夏を乗り切る沖縄料理

 

原作  とりくす様  
文  よぐそとと  

 

 

近年の地球温暖化に伴うのか、日本の夏は例年暑さを増す一方であり、「夏痩せ」という言葉もあるくらいに食欲は減少し、また体力も衰えてしまう。
しかし、そんな中にあってこそ、やはり最も必要なのは猛暑を乗り切る体力。すなわちそれの根源となる食事であろうことは間違いが無い。
日本最南端の熱帯県「沖縄」の人たちが普段如何な食事をしているかを学ぶ事によって、暑中にても壮健な身体を保つということが、今回の「ちょこらむ」の主旨である。是非とも参考にしていただき、今年の夏を乗り切って欲しいと切に願うものである。
今回、特別講師として、とりくす氏の協力を仰いだ。氏に格別の感謝の意を表する。

 

 

最強のゴーヤチャンプルー(ニガウリと豚肉の炒め物)

 

・必要な材料

水分の限りなく少ない豆腐、全長23.7cmのニガウリ(ゴーヤ)、薩摩の黒豚の肉、高質の白身魚で作ったカマボコ、ブロイラーでないニワトリの有性卵、丸大豆本醸造高熟成醤油、海水塩製法による塩、(有機農法による玉葱)

・必要な道具

沖縄への航空券(往復)、あらゆる材料を手に入れる為のコネ、ドライヤー、熊野所有の日本刀「村正」、気功法免許皆伝、ものさし

・作り方

ニガウリを適当に斬って、種とって、いいかげんに細斬りにして、それっぽい豚肉→良さげなかまぼこ→斬られたニガウリ→乾燥した豆腐の順番で気合と共に炒めて、それなりのタイミングで溶き卵をまぜる。
塩をぶんまいて、醤油をぶっかけて、塩&醤油味になったらOK。まずければNGでふりだしに戻る。但し、多少苦いのは試練と思う事。
上記の作業中。前述した道具は全て必ず使う事!
(玉葱が材料としてあるが、とりくす氏の教授では作成手順に一切出てこなかったため、玉葱切断の涙目効果で調理中の危険な睡眠防止策とするのであろう。あとは鑑賞しつつ食べるとか、調理人のアイデアで玉葱の役割は千差万別である。)

以上。

以上の手順で出来たら、あとは食べるだけなのであるが、タダの白米といっしょに食べるのは芸がなく、面白くない。そこででてくるのがターメリックご飯である!

・作り方

ご飯を炊く前にターメリックを混ぜる。炊き上がるまで落語「じゅげむ」もしくは「黄金餅」を暗唱し続ける。

 

ターメリックご飯とゴーヤチャンプルー。これを週に7回も食せば、夏バテの永久追放も近いと言うものである。熱中症になりやすい人にも最適!「今年は倒れぬぞ!」という意気込みとともに食べれば、炎天下での100m全力疾走もお手のものである。是非、お試しあれ。

 

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