04/05/30 Sun 9:15 pm
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』
一年ぶりに旧友に挨拶をしにいった。ちょっと早くではあったが。
元気かどうかはわからないが息災であると思いたい。
置いてあったガラスのコップにミネラルウォーターを注いだら、それがまっぷたつに割れた。
暑い最中に元々ヒビの入ったコップに冷たい水を注げば割れる。別にそれ自体に意味はない。
そんなサインがあるのなら、一年前に出せばよかったのだ。
私の精神分析への興味はたぶん一生続く。だからその度に君を思い出すだろう。
また来年会う事にする。
 
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のDVDを買った。
ベッソンの監督作ではないが、ベッソンの新作映画をみてみたいものだと思った。
04/05/23 Sun 9:14 pm
『レディ・キラーズ』
呑気に映画の感想などをしてる場合ではない。
日本人がバカなのか、それとも北朝鮮の彼の人が狡猾且つたいした戦略家なのか。
犯罪者に人道支援の名の下に米を送る。とんだ茶番だがこれが現実だ。凶悪犯罪者を生き延びさせる為の援助をしたのだから。
彼の国の末端の民に罪はない。支援した物資が彼等に行き渡れば良いと思う。だがそうはなるまい。すべて彼の人が金に換えるえて私服を肥やすに決まっている。
彼の人を理解する為に彼の人になる必要はない。しかし、ヤクザの事務所にいくのにヤクザになる必要はないが、武器は必要だった筈だ。
こんな日本代表を選んだ自分を含めた国民の馬鹿さかげんを恥じよう。
消極的且つ無意味な考えだとはわかるが、彼の国のパンチパーマの変態野郎に一刻も早く緩慢で無惨な死をと切に願う。
 
重い話の後に映画の感想を書くのもどうかと思うが、コーエン兄弟の『レディ・キラーズ』を観て来た。
この兄弟の映画が理解できないのは自分に教養が足りない為であると自覚している。
コーエン兄弟の映画で自分が理解できなかったものは『ブラッド・シンプル』『バートンフォンク』。面白いと感じたのが『赤ちゃん泥棒』『ミラーズ・クロッシング』『オー・ブラザー』そして今回観た『レディ・キラーズ』である。
主演がトム・ハンクスなので凝った筋の話にはならないだろうなという予測はほぼ当たっていた。
エッヂの効いた、というかカミソリのような画面の構成は相変わらずで、それだけでも天才の作った映画といっても良いと思う。
人間を俯瞰する視点、それが神の視点というより悪魔の視点と言った方がいいかもしれない。
人間、この愚かな者どもを見ているのが神ではなく、悪魔なのではないか?
愚かな者達の肉体はゴミの中に落ちても、そんな人間であっても魂は白い翼となって暁の空に昇っていく。
こんな解釈は楽観的であろうか。
 
どうせDVD買うんだからと、観た時に買わなかったのを今さらながらに後悔して新宿まで買いにいったよ『花とアリス』のサントラ。
インディーズレーベルで通常の流通に乗らないらしく、どこのCD屋にも売ってないので、新宿で公開中の劇場まで買いにいった。
いや〜、良い曲だ。ずっと聴いてるよ。
これを岩井俊二がつくっちゃうんだもんなー。世の中二物も三物も才能を与えられて獲得しちゃう人がいるんだなあ。
あと主演の女の子二人が載ってる「SWITCH」も買った。
はやくDVDでろよー(笑)
04/05/16 Sun 9:16 pm
『デブラウィンガーを探して』
いや、なんつーかね。事前に休むといわないで休むクセに他人には休まないようにと、よく言えたもんだ。
...
という愚痴からはじまりましたが(笑)
 
『コールドマウンテン』を観に行こうと思ってはいたのだが、南北戦争の映画なのに黒人がでてこないらしいという話を聞いて観る気が失せてしまった。
なーんだ、単なるラブロマンスか。好きな俳優が出てるので迷いはあるが、今週の土曜日からコーエン兄弟の『レディーキラーズ』が公開されるのでそっちを観る事にする。
コーエン兄弟は私には分かりやすいのとそうでないのがあるのだが、今度の映画はトム・ハンクスも出るようだし興味が俄然わいているのである。CMでやってたトム・ハンクスのオーバーアクト気味の表情にそそるものを感じたんだな(笑)。
さて、どんなものかは楽しみである。
 
