【火星探査機、誰が磨いたのか?

2004/12/26

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 【ワシントン=笹沢教一】
 今年1月に火星に着陸した米航空宇宙局(NASA)の無人探査車オポチュニティーが最近、“洗車”され、砂塵(さじん)による太陽電池の電力低下から回復していることが明らかになった。

 風や霜などによる可能性もあるが、原因は不明。英科学雑誌ニューサイエンティストの最新号に掲載された。

 同誌によると、電池の電力供給力は、最初の数か月で1日あたり約500ワット時にまで低下した。しかし、現在は着陸時と同じ900ワット時以上に戻った。

 探査車搭載のカメラ撮影では、太陽電池パネル上のホコリが除去されている状態が確認されたという。

 別の場所に着陸した無人探査車スピリットは電力低下したまま。
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引用先、読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041223i516.htm)


★今回の事柄に限らず、探査機や人工衛星が故障した後に、奇妙にも回復した事例が発表されただけでもいくつかあります。


【月へ有人飛行再開も検討

2003/12/6

『ブッシュ政権【ワシントン5日共同】)
 五日付の米紙ワシントン・ポストは複数の米政府当局者の話として、ブッシュ米政権が月への有人飛行再開に関する新宇宙計画の検討を進めていると報じた。
 来年秋の大統領選挙で再選を狙うブッシュ大統領は来年、一期目の最後の年を迎えるため、ローブ大統領上級顧問(政策・戦略担当)が中心となって「再選戦略」として新しい国家計画の具体化を進めている。
 同紙によると、ホワイトハウスが中心となった省庁間の政策調整グループが八月から新宇宙計画のほか、飢餓や長寿対策などを含む国家計画の策定を進めている。』静岡新聞 2003 12/6 朝刊より

★これが実現すれば驚きのニュースになりますが、果たして実現するのでしょうか?ケネディーが押し進めたアポロ計画と違い、動機が不純であります。月への有人飛行はアポロ計画以後、行かなかったのではなく【行けなくなった】と考えています。大統領選挙目当てのパフォーマンスではとでも実現できないでしょう。


【宇宙空間に50mの巨大物体

2002.4.4

『全長50メートルの巨大物体が、赤道上3万6000キロの宇宙空間に浮かんでいるのを、日本スペースガード協会(理事長・磯部天文台助教授)が発見した。同協会が昨年12月に導入した反射望遠鏡のテストで見つかったもの。米国の軍事衛星と推測されているが、そんなに大きな構造物をどうやって打ち上げたのかも関心を呼んでいる。

 この物体は、放送用の衛星などがひしめく静止軌道上(高度3万6000キロ)にあり、東経120度ほどの位置にじっとしている。同協会によると、物体の明るさは7―10等で変動していることから、形はいびつであることが判明。最大の明るさから、全長は50メートル前後と推測された。また位置がまったくずれないことから、常に姿勢制御されていることも判明した。

 同協会によると、米空軍は1980年代から衛星を使った国防システムを計画。打ち上げる衛星の中には、巨大な電波望遠鏡も含まれており、発見した物体はそのうちの1つとみられる。電波望遠鏡では、雲で覆われている時や、夜間でも、地表や海上を移動する物体を監視できるとされるが、軍事機密のため詳細は不明。

 天文研究者らで作る同協会は、岡山県美星町に観測施設を持ち、静止軌道上の宇宙ゴミや地球に接近しそうな小惑星を監視している。欧州にも同様の組織があり、やはり米国の軍事衛星らしき謎の物体を10個ほど見つけているという。

 磯部理事長は「このような巨大な衛星をどのように上げたのか興味あるが、軍事設備なので知る方法がない」と話している(4月4日 10:57)』 [読売新聞]

★宇宙には私たちのあずかり知らない物体が数多くあるようです。


【中国、10年以内に月到達?

