2004/03/28 Sun 9:54 pm
『花とアリス』携帯電話
♪ら〜ら〜らら〜ららららら ら〜ら〜ら〜ら〜ら〜ら〜ら〜ら〜

これほどに印象深い音楽は久しぶりだと思った。
土曜日に『花とアリス』を観てきたのだ。そのテーマ曲が頭から離れない。
すごく面白かった。

撮影監督や美術監督の協力があるにしても、岩井俊二は映像の美しさで物語れる日本で唯一の映画監督言だ。
昨年観た『ジョゼと虎と魚たち』に欠けていた部分がそれだったのかもしれない。いや、岩井俊二が一人ずば抜けているのだと思う。
自分が分かる範囲の事で言ったら、逆光で薄くスモークを焚いて光を淡く散らすという仕掛けをしているのは分かる。しかしそれが分かったからと言っても画面の美しさは揺るぎないものだ。
あんな暗いバレエ教室はなかろう(笑)天窓から射す光の中で少女達が踊るバレエ。雨の降る中カッパを着て踊るバレエ。ラストシーン制服のミニスカートの翻りをものともせずに、そして紙コップで作った即席のトゥシューズを使ってのバレエの清々しい事。
絶対撮れるわけないのだけど、そんなバレエの写真を自分でも撮ってみたいと思わせるほど魅力的な映像だった。
今回もご多分にもれず圧倒的に女性のキャストがすばらしかった。
今までの岩井作品を観ていても男のキャストの存在が希薄だ。それは現在男が弱体化してるということもあるだろうが、岩井俊二の関心が男よりも女の子の目線から話を綴ろうとしているためかもしれない。
『スワロウテイル』での三上博史や江口洋介ぐらいの中堅ベテランぐらいの役者でないと、男はもはや虚構を背負えない存在なのだろう。
2時間30分近くあるはずの映画だがまったくタルさがないのは内容というよりも映像に吸引力があったからだと思う。
映像一つ一つの中に更に情報を詰め込んでいる。冒頭電車の駅の名前がでてくるのだが、水木駅→北廊、とか、石ノ森駅→木会田(字はうろ覚えである(笑))とか、野比田駅→藤子駅→須根尾駅とか。通ってる高校が手塚高校という。徹底してますな(笑)
たぶん物語のどこかに『不思議の国のアリス』のモチーフもまぎれこませている筈だ。
一つの映画のなかに複数のモチーフを情報として紛れ込ませるのは押井守もやってるが、それが映画としての見応えになるのだと思う。
冒頭男の子のキャストがシャッターに頭をぶつけて倒れるシーンがあるが、スローモーションでほぼ受け身無しで白目を剥いて倒れていたが、あれはなんかカラクリがあそうだ。身体にハーネスを付けていてそれをポストプロダクションで消したとか、或は敷いてあったマットを消したとか(笑)
とにかく岩井俊二はたいしたものである。最も尊敬に値する映画監督だと思った。
続けて『ペイチェック』を観るつもりだったが『花とアリス』だけで腹一杯(笑)
はよDVD化してほしい(笑)
蛇足だが「花」役の鈴木杏だが、むか〜し好きだった女の子にそっくりだな〜と思って、ちょっぴしおセンチに思い入れてしまった(笑)

約5年ほど使っていた緑色の画面のドコモの携帯電話を解約して、AuのWINにした。カメラ付きだが最近の携帯のメールはこんなにやりやすいんだねえ。前の携帯が古くてやりにくかっただけかもしれないが(笑)
ADSLがらみでドコモは大嫌いになっていたということもあるが、自宅だとドコモはつながらないというのが致命的であった。
Auはばっちしアンテナが3本立っている。
今後また4〜5年つかうんだろな(笑)

2004/03/23 Tue 0:01 am
人の情けの有り難さ(TT)
この日記に「風邪ひいた」と書いたらお見舞いのメールをいくつか貰った。
元々他人に読んでもらう為では無く、自分自身のウサばらしのつもりのこの日記を読んでくれる人たちがいて、わざわざメールをくれるのだ。
素直に有り難くうれしいものだと思った。
メールをくれて、わたし如きにお見舞いの言葉をくれたみなさん、ありがとうございます。
そして、メールを出す勇気や暇が無くとも心配をしてくれたであろう人たちにも感謝の気持ちを。

ありがとうございます。
2004/03/21 Sun 9:02 pm
風邪
2週間ぐらい前からの風邪が直らず、先週は月曜日から木曜日まで会社を休んだ。
微熱ではあったが37.2度からなかなか下がらないは、熱が上がって突然脚の踵の痛風は痛み出すは、咳をすれば鼻血がでるわで、久方ぶりに 大きく休んでしまった。
仕事への情熱なんぞはまるっきりないので、心が痛む等と言う事はまったくなかったな。
 
そういう訳で映画も観ていない。今週の土曜日に『ペイチェック』と『花とアリス』を観る予定である。

母親に"たまごっち"の新しいのをバレンタインのお返しに買った。
2004/03/08 Mon 11:40 pm
『イノセンス』コンプリートブック
『イノセンス&攻殻機動隊 コンプリートブック』なるものを買った。
映画の台詞が載っていた。
「(愚かな者道伴れとすることなかれ。)孤独に歩め...悪をなさず、求めるところは少なく...林の中の象のように」
正確な意味は分からないが、今のオレには非常に励みになる言葉だ。
明日から念仏のように唱えよう。
2004/03/07 Sun 10:20 pm
『イノセンス』
土曜日に『イノセンス』を観てきた。
初日の初回に行ったら結構並んでいて「盛況だなあ」と思っていたら、同じく初日初回の『ワンピース』の列であった。道理で子供が多いはずだ。
 
『イノセンス』でオレが予想した展開は外れであった。が、オレの予想した展開の方がセンチでいいんじゃないの?とも思ったりした。
非常に情報量の多い映画でおそらく製作側も即理解できるようには作ってはおるまい。
ここは素直にDVDが出てからじっくり何回も観て理解しよう。
おそらくそれが制作者の狙いであり、一つの映画の寿命を長引かせる為のものであると思う。
面白い、良い映画だと思う。
予告編で『スチームボーイ』の最新の予告編をやっていたが、これも期待できる。今から楽しみである。
2004/03/05 Fri 10:49 pm
『イノセンス』前夜
明日は待ちに待った『イノセンス』の初日である。当然初回で行くつもりだ。
バトーが飼ってる犬が少佐だった、という展開かな?と想像したりする。
果たして...