朝6時起きして教習所へ。前夜はかなり雨が降ってイヤだな~と思ったが、幸い天候は回復している。
本日の修了検定受検者は結局2人だけで、もう1人の若い女の子はマニュアル車だった。最初の30分くらい、スケジュールや検定の手順の説明を受けるが、「これをやったら即検定中止」「あれをやったら即検定中止」と言われるうちに
既にどうやっても受からない気分になってくる。
9時15分から検定開始。最初は隣に教官氏、後ろに女の子を乗せて1号が運転。エンジンをかける前に「準備できました」と言ってしまって
早速ダメ出しされる。うひゃーと思いつつスタートし、最初の左折で
巻き込み確認を忘れ、ヤバい!と思うが、運の良いことにまだ
検定開始前の慣らし走行中だったのでホッ。しかし、
慣らし走行が100メートルって短すぎるだろう。朝イチの運転でそんなんじゃ全然慣れないって。
その後はとにかく
カーブ時の目配りと
確認手順重視で進むが、隣の教官氏がナニゴトかを
採点用紙に書き込んでいくたびに気になってしょうがない。一度、右折前の右カーブのところでウィンカーを出しておいたら、カーブ後にウィンカーが消えてしまったのに気付かず、
ウィンカーを出していない状態で右折しそうになって注意された。
また、コース内の草を刈ったりフェンスを修理したりする雑用係のおじさんがいるのだが、
指示速度30kmを出さなければならない区間をそのおじさんが悠々と横切っていて、新手のトラップかと思った(笑)。指示速度に気を取られて、おじさんに気付かずにアクセルを踏んでいれば、即検定中止になるところだった(そういう問題じゃないか)。
とにもかくにも、
途中で検定中止になることはなく最後まで走行して発着点に停止。ここで、次の受験者(後ろの女の子)には外に出てもらって「ワンポイントアドバイス」を受けるのだが、1号は
「速度にメリハリがなさすぎる!」と叱られる。だって
確認をちゃんとやろうと思うとスピードが出せないんだよ~と内心で反論していると、1号のココロの声が聞こえたのか、
「あれだけ遅ければ確認できて当たり前!ノロすぎる! 安全だけじゃなくて『円滑』も大事なんですよ!」と追い打ち。
教官氏がオートマ車をマニュアル車に代えに行っている間に女の子と話したのだが、
この教官氏はキツくて有名らしい。彼女は「あ~最悪ですよ~」と嘆いていた。後で教習原簿を確認したら、彼は1号の初実車時にあまりアドバイスをしてくれなかった教官氏だった。
今度は女の子がマニュアル車を運転し、1号は後部座席へ。やっぱりマニュアル車は操作が大変そう。後で聞いたら、彼女は緊張してギアを入れ間違ったまま走っていたそうだ。
2人の技能試験が終了したのは10時頃。その後、11時半まで発表待ち。2人しかいないのに
待ち時間長すぎ。全然受かった気がしないので、午後の学科の勉強をする気にもならず、待合室で半分眠りながら無為に時間を過ごす。
そのうち、以前に技能のみ受かって学科で落ちた人たちが、学科の再受験のために集まってきた。全部で5名。ということは、
学科で落ちる人も結構いるのか…。
そして時間になってようやく技能の結果発表。終了後の言われっぷりから
てっきりダメだと思っていたが、合格! でもまたそこで
「2人とも問題はあるけど」と釘を刺されたけど。 (^^;
ここで学科のみ受験の5名と合流し、適性検査(
簡単な健康調査と聴力&視力の検査)をやって午前の部終了。昼休みにパンをかじりながら、慌てて学科の勉強に励む1号。一夜漬けどころか1時間漬け。
1時から学科試験開始。
30分でマークシート50問。効果測定と違って、今度はちゃんとしたマークシート用紙だった。効果測定が20分しかないのに比べて時間は長いし、
そんなに複雑怪奇な問題はなかったように思う。
2時に結果発表があって、1号を始めとして7人中6人が合格(1号と一緒に技能を受けた女の子が落ちてしまった)、晴れて
仮免ゲットだぜ! (^^) 技能も学科も何点だったかは教えてくれないので不明。それにしても、
6時起きが無駄にならなくて良かったー。
しかし、試験が終わっても、合格したら合格したでまだまだ本日のスケジュールは続くのだ。3時からはねーさんによる
第二段階の技能予約に関する説明。4時からは2時限連続で
先行学科25「経路の設定」、26「高速道路での運転」を受講。いやはや、教習所のコースでバタバタしているのに、これから路上、さらに高速道路を走るかと思うと恐ろしい。
もうすっかりクタクタなのだが、最後の一踏ん張りで、6時から
学科17「人間の能力と運転」も受講して、起床から13時間後にやーっと長い1日が終了(卒業検定の時は学科はないのでこんなに長時間にはならないハズ)。
返ってきた教習原簿を見ると、
取りたてホヤホヤの仮運転免許証が貼付されていた(左写真参照)。仮免ってこんなペラペラの紙なのね。発行者は埼玉県警察本部長。
こうして苦難の末に手に入れた仮免を持って帰宅し、ビールで祝杯をあげた1号でした。昔、「週末、仕事を忘れる」というカードのCMがあったが、1号は
「週末、月曜からの路上教習のことは忘れる」ってことで…。