File14 1Dayタラソテラピー体験 <文責:女王様1号>
場所 体験日 アクセス
- テルムマラン パシフィーク
- 千葉県勝浦市興津1920 ブルーベリーヒル内
2007年5月5日 JR勝浦駅or上総興津駅より特急に合わせた無料送迎バスあり(要予約)
東京駅より直行バスあり(要予約・片道2,000円)
このところ仕事に追われて肉体的にも精神的にもお疲れだった女王様1号。GWくらいは癒されたい!と前から目を付けていたタラソテラビーリゾート「テルムマラン パシフィーク」での1日タラソテラピー体験にトライしました。場所は勝浦。
タラソテラピーとはギリシャ語のタラサ(海)とフランス語のテラピー(療法)を由来とする言葉で「海洋療法」の意味。 パンフの文章によると、「海水、海藻、海洋性気候など、海辺の自然環境をすべて活用して、心身の機能を高めていく自然療法です」。
GW突入の1週間前くらいに予約TELを入れてみたところ、1号の狙い目だった「ストレスフリー」コース(16,800円)は既に予約がいっぱい。ちなみに1番人気は「ビューティ」コース(21,000円)だそうで、こちらももちろん満員状態。 そこで次の狙い目の「トライアル」コース(14,700円)を予約。このコースや、さらにお試しの意味合いが強い「プチタラソ」コース(7,350円)はGW中でも(この時点では)比較的好きな日時に予約できた模様。
予約TEL時にチェックイン時間や交通手段も聞かれるので、事前に結構しっかりプランを立てておく必要あり? TEL受付係の対応がかなり良かったという印象。その後、予約確認書などが郵送されてきます。当日は12:30にチェックイン。住所の「ブルーベリーヒル」というのは宿泊もできるリゾート施設のようなのだが、テルムマラン パシフィークはその敷地の奥の方にあり、建物は意外と地味な雰囲気。
水着に着替えた上からバスローブを羽織り、あらかじめ記入してきた健康調査書を提出し、その場で血圧を測定し、担当のおねーさんと相談の上、実際に受けるプログラム(ストレスフリーコースの場合は3つ)を決める。 1つ1つのプログラムは30分くらいかかる&プログラムとプログラムの間に30分くらい休憩をとる&やっぱりGW中で混んでいるため、最初のプログラム開始は15:35からとかなり先になってしまった。
そこでこの間に館内のカフェでランチを食すことに。「バスローブのまま利用できるカフェ」ということなのだが、まだ全然濡れてもいないのに水着+バスローブ姿で食事というのはなかなかミョーな感覚。
ランチメニューはやはりヘルシー系で、海藻などがメインの具だくさんスープとか、肉料理の豚肉も蒸してあったりとか。ランチ 1,470円、ランチドリンク(日替わりらしくこの日はジャスミンティー)262円。 支払いはチェックアウト時にまとめてなので財布要らず。さらに、プログラム開始前にアクアトニック プールでウォーミングアップ。いわゆるスーパー銭湯のようにジャグジーがあったりバブルジェットが出てきたりするプール。 1号は浅い水中でデッキチェアに寝そべって足裏にジェットを当てるデッキチェアーバスが気に入りました。
このプールのポイントは、勝浦の海で毎朝汲み立ての海水を使用していること。なめたら確かにしょっぱかった。 そして「リラックス効果の高い不感温度(33~36℃)」に設定されているというのだが、この不感温度というのは温かくもなく冷たくもないビミョーな温度。1号の後ろから入ってきた人も開口一番「ビミョー」って言ってたし(笑)。
しばらくプールで過ごしたら予想以上に体力を消耗していたので、館内に2箇所あるリラクゼーションルームでデッキチェアに寝そべって(またデッキチェアかい (^^;)プログラム開始までうとうとしながら待機。 みんなが安静にしているので、友人同士で来てもここではおしゃべりはできなさそう。リピーターらしき人は文庫本を持ち込んだりしていた。そんなこんなでチェックイン後3時間も経ってからいよいよプログラム開始。
まず1号が体験したのはバンジェ(左上写真。なお館内は撮影禁止のため、プログラムの写真はパンフから転載)。 これは「温海水で満ちたバスタブにゆったりと浸かり、複数のジェットで全身をやさしくマッサージ」するというもの。 コンピュータ制御だけど、係のおねーさんに「どこか気になる部分はありますか?」と聞かれたので「腰痛と肩凝り」と答えたら、その辺を若干時間長めにするよう調整してくれた。
