黄粉暗黒記



 ひさびさの新企画。っつーかここは本当にヤバめ。自分のノートに書いとけって感じのことばっか書く事に決めた。ノートじゃ手がだるいし、テキスト文書でHDに置いててもクラッシュが心配だしISPのサーバーに置いておくことにした(動機はまったくのデタラメだ)
 まずは見られることもなかろうという観点からフォントも気にせず自分のパソコンから見られたらいいやという自分勝手な観点から選んだ。(タイトルも画像化せずにそのまんまさ!エッヘン)って前置き長いよ。

 自分は本当にイヤな人であるということが最近になってひしひしとわかってきた。社会性のなさ、協調性の欠如、思いやりのかけらもない無能、無知、無気力。非常識。恥知らず。馬鹿。
 それでも渦巻く不満、不安、怒り、苛立ち。何だかなーだ。

 まぁなんだ、日乗でも大概オレ様っぷりな態度のデカさだけど、あれでも少々の遠慮とかありながらの記述だったりするわけよ。あたしだっていい人って思われたいんだもん。でも、その遠慮とか演出とかがどうしようもなく疲れてしまうときもあるわけで。なので暗黒記を立ち上げることにしたのさ。もうどうしようもなく暗黒なのさ。 ま、いいか。一人で生きてかなきゃなんないんだし(何言ってんだか…)



 暗黒から抜け出されん。まぁ結局こんなとこで毒吐いてるから罰が当たってるのかもね。人に読まれちゃ困ること書いてちゃダメだよぉ。それでビクビクしてるなんて本末転倒もいいとこじゃん。これ書いてスッとするはずなんじゃないの?なのに。暗黒スパイラルから抜け出せないのは自分のせいなのはわかってる。でも、でも。あーあたしは小っさい人間だ。小人物だ。図体はデカいけど。
 小ずるくていやらしい。人の恩を忘れる。ダメなやつだ。
 助けてくれー。人が助けてくれるのは、もう期待できない。自分でもいい。自分で自分を助けることはできねーか。やっぱし無理か。
 めちゃめちゃ勇気を出したのに、全然リアクション薄くて参った。っつーか返せっ!どうでもいいから返せっ!0912





 一年経っても暗黒です。一瞬だけ、いい日がありました。でも自滅しました。また暗黒です。生きてこれただけでもよかったか。今日もさんざんに責められてシュンとなって帰ってきました。反撃したつもりでも相手の足元に折れた矢がポト、ポト、って落ちる程度で。気の悪い場になってしまって。馬鹿にされて生きていくのはもういい加減やめにしたいです。馬鹿にされない方法ってないのかなぁ。今日も鼻毛が束で出てる人に馬鹿にされてました。誰か注意してあげればいいのに。何でだろう?仲のいい人たくさんいるはずなのに。誰かが言ってあげるだろうと思っていたんだけれど。
 あたしはきっとずっと馬鹿にされて生き続けなければならないようです。悲しいけど、現実。何をされても甘んじて受け入れなきゃいかんのです。あたしがうざかったに違いない。きっと、あたしにも非がある。あたしは、慰められたい、励ましてほしい、褒めてもらいたい、とやってほしいやってほしい、の気持ちが先に立ちすぎてしまった。そんなこと、あたし以外の人は知ったこっちゃないわけで。興味があるわけもなく。そりゃそうか。耳に心地よいことを言ってくれる人なんて、あたしにはいないや。そういういい人間関係を構築してこなかったから。全部あたしが悪いんじゃん。もうやだよー。誰か助けてー。0911




 去年は本当にやんなきゃよかったことが多すぎて参った。みんなありがた迷惑って思われてるのがよくわかったし、それに自分が情報を掴んでいて当然と思っていたことが実は蚊帳の外に置かれているということが発覚して恥かいたり。きっと自分がいつも参画できていると思い込んでいるけれど、誰もあたしに参画なんかして欲しくないし、むしろ邪魔っけでどっちかっていうとバカにしている種類の人間だから、いちいち口挟んでくるのウザいと思ってる。もっと自分を知っておとなしくしなきゃ。勘違いしちゃだめだ。あたしは、誰からもバカにされている最底辺にいる人なのだ。いい気になっちゃだめだ。また笑われるし、また誰があんたがいるようなところまで降りていくかよ!と言われてしまう。

 それにしても体の不調が気になる…仕事をまっとうしなきゃいけない。でもお医者に行きたくない!何とか治ってくれないかなぁ。自然治癒。あたしのコンプレックスの大本。だから助けて。このまま助けて。

