闘病日記過去ログ(2003.12)


2002年10月5日、大腸検査の結果「潰瘍性大腸炎」と診断されました。
この日記は日ごろのネタを題材にしたチビ日記とは一線を引き、
発病後の俺の闘病の経過や闘病に関する俺に起きた出来事を
書いていこうと思ってます。


上のもの程新しい話になっています
注:18禁と書かれている物はエロネタです。好まない方はご遠慮下さい(テキスト文章だけどね)。
闘病日記一覧
作成日付ジャンルタイトル
2003.12.05(金)普通吉井怜のドラマを見て


【 吉井怜のドラマを見て 】  一覧へ戻る ○以前、この日記の中でも書いた(上記の2003.3のログを参照)吉井怜の闘病手記に  基づくドラマをやっていたので見てみた。(吉井怜プロフィール)  急性骨髄性白血病。血液のガンと呼ばれる病気である。病床の吉井怜を演じる宮地  真緒は無菌室に看病に来る母親(田中好子)に対して何度も暴言を吐く。  病気になると精神的にも不安定になり、自分が自分でなくなってくる。  その気持ちは俺も痛いほどよく分かる。(俺も暴言吐いた口です)  骨髄移植を受けなければ彼女が助かる確率は30%。しかし骨髄移植を受ける為に  放射線治療を行えば、子供が産めない体になってしまう。  僅か19歳での過酷な選択。悩んだ末、彼女は「生きる」事を選択する。  彼女はドナーとなる母親にこう言う。  骨髄移植を受けたら子供が  産めなくなっちゃうんだよ?  と。しかし彼女の母親はこう答えた。  怜が生きていればそれで幸せ。  何もなくたっていいじゃない。  生きているだけで幸せだという人がいる。  生きている事への幸福を感じる事。確かにこれはとても大事な事だと思う。  しかし、本当にそれだけでいいのか?  人間である以上、当然それなりの欲は湧いてくる。  人よりも贅沢な暮らしがしたい。素敵な家庭を持ちたい。楽しい仲間と刺激のある  仕事がしたい。などなど、人それぞれ幸せの価値観は違うだろうが、生きる事の  幸せの中に楽しみがあってこそ、人は生きる事の意味を感じる事ができると思うのだ。  当然俺にも「生きる」幸せ以外の楽しみを手に入れたいという願望はある。  でも病気を持っていると、どうしてもコンプレックスが壁として俺の目の前に立ち  はだかってくる。  最近も勤め先の給料が安いため「転職したいなぁ」と考えたりもするのだが、以前  に病気の問題で断られた経緯がある為、どうしても前向きなアクションは起こす事  が出来ずにいる。自分の将来の事を考えるととても不安になる。  俺の周りの友人達は続々と家庭を築きつつある。彼女がいなかった友人達にもふと  気づくと彼女が出来たという報告を耳にしている。  正直羨ましいなぁというのが本音だが、と同時に「俺は病気持ちだし、所詮無理  なんだろうな」という悲観的な俺が顔を出したりする。万が一新しい彼女が出来た  としても、俺なんかじゃ幸せには出来ないんじゃないか、とか考えたりもする。  最近はなるべくこういう事を考えないように、前向きに行こうと心掛けてはいるの  だが、こういうドラマを見てしまうと、どうしても今も病気と向き合っている自分  とシンクロしてしまう。そして前向きに行こうと努力するプラスの俺を内へと追い  やり、マイナスの俺が俺の体を支配する。  吉井怜はこう言った。    神様は私をいらないって  言ったんだよ!!  と。  俺も神に問いたい。  神は俺を必要としている  のだろうか?  当然、この問いに対する答えは返ってくるはずもない。  ただ俺が生きてるって事は何か意味があって生かしていると俺は思うんだよな。  俺は一体、何の為に生きてるんだろう?ねぇ?神様?・・・・・・・・・・  なんて事を今日はずっと考えていた管理人でした。  久々に愚痴ってしまった。まぁこういう時もあるさ。人間なんだから。  p.s.最近の病状  今日は久々に調子が良くなかった。出血はしてないんだけど、会社で何度もトイレ  に行きました。また腹の中で奴等が悪さをしているようです。  そんな体調もあって今日は愚痴ってしまったってのもある訳で。。。  こんな日は早く寝よ寝よ。。。それでは皆さん、また次回!  (次回は楽しい日記が書けるよう頑張ります。まぁ闘病日記なんで楽しくはないと  思うけどね(^-^;))  ちなみに今日は病院に入院してからちょうど一周年記念日で〜す!  オメデト! ^-^)ノ☆.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★.。・:*:・゚`☆.。・:☆♪  (全然めでたくないです(苦笑))