2002/05/30(Thu)
刑事モノ
 断続的だが長かった研修も明日で終わりである。研修もあるツラくはあるが、会社の仕事はもっとツらいと自分に言い聞かせよう。
 会社帰り、本屋で現代洋子著『おごってジャンケン隊』の最終巻と待望安彦良和版『機動戦士ガンダム』と宮崎駿のインタビューが載っている雑誌『SIGHT』を買う。
 ホクホクしながら出発間近の駅のホームに走ろうとしたら、階段を端から端へ横1列でダラダラあるってるオバハン達。電車の発車のベルがなっている。それでもババアたち『やあだ、そんな』『キャハハハハ』などと呑気にあるってる。嗚呼電車のトビラにしまる音が・・・
 次の電車まで20分待ち。

 ババア、横1列で前ら『Gメン75』か?
2002/05/27(Mon)
35
今日、27日で35歳になったよ。同僚から煎餅やら缶ジュースやら野菜ジュースをもらった。
 これでカテゴリー40だ。
 やれやれ。
2002/05/26(Sun)
『パニック・ルーム』『メメント』
『パニック・ルーム』劇場で観た。デヴィッド・フィンチャーの最新作。おそらくフィンチャーの映画で一番分かりやすい直球の映画だと思う。いままでの映画の腰の座りの悪いと言うか見る側が戸惑うようなラストもないので、後味も良い。だが分からない。フィンチャーの映画は後々感想が変わるから。私の場合、今までもイメージが到達するのに時間がかかった。『セブン』も『ファイトクラブ』も劇場で観た時はよく分からなかったが、そのどちらもDVDを買って何度も観てしまうぐらい好きな作品になっているからだ。残念なのは『セブン』の撮影監督が途中下車した所為か、あのコントラストの高いザラついた映像がなかった事だ。あれはフィンチャーというよりは撮影監督の持ち味だったのだな。あの映像、好きだったんだけどなあ。評判のワンカットでポットの把手をくぐり抜けたりするカメラの移動は別になんとも思わなかった。そのかわりサウンド・トラックがすごい。いいのか?ジョディー・フォスターのアノ音を(笑)

『メメント』DVDで観た。面白い。このDVDはなかなか良い。劇場版の未来から過去に遡っていくヴァージョンと、時系列の順番に流れていくヴァージョンの両方が見れるようになっている。後者のヴァージョンで観るとオリジナルの話の運びが破綻なく進んで(戻って)いたことが分かる。パズルの最後のピースを見つけてはそれを破り、あちこち彷徨って同じようなピースを再び見つけては破る。完成する事を恐れ、決して完成する事のないパズルをずっと持って歩く主人公の話である。
2002/05/12(Sun)
のどがいたい
 ここのところ気温の変化が激しい。その所為かちょっと風邪気味だ。のどがいたい。
 したがって今日は一日中ヒッキーであった。
 調子がよければ昨日やってた『パニック・ルーム』の先行ロードショーにいきたかった。

 む〜。ネタがないのでこれにて。
2002/05/06(Mon)
GWおしまい
とうとうGWも終わってしまった。はやく夏休みになんないかなあ。

 ところで、いつまで続くかは分からないが最近一人でテニスをやっている。ボールにゴムヒモがくっついてて打ってももどってくるやつだ。別に上手くなって試合をしたいわけではなくちょっとでもデブが解消出来ればと目論んでのことだ。
 で、例によっていつもの壁打場にいったら、白く清々しいテニスルックで身を固めたジジイが独り黙々と壁打をしていた。たまに空振りしたりラケットの縁でボールを当てたりしてたので腕前はオレと変わらないのだと思う。
 オレはひざの抜けたGパンを切って半ズボンにしてシャツは友達のハワイ土産のアロハという伊達公子がみたら怒り狂うようななめたカッコウである。
 オレもそのジジイの横で壁打をはじめた。二人ともヘタクソなのでまっすぐとばない。そのうちジジイが打ったボールがオレのところにきてオレが打ち、オレが打ったボールがジジイのところに飛んでいきジジイが打つ、という非常に3次元な壁打になった。
 それをオレもジジイも何ごともないように打っていた。
 実力が同じでコートが空いていて他に誰もいないなら二人でゲームをすればいいのだが、それをしないところが壁打ちプレイヤーたる所以なのである。
 今思うと何を二人とも意固地になって壁打ちしてたんだろう。
2002/05/05(Sun)
映画&DVD
 ゴールデンウィークももうすぐ終わり。やはりいつものように何もせずに終わってしまう。
 それでもDVDと映画は割と普段よりは観たと思う。
 