 前向きで、明るい日々を送りたい。迷惑かけちゃった人からは、何の音信もなくなった。やっぱし切られたか。居ても居なくてもいいような、いや、どっちかというといないほうが気楽な、存在だあたし。

 メール出すよ、と言われたのがいつだったか。もう全然こない。そんなもんか。そんなもんだ。

 どうしたら、ちゃんとした人になれるのかなぁ。ちゃんとした人になりたい。ひとりでいい、とにかくちゃんとした人。孤独に耐えられる、こびない人。こびたところで、賛同なんか得られないし、味方だって現れない。080104




 あああああ暗黒。もう本当に暗黒なんだよぅ。だってあたしは本当に人のために働いた!ってものすごく達成したような気持ちでいたのに。一応、動く前に大丈夫かな?って確認したつもりだったのに。そりゃよく考えてみりゃあたしみたいに刀折れ矢尽き果てて流す涙も枯れるほどのズタボロ状態だったわけじゃない。実力だって段違いだ。だから同じプレッシャーをかけて救ってあげよう、なんて気を起こしたあたしのほうが大馬鹿野郎でアタリなんだけど…はははははは。いつもやるやるって言いながら一向に動かないのを見透かされててちょっと言ってみただけだったのかも。予想に反して動かれて面食らってるし迷惑がってるのが正解かも。どだい、そんな資格もワザもないくせに人を助けてあげようなんて気を起こしたあたしがペケポンなんだよな。もうどうにでもなれぃ!うそつき呼ばわりされてもしょうがないや。自分で自分の首を絞めたね。また。
 っつーか、下のコメントから1年経って、「来年のお誕生日」過ぎちゃった。よかった生きていられて。相変わらず暗黒だけれども。とりあえず。やっぱそれぞれのコメントに日付付けたほうがいいかなぁ?070930



 誕生日。なのにあんましいいことなし。やっぱし日頃の行いかな?
次の日もいいことなし。その次の日もなし。でへへへへ。お金もないから気晴らしも出来ず。へらへら笑うしかない。
 来年のお誕生日、迎えられるのかしら…こんな不安を抱いたのは生まれて初めてだったりして!!わはははははは 医者行く勇気が出ない(爆)でも、いつでも救急車に乗っかってもいいように、ちゃんと毎日お風呂に入ろう(明日の朝にしようと言うことはヤメにして)それお誕生日を迎えての決意。相変わらず志が低い!!!





 体の内側に走る微かな痛みが不安を掻き立てるのだ。喉の奥に詰まった何かも不安の種だ。不安だらけだ。でも痩せない。もしかして無問題?大丈夫なのかしら?(ウソウソ)
 何だかなぁ。マジ今年はダメだなぁ。やっぱ年頭に人泣かしてるからか。ヘンな夢見ること多いしお金も全然余裕がないし。このまま行ったらヤバい。内田百鬼園先生並にヤバい。ヤミ金に借りてるわけじでもローンがあるわけでもないけれど。あっ お友達にお釣りとタオルを買ったお金借りっぱなだ!!いや、あれは社販のガムと相殺して…あーダメダメまだマイナスだよ。返さなきゃ。そうれそうとして、どうしたら贖罪が叶うのか???どうしたら好転するのか?????それとも好転する事も贖罪が叶うこともなく終わるのか…怖いよぅ。



死んじゃうのかしらあたし・・・もうマジ落ち込んじゃうなぁ。まぁ死んじゃっても悲しンでくれる人ってのは本当に最小限なわけだしあたしがいなくなったからと言って誰にも支障が出るわけじゃないけどさ^−でもそれってちょっと悲しいや。まぁ自分のしてきたことが、ここにツケとして現れてきてるんだろーけど。いやぁほんとに。誰にも振り返られずに。もう少し、楽しい事があったらよかったなぁ。もう少しキレイな時期があったらよかったなぁ。ってキレイな時期なんて一瞬すらもなかったから、「もう少し」なんかじゃなくて「ほんの一瞬でも」か。そうすれば、その時期を胸に抱いて納得できたかも。そして、一瞬でも誰かに認められた時があればよかったなぁ。最近はバカにされてばっかりだし(それはきっとあたしが周りをバカだと思いすぎていたからその罰が当たっているに違いない)お友達も離れていくばかりで(成長の度合いが違いすぎるに違いない。あたし一人大人になりきることなく既に退行の一途だし)孤独に歯止めがかからない。そんな中で突きつけられた死の恐怖か。できすぎてんな。どうなっちゃっていくのかしら。あー困ったなぁ。困惑が隠せない。今年って本当にダメだなぁ。後半初っ端からこれじゃぁどうなんのかしら。それはそうとしてもとにかく死ぬ前に片付けなきゃ。そしてせめて前向きな雰囲気でいかなきゃな。孤独でも。死ぬのは誰でも一人だけども、その前に、もっと人と交わりたかったなぁ。でも人と交わることで傷付くのはイヤなんだ。楽しい事しかイヤなんだ。あたし、きっと人に楽しい気持ちになってもらうことが出来なかったから、今こんなのなんだ。人にイヤな思いさせてきたぶん、全部自分に帰ってきてるんだ。ダメだなぁ。KYちゃんは人にイヤな思いをさせても不幸が自分に来ないのに。ゴル甘だってそうなのに。何でだろー。その点だけちょっと「チッ」って感じかな。きっとあたしは自分をしっかり持っていないからフラフラしてダメなんだろう。弱いなぁ。



