File 19 日本一の高さからバンジージャンプ体験


場所 体験日 アクセス
竜神大吊橋

茨城県常陸太田市天下野町2133-6

2017年6月9日 那珂ICからクルマで約50分


 

竜神大吊橋  事の起こりは、GW中のイベントを検討していたときに、しもべ1号が「バンジージャンプをやるなら50歳になる前だな」と突然言い出したので、「はは~ん、これはバンジージャンプをやりたくて仕方ないんだな?よーしわかった!じゃあどうせなら日本で一番高いところから飛びましょう!」と忖度してあげた(?)心優しい女王様1号。
 さすがにGWは激混みで予約ができなかったので、6月の平日午後に決行となりました。

 日本一高いところからバンジージャンプができるのは、茨城県の竜神大吊橋(左上写真)。高さ100m、長さ375mあって、歩行者専用の橋としては本州一の長さだそう。 到着して橋のすぐ近くの無料駐車場にクルマを駐め、先にバンジージャンプの手続きをしてから大吊橋も渡ってみた(通行料310円、バンジージャンプ予約者は無料)。
 あくまでも観光用に造られた橋なので、渡っても最後は行き止まり。「竜神カリヨン」なる鐘があるけど、鳴らすのにもお金がかかるのでパス。 iPadで保険申し込み 橋の中間地点に床がガラスになっている箇所があるけれど、汚れていて下はよく見えなかった。その方が恐怖心を煽らなくていいんでしょうか…まあ真下が見えなくても、橋の上から見渡せば十分高いところにいるのはわかるけど (^^;。
 橋の下は川をせき止めて造られたダム湖。周囲の山は、秋には紅葉が美しいらしいです。

 さて、話は戻ってまずは手続きから。あらかじめバンジージャパンのHPから予約(関連リンク参照)しておき、駐車場奥の受付でざっと説明を聞いて料金を払う。16,000円。た、高い…。 しかし調子に乗って「プロが写真を撮影してデータをCD-ROMで渡してくれる」というオプション4,000円もつい頼んでしまった。ビデオ撮影してくれるオプションはなかった。

 次は、iPadを使って「バンジージャンプ確認書兼保険申込書」(右上写真)というものに署名していく。要するに、「何があっても文句は言いません」というヤツです。
 iPadの感度が良すぎて?ちょっとタッチしただけで「長押し」扱いになってしまい、なかなかうまく動作しなくて女王様1号は悪戦苦闘してしまった。

ハーネス装着  続いて、受付前の床に埋め込まれている下駄マーク?のところに乗って体重測定(右下写真)。 HPか何かに「体重は係員にしか見えないのでご安心ください」みたいなことが書いてあったけど、その後、手の甲に数字を書かれるので実はバレバレだ(爆)。
体重測定  ちなみに、この写真に写っている注意書きにも書いてあるのですが、「飲むなら飛ぶな!」ということで、飲酒状態では受け付けしてもらえません。 アルコールの力で恐怖心を振り払おうとするのはダメってことですね(笑)。

 今度は係員に手伝ってもらいつつハーネス装着(左下写真)。見てわかるように、結構ガッツリと本格的な?ハーネスでした。 自分でベルトを引っ張って締めるのですが、かなり力が要って一苦労。

 受付場所で準備するのはここまで。時間になったら、係員に連れられて橋の中央付近にある関係者以外立ち入り禁止の入口から階段を下りて橋の下エリアへ…。 見えにくいですが、左上写真の橋の中央付近から垂れている白いモノがバンジージャンプ用のロープです。
 女王様1号たちがチャレンジした回は、他に若い女の子が1人(3人で来ていたのに飛ぶのは1人だけで、もう1人が撮影のため一緒についてきていた)。 係員さんによると、平日は20~30人くらいだけどGW中は毎日100人以上飛んでいたとのこと。

カラ元気?  橋の下エリアは床部分が金網になっていて、真下の黒い水面がよく見える。おそらく、高所恐怖症の人はこの段階で足がすくむのではないかと思う(女王様1号は高所恐怖症ではないので大丈夫でした)。
 ここで両足首を拘束されるので、その前に靴が脱げないかどうかをチェックされる。 「履き物は紐靴で」という指定があったのでスニーカーを履いていたのだが、「もっとギューッと締めてください!」とダメ出しされた。ごくごく稀に、ジャンプしたときに靴が脱げてしまうことがあるらしい。

 そして、ジャンプした後どうやって回収されるかの説明。逆さ吊りにされた等身大の人形(右写真)を使っての説明で、なんだか見た目が横溝正史チックで気になってしょーがなかった(笑)。
 回収手順としては、

  飛びおりてから2バウンドしたら右足ふくらはぎ付近の紐を引っ張る
     ↓
  足首支点で逆さ吊りになっていたのがはずれ、腰支点で支えられるようになって頭が上になる
     ↓
  上から赤い輪っかが下りてくる
     ↓
  輪っかに付いているカラビナをハーネスにひっかけて(これでもう1本ロープが接続される)OKの合図
     ↓
  電動ウィンチで巻き上げ

