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「ブナの本」の紹介            BUNA


TAKAさん、ヒサオさん、バラレルさん、ZERMATさん、六甲さん
ブナ林のMSG.へのRES.ありがとうございました。
PV−VANのボードに書くと、こんなに多くの方々から反応がある事に
感激していますし、又大変励みにもなります。そこで調子に乗って、今回は
私が読んだ本の中から「ブナの本」を紹介してみたいと思います。

1.「ブナ林からの贈り物」熊谷框著  世界文化社  2000円

まず、「ブナの森」には、どんな魅力があるのかを理解するには、この本を
推薦します。「森林限界」から上にしか関心の無かった著者が日本の著名な
ブナの森の旅を通して、感じた感動がつづられています。著者はブナの森に
ゆっくりと身を置くことにより、ブナの森の持つ豊かさ、なつかしさを感じ
るようになり、今ではものの見方、人生観まで影響を受けたと書いています。
まずこの本で、ブナの森にはどんな魅力があるのかを感じて欲しいと思いま
す。この本を読んだ後は、誰でもブナの森に興味を持つようになるでしょう。
六甲さん>
この本に大山のブナも紹介されています。
2.「アマチュア森林学のすすめ−ブナの森への招待−」
          西口親男著  八坂書房  2000円
次に「ブナの森」を理解するためには、この本がいいと思います。
大学の講師をしている著者が「ブナの森」について、総合的に、科学的に
解説をしています。しかも一般の人が読みやすいように
  ・ブナの葉はなぜ緑色なのか
  ・東北地方のブナの幹はなぜ白いのか
  ・ブナはどんなところに育つのか
  ・ブナは何年生きるのか
  ・
  ・
等等について平易に記述されています。しかし、後半のページの昆虫、野鳥
の内容は私には専門的すぎて退屈をしました。私の先日のMSG.も大半が、
この本の記述を参考にしています。この本の内容を理解しておれば、もうブナの
専門家をきどれるでしょう。

3.「ブナ帯と日本人」 市川建て夫著

           講談社現代親書  600円

次はそういう「ブナの森」と人間とのかかわりを理解するには、この本は
いかがでしょう。縄文の昔から日本人の先祖が住んでいたブナの森、日本人
の衣、食、住から、生活や行動様式までブナの森の影響を脈々と受けてきて
います。ブナ帯が現代まで、どのように影響をしているかが理解されるでしょう。

4.「ブナの山々−東北の山からのメッセージ−」
            著者多数  白水社  1800円

次はそうしたブナの森の現状はどうなっているのかを理解するための本です。
ブナの森の宝庫と言われる東北6県の山々のブナの森の状況が報告されています。
近年、いかに人間によって破壊されているのかの実状を訴えています。ブナの森を
これ以上破壊から守るために、何をなさねばならないか考えさせられます。
ここまで読めば、もうブナの専門家です。

ヒサオさん>本書に東北のブナの森の惨状が記述されています。他の地域でも
      同じ様な状況だと思います。ゴルフ場もスキー場も近年、爆発的に
      開発されていますが、その原因はバブル時代に成立したリゾート法
      という悪法のためだと記述されています。
5.「森」      世界文化社
  「森が消えるとき」  徳間書房  1400円
  「野ゆき山ゆき海ゆき」徳間書房  1600円

いずれの本も著者は高田宏です。この作家は森をテーマとした多くの著書を
書いています。これらの本は特にブナの森についての本ではありませんが、
ブナの森にゆったりと身を置く事によって感じる感性の表現が素晴らしい
本です。私がブナの森に傾倒するようになったのも、高田宏の作品に大いに
影響されたためでもあります。この本を読むとブナの森にじっくりと佇んで、
木肌にふれ、じっと眼を閉じてブナの森の豊かな「いのち」に触れてみたい
と感ずるようになるでしょう。そうなると私と同じように、もうブナの森から
離れられなくなる事うけあいです。

そうすると山の登り方も変わってくると思います。通常、山に行って展望がないと
ガッカリしますが、雨のブナ林、霧のブナ林なども良い雰囲気を持っています。
梅雨時なんか雨が多いから山行は敬遠しがちですが、霧のブナ林で森林浴が目的
であれば、静かで、幻想的な雰囲気を味わう事が出来るのです。しかも天井は
ブナのたくさんの葉が笠をさしてくれていますので、雨が降ってもブナ林では
傘も必要ないのです。

以上、私が読んだ本の中から、ブナの森に関する本を選んでみました。
少しでもブナの森を愛する人が増え、さらに交流が深まればと願っています。
では、ぜひ一読してみてください。


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