鳥居峠〜嬬恋スキー場(日帰り)

ルート図

日:2000年2月26日(土)
コース:鳥居峠〜嬬恋スキー場。
メンバー:渓、ZERMAT、CHALOO

あほプロ2回目の山行です.これでまた一歩武尊に近づきました.
今回はCHALOOさん,ZERMATさんと私の3人での山行となりました.
3年ほど前までは東北や奥利根をいつも3人で登っておりましたが,久々の3人での山行はなにか懐かしさを感じました.

 2月25日(金)

上田駅に行く度に気になっていた駅近くのサウナ・カプセルホテルに泊まることとなった.予約時に聞いていた料金と違うためCHALOOさんがフロントに抗議したが,どうにもならず風呂に浸かり早めにカプセルイン.4100円也でちょいと高いがやはり快適である.22時就寝.ZERMATさんは24時少し前に到着したようだ.

 2月26日(土)  高曇り

四阿高原ホテル分岐(7:00/7:10)――四阿高原ホテル(8:00/8:20)―
―四阿山(11:35/11:45)―――浦倉山(14:25/14:50)―――バス停(15:15)

登山開始
さて,今回は前回の到達点の鳥居峠からであるが,鳥居峠から直接四阿山に登る尾根は的岩(まといわ)尾根である.しかしこの的岩尾根は部分的に狭く急峻であるためスキーでの登山には不向きである.との理由から今回は前回鳥居峠から渋沢温泉まで歩いた途中の四阿高原ホテル分岐までタクシーで入り,そこから四阿高原ホテル経由で牧場尾根を登ることなった.

ならば高原ホテルまでタクシーで入ろうよ,と提案したが,やはり歩いて繋げなければ意味がない,などと言われれば,なるほどそうか,と妙に納得し1時間掛けて林道を歩く.今日は随分冷えているらしく,胸に着けた温度計は-13゚Cを指している.歩いていてもシンシンと冷えてくるのが判る.30分ほど歩いてようやく身体が暖まってくる.

四阿高原ホテルの前でスキーを着け登山開始だ.もう幾度歩いたことかこの尾根は充分知り尽くしており,ピークまでの遠さを直ぐさま思い起こすことができ,ややうんざりしてしまう.

本日は既に数人のパーティーが入っているようで,雪上に明確なトレースが着いている.いつも強風の牧場周辺は今日は珍しく無風だ.高原ホテルから登り始めて30分で牧場を通過するのだが,この辺りで冷たい強風に叩かれるとイッパツでへろへろになってしまう.今日の無風に喜び,ダボススキー場の向こうを見れば北アの銀屏風が輝く.180゚目を転じれば浅間山から湯ノ丸山,角間山,そして前回苦労した角間山からの尾根がはっきりと見渡せる.今日は全天高くに雲が張り付いていて日差しはないが,視界はすこぶる良好だ.

先行パーティーの着けたトレースに何の疑問も持たずに乗って行ったら随分遠回りをさせられてしまった.いや,途中で気が付いたのだが,面倒なのでそのまま乗って行ったと言うのが事実だ.今日の行程は完全に掴んでいるので,まあいいやというところか.

四阿山頂にて
ピーク手前の平坦地もいつもならば強い風に叩かれやはりへろへろになるところだが,ここも今日は風が止まっている.随分楽だ.エイヤッでピークに立てば,ここは強く冷たい風が吹き付けていた.ピークには先行の大学WVらしきパーティー10名弱が陣取っていた.ピーク手前にスキーをデポしてあるのだが,驚いたことにその中にハイキングツアーに初代ジルブの300を装着した板が何本か見られた.23・4年前の板だ.確実に彼らが生まれる以前のモノである.恐らく部室に置かれ,脈々と受け継がれてきたのだろう,しかも至極丁寧に.何やら感動ものである.強く冷たいに風にカメラを向けたが,その間に手が冷えてしまい感覚が無くなってしまった.相変わらずの高曇りではあるが視界が利く.遠く頸城まで見渡せる.

四阿山頂からのパノラマ

(四阿山頂より頸城連山のパノラマ)

四阿山頂のリッジで震える さて,ここからが問題だ.四阿山から先の尾根がどうなっているのか.二十歳のころ一番最初に来たときはさながらナイフリッヂのようになっていて随分恐怖を感じた.それ以降幾度か通過したが,時にはまるで平らで板を履いたまま通過したこともあった.しかし今回はどうであろうか.ピークの祠で板を置き,覗き込んでみれば,嗚呼最悪のナイフリッヂである.しかも強い風が吹き付けている.今回は途中幾つかギャップがあり,つくづく怖いと思った.しかし,2番手,3番手となれば,既に安定しており後ろからZERMATさん,CHALOOさんがやいのやいの言っている.トップとセコとは違うんだ,そんなに言うのなら交代してくれ!と言うのだが彼らは応じない.

最後の細い急斜面を前にさすがにシビれてしまいZERMATさんと交代して貰った.代わったZERMATさんは直ぐさま雪庇を踏み抜き数メートル落ちた.雪壁ギリギリのところで辛うじて止まったが,死ぬかと思った!とZERMATさん.私も直前に片足を踏み抜いており,目前で落ちたZERMATさんを見てなおさら怖くなってしまった.前回の山行は初冬のような山であったが,2週間後のこの尾根は正に厳冬の厳しさをしっかりと見せつけられた.

重い雪を滑る やれやれと終わってみればその先はたおやかな尾根が続いており,ようやくスキーを履き,あとはるんるんスキーハイクだ.数回のアップダウンを繰り返せば浦倉山斜面に拡がる喧噪のゲレンデに出た.約3キロの堅く圧雪されたゲレンデ斜面にいい加減嫌になって来た頃,ゲレンデ出口のレストハウスに到着.早速ビールで乾杯し今回の山行を終了した.雪質は良くなかったが,1日の山行にしては随分と充実した山行となった.