猪名川 由宇 様
先日・仕事に行く前に新聞に目を通してみました。
ふと・片隅の記事に目がいきました。 『19才少年・老女を殺害』 この・タイトルをみて・正直・やれやれまたか・と
自分で思いました。 今にして・思うと・とても・恐ろしい事のように思えます・・・・・・ やれやれ・またか・と思った事
がです。 つまり・他の人はどうかわかりませんが・自分にとっては・やれやれ・またか・と思ってしまった事がです。
自分の中では・すでに・少年が人を殺しても・またか・と過ごしてしまう・感性がとても恐ろしく思えました。
記事に目を通して・愕然としてしまいました・・・・・・ なぜ・これが全然話題にならないのかが・・・・・ なぜ・こんな
片隅の記事になるのかが・・・・・・
少年が・この老女を殺害した理由はあまりにも・単純でした・金をだせと脅したのですが・老女から・返事が無く・それで無視されたと思い・ナイフで刺したそうです・・・・・ 記事をさらにみてみると・この老女は・耳が聞こえなかったそうです・・・・・・
なんなのでしょうか・・・・・ これは。
これが・少年のした事だから・で済ませていいものなのでしょうか・・・・・
先日・パンダ帽子の男が・短大生・殺害とありましたが・この罪とこの老女殺害に違いがあるのでしょうか・・・・・
人を殺害という罪において・違いがあるのでしょうか・・・・・
例えば・このパンダ帽子の男は死刑になったとしても・この19才の少年が・死刑になるのは・むずかしいでしう・・・・・・
しかし・この・19才の少年がやった・行為は・少年か大人ではなく・人間かそうでないか・というふうに私は考えます。
20才になれば・大人といいますが・果たしてそうなのでしょうか・・・・・・ 確かに・肉体的には・大人かもしれません
・しかし・精神的にはどうなのでしょうか・・・・・ そして・これを逆にあててみます・今の子達ですが・15.6才の子
達をみて・彼らが・肉体的に子供にみえるでしょうか・・・・・・ もちろん・それは・例外だという考えも認めます。 しかし
・それを・例外ともってくるのなら・20才過ぎたからといって・大人なのか?という・疑問を抱きました。
そしてそのまま・仕事に向かいました。
こんな事を考えていたからかもしれませんが・その夜・私にとっては・さらに・ショッキングな出来事を見ました。
ニュース・ステーションで・取り上げた事なので・ご存じな方もいるかもしれませんが。
高校・入学をこの春に控えた少年の話しです。 この・少年は俗に言う・身体障害者です。 幼少の頃に交通事故に
あって・半身不随となったそうです。 でも・この少年はそれにめげず・自分の足で歩く事を選び・長年の努力の末に
自分の足で歩くことを達成しました。 歩くといっても・足をひきづりながら・やっとのことなのですが・それでも・この
少年は車椅子に頼ることなく・自分の足で歩くことを選んだようです。
私も事故で・手の骨を折ったことがあります。 リハビリ自体は・3ヶ月程で終わったのですが・最初の一ヶ月は・かな
り辛かったです。 自分の腕が自分の腕でない感覚・箸すらもてず・本当に苦しかったです。
ですから・私には・この少年の苦労と努力はちょっと・想像がつきません・・・・・
この・少年ですが・定時制の高校に進学をする事を決めていたのですが・親の実家が・お店をやっていて・その手伝い
に・もっと・いろんな事を学びたいという・考えで・普通の高校に進学しようと頑張り・見事に受かったそうです。
そんな時に・この少年の・・・・・友人?といっていいのか・私にはよくわかりませんが・高校に受かったお祝いに・カラオケ
にいこうと・呼び出したそうです・・・・・ 少年は・・・・・うれしそうに出かけていったそうです・・・・・・
呼び出された場所には・5人の少年がいたそうです・・・・・・ そして・この呼び出した少年は・他の4人と・この満足に
動けない少年を囲み暴行を加えたそうです・・・・・
その・暴行は3時間に及び行われたそうです・・・・・・ バックドロップといい・少年の頭を3回ほどたたきつけたら・動
かなくなったそうですが・この・少年達のリーダー格の少年が・そいつは障害者だから・気絶したふりをしているだけだ
といって・水をかけ・再び暴行を加えていったそうです・・・・・
障害者の少年は暴行後・そのまま置き去りで・発見されたのはそれから・2時間後だったそうです。
結局・この少年は・それから・三日後に意識を取り戻すことなく・息を引き取ったそうです・・・・・・
暴行の理由は・よくわからないのですが・どうやら・障害者のくせに・普通の高校にいくのが気にいらないという事らし
いです・・・・・・
ちなみに・この暴行を加えた少年は・鑑別所で・友人にだした・手紙が・暇だ暇だ・遊びたい・ここをでたら遊ぼう・だそう
です・・・・・・
ニュース・ステーションでは・この・暴行が行われたのが・3月31日で・少年法が改善されたのが・4月1日で・3月31日
の立件だと・この少年達は・1年で・少年院からでてくるそうです・しかし・4月1日で立件すると・5年から15年になる
そうです・・・・・ その違いを取り上げたかったらしいのですが・・・・・ 正直・これは・私には・どうでもいいことです。
罪というのは・本人が罪と初めて認めた時に罪になると思います・・・・・・ 私は・この少年達を一年閉じこめようが・15
年閉じこめようが・罪と認めることはないと思います・・・・・・ こんな・少年達を閉じこめてもなんにもならないと思います。
閉じこめるのなら・それこそ一生でも閉じこめておけ!って思います。
この・少年達が・10年後くらいに・あいつむかついたから殺しちゃったよ!なんていっても全然不思議ではないですね。
10年後の日本がどんなふうになっているのかが・かなり楽しみですね・・・・・・
まぁ・この辺りは国が本当に考えないとだめなのでしょうね・・・・・・
私が・今回・これを書きたかったのは・障害者の少年の事を一人でも多くの人達にしってもらいたかったからです。
この・少年の15年という・短い人生だったのですが・けしてそれは無駄ではなかった!っていう事を・この少年は本当
に・15年間でしたが・・・・・頑張った・誰よりも頑張ったと私は思いたいです。
最期まで目を通してくれたのなら・感謝します・そして・すみません・・・・・・ それでは・失礼します。
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