 こうして準備は完了! まずはしもべ1号がジャンプ。表情はこわばっていましたが、カウントダウンをやり直したりすることなく一度でバンジーに成功。いや~、他人が飛ぶのを見るのは面白いわ~(←無責任)。
 なお、女王様1号は1番目に飛ぶのはイヤだった(最初だと何がどうなるのかわからないうちに終わってしまいそうだから)のですが、しもべ1号は「飛ぶなら最初が良かった」とのこと。 と書くとまるでしもべ1号が勇気あるように見えますが、「もし最後だったらいつまでもふんぎりがつかなくて飛べない。最初だと後ろに他の人が待っているから飛ばざるを得ない」そうです。考え方は人それぞれですね~。
 しもべ1号は自分が戻ってきた後、女王様1号の動画をスマホで撮影してくれたのですが、女王様1号はしもべ1号がジャンプするときに自分のスタンバイがあって(&なかなかココロのゆとりもない状態だし)動画撮影できなかったので、それを考えるともう1人の若い女の子みたいに「動画撮影担当者」を連れて行くのが正解かもしれません。

 そしていよいよ女王様1号の番。飛び出し口近くの椅子に座ってハーネスの最終チェックをされたり、カラビナの操作方法を予行演習したら、係員に支えられながら橋の縁へ…。
 この頃からカメラマン氏がバシバシ写真を撮っていて、「はい、こっち向いてくださーい」とか言われる。左写真はそんな1枚。 後から思えば、女王様1号はこのときが一番コワかった。両足首を固定された状態でヨチヨチとしか歩けないのに、「足の先が空中に出るまで前に進んでください」と言われるし。まだ飛ぶつもりじゃないのによろけて落ちたらどーしよーと思った (^^;。

 しかし、その辺は向こうもプロ。体験者が恐怖ですくんで動けなくなる前に、「前を見て!手を挙げて!5、4、3、2、1、バンジー!」とあっという間にカウントダウン。「ちょっと待った!」とか言うスキを与えない(笑)。
 もうこうなったら思い切ってジャンプあるのみ! 女王様1号の勇姿を見よ!(写真を連結したものなので動きが滑らかではないですが))

横溝正史っぽい人形
5、4、3、2、1、バンジー!

引き上げ中  怖がって足から真下に飛びおりると見栄えが悪い&変な力がかかって靴が脱げることもあるそうなので、ハラをくくって頭から前方に飛び出すのがポイント。 身体はなるべく伸ばした方が美しく見えます(写真に写ったときに)。
 最後に飛んだ若い女の子はキャーキャー言っていたけど、絶叫マシンに乗っても絶叫しない女王様1号はバンジージャンプ中もまったく無言でした(面白味のないヤツ?)。 ストレス発散という意味ではあえて大声を出すのもいいのかも?(そこまで考える余裕はなかったが)
 空中に飛び出すと、やはり「飛んでる」というよりは「落ちてる」のを感じる。当たり前だけど。でも下が黒い水面なので距離感があまりつかめない

認定証  ほんの数秒のことなんでしょうが、「どこまで落ちるんだろう…」と思っているうちにロープが伸びきって軽い衝撃(痛みはない)。止まったところは意外と水面から離れていた。 後で聞いたら、飛びおりるのは100mの高さからだけど、落下距離は70mくらいなんだそう。なので、水面スレスレまで落ちて頭が濡れる、というようなことはありません。
 真下じゃなくて前方に飛び出しているので、ロープが伸びきるとブランブランとスイング&回転が始まって、今自分がどっちを向いているのかわからない。 それに気を取られているうちにもう2バウンドしており、あやうく右足の紐を引っ張り忘れるところでした。
 紐を引っ張ると足が下に下がって頭が上に上がるのでホッと一息。電動ウィンチで巻き上げられていく頃にはもう余裕(左写真)。

 戻ってきたらハーネスなどを外され、その場で写真を確認して引き取り。写真担当の係員さん曰く、「今日はお天気がいいので写りもいいです!」とのこと。
 さらに受付に戻ると「CERTIFICATE OF COURAGE」という認定証(右写真)がもらえます。 ちなみに、この認定証を持って行くと次回は10,000円に割り引き! さらに、同日中に2回目を飛ぶと7,000円になるそうです! ってそんなヤツいるんか~い?!

 というわけで、生まれて初めてのバンジージャンプ体験は無事終了。飛び終わると気分がスッキリするので、「なんか最近ユウウツだわー」という人や、恐怖心を克服して一皮むけたオトナになりたい!という人にもオススメです。もともと成人の儀式だし。
 難点としてはやはり割高感があることと、もう日本一の高さから飛んでしまったので、これ以上の刺激を求めるには海外のバンジーにチャレンジするしかないってことですかね(いや、チャレンジしないけど…多分)。


◆ 関連リンク ◆

  バンジージャパン(http://www.bungyjapan.com/)

  竜神大吊橋 公式サイト(http://ohtsuribashi.ryujinkyo.jp/)

 

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