 『キャッツ&ドックス』DVDで観た。つまらなくは無いが期待した程ではなかった。

 『マルコビッチの穴』DVDで観た。つまらなくは無いが期待した程ではなかった。けど、これが分からないと頭が悪く見られそうなきがするなあ。

 『四月物語』ビデオで観た。相変わらずの岩井俊二テイスト。女性に受けるとも思うが、今回は割と自分の琴線にも触れてきた。『Love Letter』よりは男にとっても取っ付きが良いのではないだろうか?冒頭の降るような桜吹雪きではじまりラストの土砂降りで終わる。構成の妙と言うものであろうか?すごく良かった。DVD買おうかな。

 『アザーズ』映画で観た。面白かった。オチは『シックスセンス』と同じようなものだと思うが、つまらなくはない。大々的にSFXを使うでなく、雰囲気と流れでホラーな感覚を盛り上げる。そういう意味では面白かったと思う。ニコール・キッドマンって演技上手いんじゃないかなあ。トム・クルーズとくっついてたから何となく色眼鏡で観てたけど。どっちみち英語が分からないからなんともいえないけど、ニコール・キッドマンの冷たい美貌がものすごく栄える映画だった。

 『スパイダーマン』先行ロードショーで観た。すんげえ面白い。スパイダーネットでビルの谷間をターザンのように、飛ぶように動く様を実写(CGだけど)でよくぞみせてくれた。アクションもすばらしかったが、内容も良かった。おそらく今年の夏公開の『SW エピソード2』は甘ったるいメロドラマになるのだろうが、『スパイダーマン』のラストはそういう要素を否定してくれた。それが硬派で良かった。やせ我慢でもああいったラストはすごく感心する。作品のテーマに実に即した形の終わり方であった。すげえゼ、サム・ライミ監督。これはまっ先にDVDを買うであろう。
2002/05/01(Wed)
『Love Letter』『ソードフィッシュ』
 『Love Letter』を観てとても男が作った映画には見えなかった。
 これだけ女性の心象を再現出来る男もいないのではないだろうか?男のオレが観て気恥ずかしいと思う所は、あの年代の男のギトギトした部分が非常に綺麗なもので置き換えられているからだと思う。翻ったカーテン越しにたたずむ少年だとか。
 心象は大体非現実的なものであるが、その非現実さを実際の風景のようなリアルさで描いている。
 ものすごく上手い嘘をつかれてる様なものだと思う。
 だからといって大林宣彦や小田和正や柴門ふみのような気持ちの悪い程の甘さを含んだものではない。
 おそらく岩井俊二という人は若い頃の、取り返しのつかない事、悔恨、足りなかったであろう思慮について非常に謙虚に対してるのではないだろうか。

 『ソードフィッシュ』は全然期待しないでDVDで観た。
 面白い。ストーリーの山場から始まり時間を遡ってあらましを説明していく。ストーリー事体が真新しいものだとは思わないが演出が上手いので観てる間はすっかり騙されていた。
 今までもキューブリックやタランティーノがやっていた手法であるが、それでもうまく話の道筋を整えて無ければ破綻しやすいものであるのには違い無い。
 『マトリックス』で一般化したバレットタイムも非常に洗練されていたと思う。
 ラストでビン・ラディンに似た人間が出てたといっていたが私は見のがした。
 
 『Love Letter』も『ソードフィッシュ』もすごく面白いと思ったけど、自分でDVDを買おうとは思わないんだよね。