2001.12.18

17日付けの中国紙、開放日報は、中国科学院の専門家の話として、中国が自力での月探査計画をすでに開発しており、十年以内に月到達を実現できるだろうと報じた。この専門家は、米国の月到達コストは巨額だったが、中国は出来るだけコストダウンを図って十億元(約150億)以内で可能になるだろうと報じた。中国国家宇宙局の高官も先に中国が十年以内の月探査実現を目指すと言明している。【上海17日共同】12/18静岡新聞朝刊

★最近はほとんど月探査が行われていません。アメリカが有人火星探査を公表していますが、その訓練のためにも有人月基地が必要と思われますが、その気配もありません。有人月着陸や探査がうち切られた理由に、巨額な経費がかかるためとされていますが、もしそれが本当の理由ならば、この中国の月面探査がひとつの鍵になると思われます。月探査の次には、当然有人探査が計画されるのが自然の流れですから、これからの中国の宇宙計画情報には目が離せません。


【宇宙に説明不能の謎の力? 戸惑うNASA 】
2001.5.29

地球から遠く離れた太陽系の果てを飛んでいる惑星探査機の軌道に、従来の引力の法則では説明がつかない軌道のずれが見つかり、 米航空宇宙局(NASA)の研究者を戸惑わせている。これらの探査機は、パイオニア10号と11号。木星や土星など太陽系の 外側の惑星の探査のため、1970年代初めに打ち上げられた。

探査機の追跡を続けている米カリフォルニア州パサデナにあるNASAジェット推進研究所(JPL)によると、まず10号の 軌道にずれが見つかった。従来の理論で予測される以上に減速していたのだ。研究者は「何か未知の物質が存在し、軌道に影響 を与えているのだろう」と考えた。

ところがその後、10号とは全く逆方向に飛んでいる11号にも、同じようなずれが見つかった。JPLのジョン・アンダーソン さんは「両方の探査機に働いている未知の力は、同じ強さで同じように太陽の方向を向いている」と話す。

アンダーソンさんらは、地球から探査機までの距離を測る測定器の誤差のほか、軌道のずれの原因になりそうな探査機からの 燃料の漏れや、熱放射の効果も調べてみたが、それらの可能性はすべて排除されたという。

「探査機はおそらく、私たちがまだ理解していない力の影響を受けている。これを説明するには、ニュートンの万有引力の法則 の修正が必要だろう」とアンダーソンさん。

11号と地球との交信は1995年に途絶えたが、海王星より遠くの位置にある10号は今年4月、地球に信号を送ってきて 研究者を驚かせた。 (全文CNNより引用)

【ワシントン8日共同】
2001.5.8

米航空宇宙局(NASA)のゴールディン局長は八日、米国の有人宇宙飛行成功40年を記念するシンポジウムで講演、今後20年以内 に人間を火星に送り込む計画の具体化を進めていることを明らかにした。
 
同局長は「人類はあまりに長い間、地球の軌道にとらわれ過ぎてきた。われわれの文明はたった一つの惑星の上だけにとどまら ないことを胸に刻んでおこう」と指摘。「今後、20年以内に人類は新たな歴史を記すだろう」と述べた。
 