 それにしても最近のどん底ぶりはヒドい。それは孤独に苛まれている部分がいつもと違うところだ。前は誰かしらに助けてもらっていたから…今はそれが期待できなくて、自分ではもちろん解決できなくて、全然ダメで。台湾で会った仏像にもう一度会いたい。赦されたい。手を差し伸べられたい。助けてほしい。



 贈り物をしたのだがそれに対する到着確認が届かない。実に不安。直前、後ろ向きなメッセージを送って嫌がられてしまったのが原因か…まったくあたしは考えなしに人に気の悪い思いをさせてしまうので気をつけなきゃいけない。年頭にそれをイヤと言うほど思い知らされたはずなのに。年を取るとおかしさに拍車がかかるという言葉が、年を取った今、3ラウンド前にヒットしたボディーのように効いてくる。おかしくなんかなりたくない!普通でいたい。とにかく普通の意識をもって生きていかなくては。おかしいところはちゃんと自分の奥底にしまって。っつーか無くしていく方向で!!




 そう言えばその後連絡が途絶えて久しい。元気かなぁ。あたしからはもうどうしたって働きかけはできないから、このまま連絡がないのであればフェードアウトなのか?ちょっと信じられない…とても悲しくて辛い。あたしの不用意な行動が何もかもの諸悪の根源。昨今のどん底状態も、きっとこれが根本にちがいない。



 もう一つの火種。こっちもどうしたらいいかわからない。これも諸悪の根源(その2)だ。何とか穏便に解決を…立候補できやしないんだから見送ったほうがいいに違いないがしかし…





 KYちゃんはなんでああなんだろう。この間の朝なんか無言で抜かされた。フツー自転車で追い抜きざま挨拶するだろぉ?それがまるで無視なんて、一体どういうつもりなんだろう。兎に角ご挨拶というものをしない方だ。なのに物でのお返しとかはすぐにするのな。ヘンだなぁ。

 KYちゃんその2。あたしは制服の上にコートを羽織るだけで出勤しているので、朝は更衣室にコートをかけるだけですぐに事務所に行くのだが、ある日の朝KYちゃんと更衣室へ上る階段の下でばったり。挨拶もせず、スタスタ我先に上っていくKYちゃん。仲良しなら二人で入れる程度の広さしかない女子更衣室だから、当然KYちゃんとあたしがバッティングしたら一人ずつしか入れない。(仲良しじゃないからね)ならばどう?コートをかけるだけで更衣室からすぐに出られる人と、着替えて長い剛毛にピン留めしてヘンな香水振り掛けて靴からゾウリに履き替えてからじゃないと事務所に行けない人だったら、やっぱコートをかけるだけの人を、とりあえず更衣室に行かせない?ワザとやってるのかなぁ。でもそこまでやらなきゃいけない理由って何だろう?譬え嫌いな人でも、やっぱコートかけるだけだったら「先に行けば?」くらい言うよなぁ。30もとうに越してるのに何でああなんだろう。電話は出ない、人がカウンターに立っても暫くの間はわざと無視。(声もかけやしない)見ているこっちがヒヤヒヤする。電話にでないのはその分カウンター応対をするからかな?と思っていたけど違うのか?別に書きかけの字を一段落付くまで書こうがその場でやめようが大した時間の差はないと思うが。それならこんにちわーとかご苦労様ですーとか即座に言ってみたほうがよっぽど気分がいいと思うんだけど、KYちゃんにはそこらへんの快感がわからないみたい。

