今年のプロ野球(’02)

 猪名川由宇 様            

 

取り敢えず・・・ セ・パ両リーグの優勝がきまった。
それも、セ・は巨人、パ・は西武と両チーム圧倒的強さで優勝を飾った。

さきに優勝を飾ったのは西武なのだが、あれだけ圧倒的強さをほこっていたにもかかわらず、優勝が決まったのは自力ではなく他チームが負けた事によってきまった。かたや、巨人も他チームが負けた事により優勝がきまったのだが、巨人の場合は試合中だったので勝って胴上げを、といった感じであった。
これが、伝統の巨人・阪神だったので異様に盛り上がり、優勝が決まったにもかかわらずどっちも必死の戦いであった、終わり方はかなりあっけなかったのだが、考えようによってはこれはこれで良かったのかもしれない、阪神勝利で。

阪神ファンとして恥ずかしい事なのだが、阪神ファンのマナーはけして褒められたものではない、もしこれで巨人が勝って胴上げなんて事になったらちょっとした騒動すらおきかねい・・・いや間違いなくおきたと思う、そういう意味でいえばやはりこれで良かったかな・・・苦笑

しかし、巨人の優勝というのはもう想像はできていたのだが、西武の優勝は・・・想像出来なかった訳ではないのだが・・・それにしてもこんな大差で優勝がきまるとはまったくもって読めなかった。

巨人の方は元々戦力的には両リーグ通してナンバー1なので、あえていうなら、原監督の手腕なんだろうと思っていたが・・・ はっきりいって、普通だった。
だが、これでいいと思う・・・巨人の戦力であえて動く事はないのだから、けが人その他がでた時に選手の入れ替え等をすればいいだけであって、動くのはその時だけでいい・・・原監督の采配は普通だったのだが、その普通っていうのがなかなか出来る事ではないので、やはりお見事というべきだと思う。

後は・・・私としては、一番凄かったのは、巨人の正捕手、阿部の存在だった・・・
彼こそ間違いなく古田の再来・・・いや、古田を超える存在といってもいいだろう・・・もはや、巨人に穴はなくった感じである・・・おそらく、ここ数年は巨人の天下が続く気がするのだが、それでもやはり、他球団は頑張って、来年は巨人の独走を許さないようにしてほしい。

そんな、巨人とは対照的に圧倒的大差で最下位を飾ったのが横浜ベイスターズなのだが・・・シーズン途中をもって名将、森監督が首をきられた。
仕方ない事とはいえ・・・あまりにも惨い仕打ちの気がする・・・どんな、チームにしてもそうなのだが、万年Bクラスのチームを立て直すというのはそれなりに時間も人もかかるものだと、私は思う・・・
勝負事なのだから、勝つこともあれば負ける事もある・・・森監督はその負けを+に出来る事のできる監督と思うので、後1年契約が残っていたのだから・・・後一年まかしてみるのも良かったのではないかと思う、いやそれ以前になにも、もう残り試合わずかなのに、全試合指揮をとることさえ許さずに首を切るのはあまりにも、酷い仕打ちの気がする。

さて、パリーグの西武なのだが・・・簡単にいうと、パリーグはなにが起こるかわからない・・・爆
うーん、まぁ、パリーグの試合は年に20試合ぐらいしかみないのでなんともいえないのだが・・・どーしても、西武がこんなに強いとは思えない・・・西武ファンの方には失礼な発言か、(^^;) いや、優勝はしてもおかしくない実力があるのはわかっているのだが、ここまで大差がつくのが・・・ しかし、考えてみれば去年の近鉄も優勝するようなチームにはみえなかったような・・・こらこら、(^^;)
こうしてみると・・・やっぱ、実力が均衡している中では勢いなのかなっていう感じがしないでもない。 
私からみると、パの、西武、近鉄、ダイエー、というのは実力的には横一線の気がする、そんな状態なので勢いに乗ってしまって、そのまま西武がいってしまった感じがする。

感じからいうと、勢いの西武、実力の巨人・・・果たして、どっちが勝つのやら・・・

8割巨人だと思うのですが、それでも短期決戦はなにがあるかわからない・・・ただ、どっちが日本一になるとしても4勝2敗なんだろうなぁ・・・って私は思います、笑