File 20 さらば としまえん


場所 体験日 アクセス
としまえん(http://www.toshimaen.co.jp/) 2020年8月4日 西武池袋線 豊島園駅

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 2020年8月31日をもって94年の歴史に終止符を打つことになったとしまえん。
 実は女王様1号が人生初ジェットコースターに乗った遊園地ということもあり、閉園前に名残を惜しんできました。

 現在はコロナ禍の真っ只中なので入園は事前予約制(としまえんのHPから)。 のりもの1日券(入園券+のりものフリー)4,300円も買えますが、寄る年波とこの暑さでそれはさすがに無謀、と入園券 1,000円だけ予約して入園後にのりもの回数券 2,000円を購入。
 2,000円で2,200円分使えるので、主力級アトラクション 500円×3 + ちょっとショボいアトラクション 400円 + としまえんの顔・カルーセルエルドラド 300円でちょうど2,200円!と綿密な計画を立てていざスタート。

フリュームライド落下直前 フリュームライド落下後
 まずは丸太の船に乗って水路を進むフリュームライド。1台にMAX4人しか乗れないので、列の進みが遅いのが難点。
 水流で流されていくだけなのだが、意外とスピードがあってコースの側面にゴンゴンぶつかる。 でも心配するほど水しぶきはかからないし、炎天下では涼しさが感じられてGood。
 クライマックスではベルトコンベアーでスロープを引き上げられ、ザバーンと滑り落ちる。 …中学生のとき、平日のとしまえんでスーツ姿で鞄を持ったサラリーマン男性が一人、楽しそうにフリュームライドに乗っていたのを目撃したのは今も忘れられない思い出(笑)。 大人も大変そうね、知らんけど、と思ったものです。
サイクロン上昇中  続きまして、まさに女王様1号の人生初ジェットコースターだったサイクロン。HPによれば1965年導入で、園内の現役アトラクションの中で多分設置年が1番古い(製造年が1番古いのはカルーセルエルドラド)。
 ソーシャルディスタンを取るため座席を1列ずつ空けなければならず、定員の半分しか乗れないので、やはりなかなか列が進まない。そしてこの待ち行列の場所は日陰皆無なのでとにかく暑い! 日傘や携帯扇風機を持参するなり、複数人で行ったら交代で日陰に避難したりしましょう。マジで熱中症になりますよ。
 女王様1号よりも年齢が上のサイクロンは、「ジェットコースター」と聞いて万人の頭に浮かぶような王道中の王道、古典的なコースター。 最後の方でそこそこ長い時間トンネル内を走行するのですが、多分イマドキのコースターならトンネル内をLEDでライトアップしたりするんでしょうけど、こちらはただひたすら真っ暗。 「トンネルの中は暗いもんだ、文句あるか!」という揺るぎない信念(?)が伝わってきます。
 この辺で、400円の「ちょっとショボいアトラクション」に乗っておきましょう、ということで選んだのがこちらのウェーブスインガー。いろんな遊園地にわりとよくある、ぐるんぐるん回る1人乗りブランコです。
 400円のアトラクションもそれなりにあるのですが、この日は平日だったからか、もうすぐ閉園だからか、「調整中」で動いていないアトラクションも多く、消去法でコレに。
 サイクロンは乗り場に荷物置き場がなかったけど、ウェーブスインガーはすぐそばに無料ロッカーがあるので身軽になって乗れる。なぜか下駄箱もあり、靴を脱いで乗ることも可能(女王様1号は脱がなかったけど)。
 動いている間中ずっと風を切って涼しいので、この暑さの中では非常に快適。確かに裸足になるとさらに爽快感が増すのかも。
ウェーブスインガー
フライングパイレーツスイング中 フライングパイレーツ  お次はとしまえんの中央にそびえ立つフライングパイレーツへ。階段を上って乗り場に着くと、グォーングォーンというモーター音とともに海賊船がスイングしていてかなりの迫力。
 これも1列おきの着席になっているが、船が大型なのでそんなに待ち時間はなく、サクサクと乗船。もちろんみんな船の最先端 or 最後尾に乗りたがるわけですが、女王様1号は最後尾の前列の席をゲット。
 いよいよ動き出したら、自分の座っている側が上昇したときには両手を挙げて勇気を示す(?)のがお約束。女王様1号ももちろんやりました。\(^^)/
 ただ女王様1号の場合、既にこれまでの人生でさまざまな絶叫マシンを経験して、もはやフライングパイレーツでは刺激が足りなくなってしまったのか、昔乗ったときに感じたおへそのあたりがゾワゾワする感覚は味わえなかったのが残念。 これがオトナになるということか…(何を今さら)。
 そしていよいよラストはとしまえんのシンボル、カルーセルエルドラド。1917年にドイツで製造され、ヨーロッパ、アメリカを経て1971年にとしまえんにやってきたという歴史ある回転木馬です。2010年には機械遺産にも認定されている。
 木馬などは全部手彫りなので微妙に表情も違うとのこと。初めて見たときは「木馬なのにナゼ豚が?」と思ったものです(今もナゼかは知らない)。
 アールヌーボー様式ということで、天井の装飾などもゴージャス。今回は内側、真ん中、外側と3段に分かれた乗り場の真ん中の木馬に乗って別れを惜しみました。
 閉園後どうなるかはまだ未定らしく、さすがにこのカルーセルエルドラドだけは何らかの形で保存されると思いたいですが、どうなることやら。
カルーセルエルドラド 回転する豚 カルーセルエルドラド内部
 午後3時頃から休憩はさんで3時間ちょっとくらいで上記5つのアトラクションに乗ってラストとしまえん体験終了。
 この日の夜に「マツコの知らない世界」でとりまえんが取り上げられたこともあり、土日の予約を取るのは難しいですが、平日ならまだ可能そう。 19時まで営業しているので(土日祝お盆期間はフリュームライド&サイクロンは17:30まで、カルーセルエルドラドは19:30まで)ちょっと乗るだけなら涼しい時間が狙い目かも。
 くれぐれもマスク着用(口周りが汗ダラダラになるけど (^^;)、ソーシャルディスタンス確保で! 入園時の体温測定あり&各アトラクションの乗り場に手指消毒剤設置されているのでご利用ください。

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