 KYちゃんその3。「私やられたら絶対仕返しする主義なんです」だって。なんだそれ。ハムラビ法典遵守ですか。すごいコンプライアンスだ。物でのお返しをすぐしたりするのもそれに準拠した行動なのか?っつーか仕返し以上のことをしてるんじゃないかぁ?前なんかNさんの引き出しに、あたしから盗んだナロンエース1シートを入れてあったのを(N氏はナロンがあたしの私物とは思い至らず1シート勝手に盗んでいた!あとで判明したがお慈悲でプレゼントしたやつだ)KYちゃんがただ「Nムカツク」というだけの理由で勝手にゴミ箱に捨てていた。「腹立つんで引き出しに置いてあった薬捨ててやったんです。別に困っても知らんし!」と宣言していた…結構ヒド陰湿なことするなぁ、とその時思った。

 そのKYちゃんはあたしがKYちゃんのことが嫌いなように、彼女もあたしのことを嫌っている。決して向こうから話しかけてくると言う事がないし、どんな頼みごとがあってもあたしに言ってくるのは最後の最後、どん詰まったときだけだ。郵便だっていつも「帰りに出してあげますよ。いつでも言ってね」って言ってるのに、絶対に頼んでこない。「雨だったから出せなかったので出してきて」とゴルゴとかに命令している。聞いてるこっちが気ぃ悪いとかって思わないんかな?ワザとやってるんかな?この人見てるとものすごくストレスが溜まってしまう。あんなに自分勝手に生きているのに誰からも非難されないなんて。ごくごくたまに注意されても、無視してればみんな引っ込む。絶対に怒られない。因果応報なんて言葉彼女の辞書にはないみたい。よっぽど前世の行いがよかったんだろうなぁ。どうでもいいけど更衣室に落とした長い剛毛だけは拾ってね。あたしは盆暮れの掃除しかしないから!っつーか掃除してもお礼のひと言も言われた事ない。フツー言うだろぉ?嫌いな人に対してでも。お行儀の一環として。なのに物のお返しは速攻なんだよね…理解不能。

 エアコン・ファイル・パソコン・金庫・休憩室etc…自分のものって決めている共有物多すぎ。何で他の人も使う、ってことがわからないのかな?自分の机の前にある扉も、人がきっちり閉めずに出て行ったら(このときばかりは超秒速で立ち上がって)すぐにお怒り気味に閉めるのだが、ご自分が出て行くときはきっちり閉めないとか…本当にわからない。




 いつも誘ってくれていた人が、ひと言も声を掛けてくれなかった時。後日何の話題にも上らなかった時。嫌われたと悟った。でも話しかけてもらえるとつい嬉しくなってしまうんだよね。どうせただの世間話であって決して昔の親しみはこもっていないというのに。嬉しがって気持ちを緩めちゃいけない。注意しなきゃ。図々しいヤツと思われちゃう。去る者は追わず。


 ケーキくれたり本くれたりDVDくれたり服くれたり絵をくれたりするのは何でかなーっとかなりドキドキして期待していたら他の人にもあげていた…物をあげるのが好きなだけだった。そりゃそうだよなぁ〜 ま、ケーキは工場製だし本は雑誌だしDVDは重複購入分だし絵は落書きだし服はTシャツだし。えぅっえぅっ。おまけにこんなこと態度にも出せない状況に追い込まれてしまってあたしったら。ネタにもなりゃしない。でも、あたしの頭の中から出せはしないがちょっといい思い出(そのドキドキ感) あの時期、並行して閉口する事態が続行していたのがそもそものケッチン。ああああ自業自得。もうあんなことゴメンだぁ。絶対に惑わされる事なきこと。それが得た教訓。何とかならんか?ならんよな…



 あたしは周囲から気の利かない、頼り甲斐のない人物であると思われているのに加え、偏食で偏狭な人物であるという評価も下されているのであるが、本当にそうなのでガックリする。
 偏食な人物は偏狭であるという図式には大いに賛成しているあたしであるために、あたしが偏食である、ということに久々に気が付くとその図式にスッポリと当てはまってブルー。
 仕事だってお料理だって恋愛だって人生だって何一つ助けてあげられないんだなぁ…「できないよね?」って言われた事あるし。「気が利かないね…」なんて日常茶飯事だし。
 みんなでご飯食べに行って一品料理を頼む時、「これキライだよね」と気を遣ってもらってしまってダメだ。嫌いな部位を残すからお皿が汚いし。






 台湾暗黒記(2005年12月31日〜2006年1月3日まで)