『デブラウィンガーを探して』をDVDで観た。
何と言うか、男には、というか私には耳の痛い内容だったといえる。こういう話を聞くと自分の女性の理解の足りなさを痛感するのであるが、だからといって考えを改めるかと言えば37年生きて来てそうやすやすと改心はしないであろう(笑)
一言言わせてもらえば極右と極左の違いは?というようなもので、それは確かに私も女性を見れば「抱きたい」と思うのは否定しないし、それを女性が快く思っていないのも十分に分かる。
だがしかし、女性も同じような品定めを男に対してやっていないと言い切れるのか?将来性や学歴、身長の高低、それらを話題にされれば男だって良い気はしない。
お互い、どちらが正しいというのではなく、どちらも正しくないという所から出発しないと話はずっと平行線だと思う。
男社会であり女性が不遇であると言う厳然たる事実があるので、この映画に真っ向から否定を上げる事は男の私にはやはり出来ないが。
04/05/05 Wed 9:02 pm
『グーグーだって猫である2』『キル・ビル2』『モンスターズ・インク』
毎年同じ感慨であるが、あっと言う間に終わってしまったゴールデンウィーク。
そして何事もなく終わってしまった。
そしてまた下らない会社での生活が始まる

子供の頃から漫画は大好きで、それは今も変らないのであるが少女漫画だけは今でも積極的に読んではいない。
読んでいるのは吉田秋生の諸作と『彼氏彼女の事情』ぐらいなものである。
大島弓子という漫画家が有名で良い作品を描いていると言う事は知っていたが読んだことはなかった。
この大島弓子著の『グーグーだって猫である』も、最初に手に取った動機というのは、作者の私生活を垣間みれると言うのぞき趣味的なものであった。作家と言う人たちがどのような生活をしているのかという事に描いてる作品以上に興味があるからだ。
大島弓子という作家は人間以外の動物や機械に至るまでを、人間同士と同列な目線で付き合っている。
それは愛着と言い換えても良いのかもしれない。普通の人でも愛着のある物や一緒に暮らしている動物を擬人化することはある。
しかしそれはあくまでも個人的な部分であり、自分の趣味の思い入れが他人に理解されないように一般化しにくいものではないかと思っていた。
大島弓子はそんな個人的な部分を万人に漫画で表現してみせた。
自分の個人的な感想で言えば、愛着のあるものを通して対話する時、それはそれにやどる精霊と対話してるのではないかと思う。
大島のこの作品も、出てくる作者本人がどことなく浮き世離れした感じがした。
もしかしたら人間といっしょの時でも愛があれば浮き世から離れた、現実なるものはしばしば存在しないのかもしれん(笑)

『キル・ビル2』。久しぶりにレイトショーで観た。
Vol.1の時のようにアクションで押していく展開ではなく、今回は長いダイアログで筋に説得力を持たせていた。
......
久々のレイトショーだったためか、実は最後の部分で気を失ってしまい大事な部分の展開がイマイチ判然としなかった。なので細かい部分はDVDになってからじっくり観るつもりだ。
デビット・キャラダインがかっこ良かった。あんなジジイになってみたいと思う程に、強くなさけなく渋かった。
つくづく途中で寝てしまったのが悔やまれる。
別につまらなかったわわけではない。疲れてればいくら面白くたって気が遠くなるものである。

『モンスターズ・インク』。DVDが1800円で買えるので買った。
ピクサーの映画は評判が良いのであるが、私は『モンスターズ・インク』と『ファインディング・ニモ』しか観ていない。
この二つであれば圧倒的に『モンスターズ・インク』の方が好きだ。
出てくるトカゲのようなモンスターが唯一容赦なく悪役として出ているが、社長は悪役として見る事ができなかった。作った側も単純に悪役にさせないようにしていた。
「会社を救う為なら1000人だって誘拐してやる」
目的は社長としての責任からくるものであるが手段がまずい。しかしこんな台詞を言われたら憎めないだろうな。
ところで『ファインディング・ニモ』も『モンスターズ・インク』も日本語吹き替えがすごく良いと思った。結構オリジナルの声に似てる人を選んで、なおかつ芸達者で聞き応えがある。
『ファインデイング・ニモ』のとんねるずの木梨と室井滋のコンビ。『モンスターズ・インク』のほんじゃまか石塚と爆笑問題田中のコンビ。すんごく良かった。
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