両を覗いてみると、何とガラガラ。こんなに空いているのに、なぜ我々の指定席は離ればなれなのか!
ヨーロッパではお客様は神様じゃありません。(このことについては、帰りに更に深く実感することになる)
ブリュッセルに着いて、やはりタリスは一等車じゃなきゃと、窓口で帰りの切符を出して「一等に変えるにはいくらかかるか」尋ねたら、一人三万円以上だったので諦めた。
2009年5月26日〔2〕
ホテル メトロポール
タリスの到着した北駅から、プレメトロ(トラムが地下鉄を走ってる。狭くて混んでいた)に乗り換えてまずは今夜の宿へ。
インターネットで直前予約した5つ星ホテルで、一泊朝食付きミニバー飲み放題で一部屋219ユーロ也。
モネ・センターというショッピングビルに直結されたメトロ駅を出た大通り沿いにあり、隣のホテルとの境がちょっとわかりにくい。道路に張り出したカフェが有名だそうで、結構人が入ってました。
フロントには背の高い金髪美人のお姉さんがいて、妹がドイツの住所を記入していたら、「ドイツに住んでるの?私もドイツ出身なの」と言うようなことをドイツ語で話しかけてくれたのだが、妹がへどもどドイツ語で答えたら、次から質問は英語になった(~ヘ~;)
部屋は特別広いわけではないけれど、さすがにバスルームが大理石風で広くてきれいだった。
荷物を軽くして、まずは腹拵え。『地球の歩き方』によると、ホテルの近くに中華料理屋がたくさんあるはずだったのだが、一つしか見つけられず、お昼時を少し過ぎていたので、店内も空いていた。
ここで、炒飯と野菜炒めを注文。ハズレのない味で野菜も多く、胃弱状態の私にはありがたかった。
インターネットで直前予約した5つ星ホテルで、一泊朝食付きミニバー飲み放題で一部屋219ユーロ也。
モネ・センターというショッピングビルに直結されたメトロ駅を出た大通り沿いにあり、隣のホテルとの境がちょっとわかりにくい。道路に張り出したカフェが有名だそうで、結構人が入ってました。
フロントには背の高い金髪美人のお姉さんがいて、妹がドイツの住所を記入していたら、「ドイツに住んでるの?私もドイツ出身なの」と言うようなことをドイツ語で話しかけてくれたのだが、妹がへどもどドイツ語で答えたら、次から質問は英語になった(~ヘ~;)
部屋は特別広いわけではないけれど、さすがにバスルームが大理石風で広くてきれいだった。
荷物を軽くして、まずは腹拵え。『地球の歩き方』によると、ホテルの近くに中華料理屋がたくさんあるはずだったのだが、一つしか見つけられず、お昼時を少し過ぎていたので、店内も空いていた。
ここで、炒飯と野菜炒めを注文。ハズレのない味で野菜も多く、胃弱状態の私にはありがたかった。
2009年5月26日〔3〕
王立美術館(古典)
お腹も満ち足りたので、早速観光開始。
まずは、王立美術館へ。そもそも私がブリュッセルに行こうと思ったのは、王立美術館に、ベルギー出身のシュールレアリズム画家ルネ・マグリット館が開館するというニュースを知ったからなのだが。
残念ながら、開館は6月から。数日早かったのだ。
開館間近の建物には、マグリット独特の青空と雲の模様のシートがかかっていて、開館気分を盛り上げていた。
http://www.visitflanders.jp/what_to_do/art/magritte_museum/index.html
気を取り直して王立古典美術館へ。こちらは、ルーベンスやブリューゲルが有名。チケットは近代美術館と共通で10ユーロ?(忘れた。今はマグリット館と共通のチケットが13€らしい)
この美術館で戸惑ったのは、絵の説明がフランス語とオランダ語しかないこと。
『地球の歩き方』には、「ブリュッセルは英語がよく通じる」と書いてあったけど、基本はフランス語。
たまたま私は、夫が以前買った王立美術館のカタログを見て軽く予習していたので、うろ覚えの知識で妹に解説しながら鑑賞した。
個人的には、ブリューゲルの『イカロスの墜落』という絵が良かった。崖沿いの道を行く農夫がメインで、その崖下の海に小さく墜落したイカロスらしき脚と翼が描かれている。「なべて世は事もなし」って感じで風刺が効いている。
ブリューゲルといえば『子供の遊び』や『農民の結婚式(?)』のイメージが強かったのだけれど、ボッシュ風の不気味な絵も多いことを知った。
(しかし、ここにはブリューゲルの絵はあまり多くない。)
一通り見終わると、既に閉館時間。せっかくだから近代美術館も!と思っていたのだが、館員の閉める気満々ムードに負けて、美術館を後にした。
王立古典美術館
http://www.fine-arts-museum.be/site/EN/default.asp
まずは、王立美術館へ。そもそも私がブリュッセルに行こうと思ったのは、王立美術館に、ベルギー出身のシュールレアリズム画家ルネ・マグリット館が開館するというニュースを知ったからなのだが。
残念ながら、開館は6月から。数日早かったのだ。
開館間近の建物には、マグリット独特の青空と雲の模様のシートがかかっていて、開館気分を盛り上げていた。
http://www.visitflanders.jp/what_to_do/art/magritte_museum/index.html
気を取り直して王立古典美術館へ。こちらは、ルーベンスやブリューゲルが有名。チケットは近代美術館と共通で10ユーロ?(忘れた。今はマグリット館と共通のチケットが13€らしい)
