【 天使の存在 】

己が存在を否定するのも良いだろう
苦しみ悩み、その中で一つの理が生まれるとすれば
それはより聡明な瞳を持つ新たな生命の息吹を
持ち得た存在がいるという事・・・

この世に両手を掲げれば
君はきっと知るだろう
輝きとは、泥の中に埋もれているという事を
幸せとは、君が暗がりの中で初めてもがき掴めた
ちっぽけなそれでいて温かい
心を潤す一筋の光だという事を

【 作者:光野 誠一さん 】