NASAは今後、火星有人探査のカギとなる低コストで短時間に地球と火星の間を移動できる技術の研究などに取り組む。


4月08日付けSpace Flight Now
マーズ・オデッセイ・ミッションステータス・センターより


4月8日
ケープカナヴェラルからのデルタ2型ロケットに搭載されて打ち上げられたマーズ・オデッセイ探査機は予定通りのコースに 乗り状態も良好であるとNASAの地上管制官は報告しています。今日、フライト・チームは、打ち上げ時の「セーフモード」 から「標準モード」へ切り替える指令を探査機に送りました。 彼らはまた、オデッセイが地球に信号を送るのに使う中利得アンテナが地球の方へ向くように探査機を回転させました。 今日午前現在、チームは探査機のサブシステムの状態を検査しており、全てが問題なければ午後にも切り替えを完了させる コマンドが探査機に送られる予定です。 初期の航法計算では、探査機の飛行経路を微調整する最初のコース修正操縦は4月16日に行われる僅か秒速6メーターですみそうです。 この操縦が非常に小さいので、火星軌道に入り空力制動と軌道ミッションで使う為の推進燃料が節約できます。 オデッセイからの信号は、NASAの遠距離宇宙通信網(DSN)のキャンベラ地球を経由して離昇後1時間以内で取得されました。 それ以来、ミッション・チームは探査機のサブシステムの状態をモニターし続けていますが、全ては正常に作動しています。 そして、地上管制官達ははマーズ・オデッセイと地球間の双方向通信を確立させて、航行チームが探査機の飛行経路を評価 するデータを収集できるようになりました。また土曜日にチームは、打ち上げ時に記録されたデータを再生して高速度で 地球に送信させる指令を探査機に送りました。彼らはまた、探査機のジャイロのような装置であるリアクションホイールに 過剰モーメントをかけないようにスピンダウンさせる指令を送りました。1つの問題は土曜日に起こったオデッセイの太陽 電池板にある温度センサーのアラームです。しかし、当局はこの状況を調べて心配はないと結論しています。 土曜日の午後チームは、探査機との通信を維持する為に地球局をサンチァゴ(チリ)局にで切り換えました 。 今回のプロジェクトでは、早期の巡航期間に遠距離宇宙通信網(DSN)のギャップを埋める為にサンチァゴ地球局を使います。


失敗したと思われていた火星探査機は生きていた。
 【パサテナ(米カリフォルニア州)27日=USATODAY本社特約】
着陸ロケット噴射に失敗して、1999年12月、火星に激突したとさ れている米航空宇宙局(NASA)の火星探査機が、無傷のまま火星 の地面に三本の足を踏ん張っていると、インターネットのニュース サイト「スペース・ドットコム」が米画像地理局の専門家の分析と して伝えた。火星探査機は南極近くの着陸地点に激突したまま消息 を絶った。激突の原因は、ソフトウェアの設計ミスから着陸ロケッ トが噴射しなかったとされていた。  同地理局のジェニファー・ラフリー広報担当官はスペース・ドッ トコムの報道を事実であると認めているが、同地理局とNASAによ る確認作業にはもう少し時間がかかるとしている。  一方、NASAのドン・サベージ広報担当官は「発見されたと言う にはまだ早い」と話す。サベージ氏によると、同地理局が分析に使 う写真は解像度が低く、画像分析は細かい作業になるという。  昨年2月には、NASAがかすかな電波をキャッチ。火星探査機が 発したとみられたが、勘違いとして片付けられていた


奇妙なニュース(2000.11.24)
スパコンでUFO特定・IBM、米空軍に納入【ニューヨーク23日共同】

『米IBMは22日、未確認飛行物体(UFO)などを特定するための、より高性能のスーパーコンピューターを米空軍に納入した、と発表した。

スパコンが配備されるのはハワイ・マウイ島にある、空軍の宇宙監視システム。同島では、地上に配備した望遠鏡で、大気圏に突入する可能性のある古い人工衛星や外国の宇宙船のほかUFOも監視している。

新しいスパコンは、これまで同システムで使っていたスパコンの4倍の処理能力を持つ。望遠鏡で確認し写真で撮影してもぼやけている物体をデジタル処理することで、3〜5秒程度ではっきりした画像を得ることができる、という。

損傷を受けた宇宙船の画像を拡大することで、損害の程度を判断するのにも役立つ、としている。

導入されるスパコンは毎秒4800億回の演算処理能力を持ち、1997年にチェスの世界チャンピオンを破った同社のスパコン「ディープブルー」の40倍の処理速度になるという』

★さんざんUFOを否定し続けている米空軍としては奇妙な話であります。あまり目立たないこのようなニュースですが、UFOを監視するとは驚きです。


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