この美術館で戸惑ったのは、絵の説明がフランス語とオランダ語しかないこと。
『地球の歩き方』には、「ブリュッセルは英語がよく通じる」と書いてあったけど、基本はフランス語。
たまたま私は、夫が以前買った王立美術館のカタログを見て軽く予習していたので、うろ覚えの知識で妹に解説しながら鑑賞した。
個人的には、ブリューゲルの『イカロスの墜落』という絵が良かった。崖沿いの道を行く農夫がメインで、その崖下の海に小さく墜落したイカロスらしき脚と翼が描かれている。「なべて世は事もなし」って感じで風刺が効いている。
ブリューゲルといえば『子供の遊び』や『農民の結婚式(?)』のイメージが強かったのだけれど、ボッシュ風の不気味な絵も多いことを知った。
(しかし、ここにはブリューゲルの絵はあまり多くない。)
一通り見終わると、既に閉館時間。せっかくだから近代美術館も!と思っていたのだが、館員の閉める気満々ムードに負けて、美術館を後にした。
王立古典美術館
http://www.fine-arts-museum.be/site/EN/default.asp
2009年5月26日〔4〕
ブリュッセル街歩き
美術館を出ると、昼間降っていた冷たい雨は止んでいた。
美術館の近くにある王宮(今は王は住んでいない)前を通り、公園を抜けて、サン・ミッシェル大聖堂へ。
白亜の美しい教会だったが、教会マニアの夫と一緒ではないので、さらっと見ておしまい。
その後の記憶が曖昧だが、もしかすると一度ホテルに帰ったかも。
夕食&ウィンドウショッピングのために、再び街へ。
まずはグラン・プラス。市庁舎を始め、歴史ある美しい建物に囲まれたブリュッセル観光のメイン広場である。
この一角、「星の家」の下の壁に、触ると幸せになれるという『セルクラースの像』があるのだが、ここで写真を撮っていた日本人家族を見て、妹が「あの人知ってる」と呟いた。
「挨拶すれば?」というと「そういう知り合いじゃない」との答え。
後で聞くと、デュッセルドルフ三越の店員さんとのこと。閉店が決まり間もなく帰国するから、家族でベルギー観光に来たんだねとしみじみ(;_;)
他に日本人らしい人は見当たらず、東洋人の団体はほぼ中国人。我々は中国人の若者の団体に中国語で話しかけられたが、戸惑っていると「あ、日本人?すみません」てな感じで去っていった。
夕食に良さそうな店を探しつつ、お土産物の下見。王室御用達四大チョコレート店(ゴディバ他)も覗いたけど、どれもかなり良いお値段。
しかも同じチョコレートが専門店よりコンビニ(カルフールエクスプレス)の方が安く売っているではないか!結局、菓子類はオペラ座近くのこのコンビニが一番安く、翌日大量買いをした。
夕食は軽めに済ませたかったので、モネ劇場(オペラハウス)前の『カフェ・デル・オペラ』へ。
事前にチェックしておいた観劇前用の軽いプレートを食べようとしたら、ウィンドウショッピングに時間をかけ過ぎたため、すでに終了。
仕方なく、シーザーサラダとラザニアを注文。飲み物はベルギービール『MAES』
どれも美味しかったけれど、意外と量が多くて、また半分くらい残してしまった(><)。
ホテルに戻ってミニバーのビールを飲んで(ホテルプラン代に含まれているから)、この日は終了。
美術館の近くにある王宮(今は王は住んでいない)前を通り、公園を抜けて、サン・ミッシェル大聖堂へ。
白亜の美しい教会だったが、教会マニアの夫と一緒ではないので、さらっと見ておしまい。
その後の記憶が曖昧だが、もしかすると一度ホテルに帰ったかも。
夕食&ウィンドウショッピングのために、再び街へ。
まずはグラン・プラス。市庁舎を始め、歴史ある美しい建物に囲まれたブリュッセル観光のメイン広場である。
この一角、「星の家」の下の壁に、触ると幸せになれるという『セルクラースの像』があるのだが、ここで写真を撮っていた日本人家族を見て、妹が「あの人知ってる」と呟いた。
「挨拶すれば?」というと「そういう知り合いじゃない」との答え。
後で聞くと、デュッセルドルフ三越の店員さんとのこと。閉店が決まり間もなく帰国するから、家族でベルギー観光に来たんだねとしみじみ(;_;)
他に日本人らしい人は見当たらず、東洋人の団体はほぼ中国人。我々は中国人の若者の団体に中国語で話しかけられたが、戸惑っていると「あ、日本人?すみません」てな感じで去っていった。
夕食に良さそうな店を探しつつ、お土産物の下見。王室御用達四大チョコレート店(ゴディバ他)も覗いたけど、どれもかなり良いお値段。
しかも同じチョコレートが専門店よりコンビニ(カルフールエクスプレス)の方が安く売っているではないか!結局、菓子類はオペラ座近くのこのコンビニが一番安く、翌日大量買いをした。
夕食は軽めに済ませたかったので、モネ劇場(オペラハウス)前の『カフェ・デル・オペラ』へ。
事前にチェックしておいた観劇前用の軽いプレートを食べようとしたら、ウィンドウショッピングに時間をかけ過ぎたため、すでに終了。
仕方なく、シーザーサラダとラザニアを注文。飲み物はベルギービール『MAES』
どれも美味しかったけれど、意外と量が多くて、また半分くらい残してしまった(><)。
ホテルに戻ってミニバーのビールを飲んで(ホテルプラン代に含まれているから)、この日は終了。