04/07/17 Sat 10:28 pm |
『スチームボーイ』 |
自分の中にいるたくさんの神様の中に大友克洋がいて、今でもそうだがあの絵に憧れている。 最初に『気分はもう戦争』の「絵」を見た時の衝撃今でも覚えている。人間の顔の皺の描写を羨望の眼見つめて、自分の絵を描く時には恥ずかし気も無く傍において模写しまくったものである。 あの大友の絵が動くという驚きは、アニメーションを製作する初期の頃にはあった。 それは『幻魔大戦』ではなく、あくまでも大友が演出を始めた『工事中止命令』からである。 自分が大友のシンパであるのは認めつつも、今まで彼の作った映画映像をほとんど全て観てきたが、残念ながら彼の漫画ほど衝撃を受けたものは無かった。 ハッキリ言って面白いと思う物はなかったのである。 そして最新作の『スチームボーイ』を観てきた。 予告編を観て非常に期待していて、もしかしたら『イノセンス』をくっちゃうんじゃないかな?などと思っていたら足下にも及ばなかったと思います。 どう考えても押井や宮崎、その他凡百の監督のレベル(エンターテイメントとしてみせるという意味で)にも達しないと思いますから。 |
04/07/15 Thu 10:37 pm |
50000HIT |
おかげさまで50000HITとなりました。キリ番を踏んだ方、すいません、記念品などを送るという習慣がないので何もお送りできませんが、一言ありがとうございますと言わせてください。 上を見れば自分のHPのカウントは大したことはないのは分かりますが、毎日だいたいユニーク 数で50人ぐらいの人が拙作のHPに来てくれてるようです。 はっきり言って上出来です。 今後も、少なくとも来て頂いて損した気分にならないようなUPを心掛けたいと思います。 今回はちょっと殊勝な日記になってしまいましたが、コレ本心だし、まあ、一年に一度ぐらいは謙虚な日記にしないとね(笑) |
04/07/11 Sun 9:08 pm |
『スパイダーマン2』世界の中心で曽我キッス |
『スパイダーマン2』を観てきた。 面白かった。 パート1に比べるとかなり叙情的な部分が多いという印象があった。が、劇中深刻な部分があっても、ギャグを交えるので(洗濯で色落するスパイダースーツとかな)エンターテイメントオンリーを期待して観に行ったとしても特別退屈な感じにはならないと思う。非常に上手い観せ方であろう。 アクションシーンはパート1より格段にすごいことになっていた(笑)アクションのアイディアがあって、それを支えるだけの技術があるというのはこういうことなのだな。 退屈と感じる叙情性は、あのヒロインのおネェちゃんが悩む程のモンなの?という映画の根幹を付くような根本的な事だったりするのだが(笑) 単に日本人ウケしない女性なのか、それともライミ監督のシュミなのか。 ヒロイン本人がどういう人かは分からんが、オイラ好みの顔ではないばかりか言葉や物腰に品がないのはいかんともしがたい。 メイおばさんの方が品があって綺麗に見えたよ(笑) 電車のシーンでのスパイダーマンに対するニューヨーク市民の対応にホロリとしたが、そんなアメリカ人が世界の中心だと思って酷い事をしてるのもまた事実。 今回もラストに国旗を映してはいたが、かなり控えめに陰鬱な印象にしていたようだ。それがパート3への暗い橋渡しか、現アメリカの心象なのか。 37年生きてきて、初めて能動的に選挙に参加した。 そんな首相の選挙の切札であったであろうが、曽我ひとみさんと家族の再会が出来たのは非常にうれしい。 オレはまだまだ見てるからな。 |
04/07/04 Sun 10:49 pm |
ずいぶん映画を観てないなあ |
ここずっと観たい映画がなくて劇場に脚を運んでいなかったが、今週の土曜日は『スパイダーマン2』を観に行くつもりである。 映画は観に行ってなかったが、DVDは『踊る大捜査戦2』『レオン 完全版』『ニキータ』を買った。『ニキータ』は監督と主役以外は申し分なく納得なのだが、主役のオネェちゃんの顔がどうにも好みではなく、その部分だけ興ざめしてしまうのである。これは好みの問題なのだろうが... ナタリー・ポートマンも『レオン』の時の顔つきが一番素直で良い顔だと思う。『スターウォーズ』は、アレはかわいそうだよな(笑) 後は岩井俊二の映画の撮影監督の篠田昇が亡くなったのがショックだった。 6月22日に他界されたそうだが、知ったのは7月1日の岩井俊二のHP上だった。新聞の訃報の欄を見逃した所為ではあるが、まだ50歳だと聞く。まさか亡くなるなんて思わない。 写真を趣味としている私だが、スチールカメラマンからの影響というのはあまりなく、どちらかというと映画の映像を手本にしようとしていた。 その中でも篠田さんの映像、岩井監督との共作であるといっても、文句無しにすばらしい映像だとおもった。 映像が言葉以上に雄弁に饒舌に説得力を持って迫ってくる。 そんなヒトコマを私は写真に撮ってみたいと、図々しくも思っていた。 篠田さんは私にとって最強のカメラマンであり、唯一尊敬して畏怖していたと言っても過言ではない存在だった。 岩井監督も半身をもがれた状態であろう。 『世界の中心で愛をさけぶ』が遺作らしいが、私にとっては『花とアリス』が遺作である。あのにじんだ淡い光のなかの少女達を表現した映像をオレは忘れない。 慎んでご冥福をお祈りします。 PS こんな時になんでアイツが死なないで、この人が死ぬんだと思う。パっと思い付くだけで、彼の国のパンチヤロー、肥満大国バカ大統領、そして、日本の元首相...。 おまえら即刻死んで篠田さんを生き返らせろ!!!!!! |
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