闘病日記過去ログ(2004.03)


2002年10月5日、大腸検査の結果「潰瘍性大腸炎」と診断されました。
この日記は日ごろのネタを題材にしたチビ日記とは一線を引き、
発病後の俺の闘病の経過や闘病に関する俺に起きた出来事を
書いていこうと思ってます。


上のもの程新しい話になっています
注:18禁と書かれている物はエロネタです。好まない方はご遠慮下さい(テキスト文章だけどね)。
闘病日記一覧
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2004.03.21(日)普通DNA的運命
2004.03.21(日)普通しんどいです


【 DNA的運命 】  一覧へ戻る ○昨日フジテレビで放送していた「サイエンスミステリー」という番組を見た。  この日記を読んでいる人の中にも見た人はいるのではないか。  無限に記憶できる脳を持つ男や、プロジェリアという病気の為、普通の人の10倍  のスピードで肉体が老化してしまう12歳の少女などを紹介していたが、この番組  ではこういった特殊な人達を科学的見地から分析してその謎に迫るというものだっ  た。  最初は何気なく見ていたのだが、段々と番組のサイエンス的な説明を聴いている  うちに真剣に見るようになっていた。特に番組で話していた、人間がそれぞれに  持つ「DNA的運命」という言葉にとても共鳴するものがあった。  以前からこの日記でも俺は「運命論」を唱えてきた訳だが、この番組では俺のこの  考えを見事に説明してくれていた。  DNA的運命。そう、人間が生まれた時から持っている運命。それらは決して平等  にある訳ではなく、それを変える事も出来ない。  12歳という年齢にも関わらず肉体年齢100歳のプロジェリア患者であるアシュ  リという少女。彼女は決して恵まれた運命にあるとは言えないだろう。  それでもなお、周りの人に支えられながら人生が続く限り生きようとしている。  何とも素晴らしい話ではないか。  しかし俺は思う。  なぜ神はそのような辛い運命を持つ  人間を誕生させるのか?と。  人はその命が続く限り生きようとする。しかしその人生がとても辛いものだとした  ら、生きている意味を見失ってしまう事だってある。  幸いアシュリはとても前向きに生きようと努めているようだが、周りで見ている人  達にとってはとても哀れに見えてしまう。  DNA的運命。彼女はDNAの一部分だけが普通の人と違う為にこのような運命を  背負ってしまった。それは誰が悪いわけでもなく、彼女がそういった変えられない  運命にあるという事に他ならない。  神は俺にも辛い試練を与えてくれている。悲しくなる程の腹痛(風邪というのも  あるんだろうけど)。29歳にして発病。潰瘍性大腸炎との運命的な悲しい出会い  (出来れば違う出会いがしたかった・・・)。  周りから見たら大した事ないんぢゃねーか?と思うだろうが、体験した事のない人  には当然説明したって分かってもらえるはずもない。  DNA的運命。俺もこうなる運命だったという事だろう。  番組ではこんな事もやっていた。男と女が惹かれあうのもDNA的運命によるもの  だ、と。確かに俺もそう思う。  番組ではナチスドイツの収容所に入れられていたユダヤ人の少年と、ユダヤ人であ  りながらもポーランド人だと偽って収容所の近くに密かに生活していた少女の物語  をやっていた。  空腹で震えている少年に毎日金網越しにリンゴを投げ入れてくれた少女。  しかし少年は刑を受けるべく、別の場所へと移されてしまう。  幸いその頃ナチスドイツが崩壊した為少年は助かったが、リンゴを投げ入れてくれ  た少女とは離れ離れになってしまい、もう二度と会う事はないと思われた。  数十年後、少年は大人になり、知人にある女性を紹介される。男性は自分がユダヤ  人で収容所に入っていたと女性に打ち明ける。すると女性もユダヤ人であり、収容  所で少年にリンゴを投げ入れていた事がある、という事を男性に話した。  まさか?!と思い、男性が女性に色々と質問してみると、その女性は男性が探し求  めていた少女だったという事が判明し、その後二人は結婚。現在も幸せに暮らして  いるのだという。  こんな事もあるんだなぁ〜!と、この番組を見ていて驚いてしまった。  DNAが惹きつけ合う運命。人間は自分とは違うDNAを持った人間に無意識に  惹かれているのだと言う。   俺は現在独身だが、もしかしたら俺には女を惹きつけるDNAが欠けているのかも  しれない。もしくは惹きつけ合う女に出会っていないかのどっちかだろうが、これ  も俺の「DNA的運命」なのではないかと思う。  番組で分析していた科学的見地で言うならば「双方で惹かれ合うそれぞれが異な  ったHLA遺伝子を持つ異性に出会っていない」という事だな。  上のナチスの例じゃないけど、そういう運命を持っている人間は何もしなくても  出会うんだろうしね。  【HLA遺伝子とは?】  恋愛遺伝子―運命の赤い糸を科学する  恋愛DNAを研究  これから先、俺に様々な「DNA的運命」が訪れるかもしれないし、ないかもしれ  ない。しかしそれはどんなに頑張ったって仕方がない事なのかもしれない。  と言うか、頑張る事じゃないんだよね。そう、それは「DNA的運命」という不変  の運命に委ねられているんだから。  ただ当然普段の生活をだらけるって事ではないですよ。  今、俺がこうしてこの大地にいるって事は、例え独りぼっちでも何か意味があって  神が俺を生かしているんだと思うし。  んな感じで久々にダラダラ書いたけど、要するに俺の中の結論としては、人生あま  り考えずにある程度適当に生きた方が得なんだな、と。  僕チンはつくづくそう思いました。
【 しんどいです 】  一覧へ戻る ○10日位前から風邪を引いてしまった。ただの風邪ならそれ程問題ではないのだが、  風邪と腹痛(出血)が重なってしまっている為、正直メチャメチャ辛いです。  喉の痛みと咳と腹痛が  見事にコラボってます  まぁこんな事を話しても同じ苦しみを持っている人しか分かってくれないんだろう  けどね。今日は久々に愚痴ってみました。