膝下・膝上・腰・肩…という感じでジェットの当たる部分が順繰りに変化。膝下に当たっているときは手すりにしっかりつかまってないと身体が浮きそうになるくらいの勢いがあるが、泡が細かくて気持ちいい。時間は20分。休憩をはさんでお次はアルゴパック(右上写真)。これは 「フランス産の高品質な海藻をペースト状にして塗布。海草成分が肌にハリと潤いを与えます」というもので、癒しというよりも美容がメインっぽい。 1号は実はこのプログラムを1番の楽しみにしていた。
室内に入ったら、まず水着を脱いで紙ショーツ着用+上半身まっぱに。「紙ショーツは履いても履かなくてもいいです」と言われるけど、いくら女同士でも全身まっぱは恥ずかしすぎるので却下。 そして台の上にうつぶせになって、背中側から海藻ペーストを塗り塗りされる。海藻ペーストは灰緑色で滑らかな泥のよう。反転して同様にお腹側も塗り塗り。
塗り終わるとあらかじめ台の上に敷かれていた透明ビニール+厚みのあるシートにくるまれる。気分は巻き寿司。身動きがとれないときに限ってどこかかゆいような気がしてくるし、砂蒸し風呂のようにだんだん熱くなってくるし、顔汗も出てくるしで最後の方はちょっと辛かった。
20分経過後に巻き寿司状態から解放され、自分でシャワーを浴びてペーストを落とす。バスローブも新しいものに替えてもらってサッパリ(バスタオルは更衣室にたくさん置いてあって、自由にチェンジできる)。 相当ノドが乾くので、室外に出るやいなや館内各所に設置されている飲料水を思わずガブ飲み。海藻パワーでなんとなくお肌がツルツルになったような?最後のプログラムはエアロゾル(左下写真)。内容は「海洋性気候を再現した暗室内に充満するミスト(霧)状の海水を深く吸い込みリラックスします」というもの。 前の2つのプログラムが個室で受けるパーソナルトリートメントだったのに対し、これはグループで受けるトリートメント。しかし、もう遅い時間だったので、他に人はいなかった。
室内ではバスローブ姿のままデッキチェア(どんだけデッキチェア好きなのかと思われそうだが偶然です偶然)に寝そべり、指導員?のにーさんに深呼吸の方法を教わる。が、そのうち深呼吸はどこへやら、うたた寝モードに…。 これはプログラムとしてはイマイチ面白味がなかったかも。こうして夕方6時に全プログラム終了。精神的にはリラックスできたが肉体的には意外とハードだったというのが正直な感想。1Dayコースではなく泊まりがけでもっとのんびりできればいいのかもしれない。 ここの提携元であるフランスのテルムマラン ド サンマロでは9日間以上の滞在が基本だそうだし。それだけヒマのある人は特に癒しは必要ないような気もするが。
入口近くにあるショップの主力製品はビューティーコースでも使用するオリジナル化粧品「テルムマラン サンマロ」なのだが、他にもブルターニュ産海藻入りあら塩 840円とか、フランスのミネラルウォーターから作られたミントキャンディー 315円とか、はては単なる勝浦みやげまで置いてあった。 それはイメージ戦略的にどーなんだ?
帰宅してから「やっぱり何か化粧品でも買ってくればよかったか?」と思ってテルムマラン サンマロのサイトを見てみたら、普段は8,400円以上買わないと送料がかかるところがちょうど送料無料キャンペーン中だった(2007.5.8~6.11)ので、アルゴパックにちょっと似てるっぽいファーミング マスク 5,250円を注文。 海藻入り粉末をぬるま湯でペースト状にして塗る保湿パックだそうです。なお、今回は1号の体験したトライアルコースのレポートでしたが、実は2007年6月1日からコースがリニューアルされるのであまり参考になりません(をい)。新コースについてはホームページでご確認ください。 パッと見たところ、プログラムが最初から決められているコースと、選択の余地のあるコースに大きく分かれる感じだけど、やっぱり今よりはちょっとお高めになるような…。
まあ今は心身の疲労もカネで解決な時代ってわけで、1号も次はもっとゴージャスなコースにチャレンジしてみたいもの。でもとりあえずはファーミング マスクで我慢(笑)。