 前日まで仕事だったのに加え、前リサーチゼロ。ホントに旅行行くのかぁ?という実感のなさのまま、ほとんど寝ずに荷物を纏めて出発したわけだが。まぁほんとにあたしったら。せめてリサーチくらいはするよなフツー。とどのつまりが、友達任せ。頼りっきり。オリエンタルラジオじゃなくてもペケポン!だよ。確かに前振りはあったがよもや実現するとはあまり思っていなかったため(旅慣れた方がわざわざ料金の高い年末年始に行くわけないと思ったり、きっと社交辞令に違いないと思ったりでで)車買った直後に本格的なお誘いを受けた今回の旅行。あたしもひえぇぇぇぇ大丈夫かなぁぁぁと思いつつ大丈夫だよね〜といういつもどおりの見切り発車でOKして貧乏旅行に徹するはずだったのに…!!

 KIXの免税店で壊れてしまった。貧乏旅行じゃなかったのかぁ?お友達から小遣いもらってつつましく行く旅行じゃなかったのかぁ?ウィスキーにフレグランスにコンパクト。バカか?さっきまでの決意はどこ行った!?
 飛行機は相変わらず離陸の瞬間がステキ。

 台湾の中正国際空港は雨で、あたしは傘を持ってこなかったのでちとビビった。というかずっと雨だったらどうしよう、と思った。そうだあたしは不幸のつかみ取り体質。本当にずっと雨だったらどうしよう…お友達にも悪すぎる。
 バス、地下鉄を乗り継いでホテルに。これまた引率者頼りでただ歩くのみ。ダメねぇ。

 ホテルは一泊2000円の激安ホテルであって、しかしあたしは激安ホテルがどういうものだかよくわかってなかったのに加え、ネットで検索したときに「改装したてでキレイ」とか書いてあったので安心していたのだがどうやらホテル違いだった模様…漢字の表記もよく似てるが「大」がつくのとつかないというところに違いがあった!!所在地も同じエリアだったので勘違い…(←とここまで書いた後日、もう一度よく調べてみるとどうも同じホテルだったみたい。改装されたっていうのはレストランのことであったらしい。しかし写真で見るのと実物とでは大きな差があるなぁ(笑)そして「大」がついていようがついてなかろうが、それは細かいことらしい…(爆))
 まぁ2000円だからバスタブがなくてもシャワーカーテンがなくても便器とシャワーの仕切りがなくても洗面台が割れてても窓が汚くても虫が出てもしょうがないか?しかしあれだ、トイレットペーパー流しちゃいかんのか。教えてもらわねばわからんかった。ネットでもそういう注意書きは見当たらなかったし…(検索の努力が足りないのか?)確かに何やら便器の後に壁に貼り紙してあったが「馬桶」なるものがゴミ箱なのか、便器なのかわからんし…やはり辞書必携。ってさっき中国語の辞書見たら「ふたつきのおまる」って書いてあった。やっぱ便器のことだったのかぁ〜しかし何でも水に流したいトイレットペーパー激消費人間のあたしにはちとツラいものが…っつーかうんこさん拭いた紙もゴミ箱に!?ひえぇぇぇぇぇってまぁ結局は慣れた、っつーかしょうがなしに…(ビニール袋に厳重梱包で何とか対応)連泊ではシーツも変えてもらえないのでは?というのが旅慣れた人々の説であってこれまたひえぇぇぇな感じだったが次の日、その次の日とちゃんとシーツは変えてくれたし、吸引力の弱い掃除機も何となくかかってるみたいだし、タオルも磨り減ってても洗い立てのが補充してあるしかなり良心的で好感が持てた。(2000円のわりに)しかし夏に行くのはどうか…(虫が心配)
 トイレの件で思いを馳せるに、高速道路のSAなんぞのトイレで汚物入れに紙が山盛りになってるところに遭遇することがあるが、あれってきっと台湾のツアーの方々かなんかが休憩したのね。台湾の方々は「何でこんなにゴミ箱小さいねん!?」と訝しんだことでしょうね。やっと納得。それまでは「何トイレットペーパーで遊んでる!?」と不審に思っていたのだが。まさかこういう風習があるとはカルチャーショック。
 台湾、スクーターだらけ。歩道も道幅の3分の2は駐輪場と化している。車は、意外と三菱優勢。あとはトヨタ。フォードなど…マーチのセダンが走ってた。驚き。ベンツやBMW、ボルボもあるが、大体汚い。それに全てのウィンドウにミラー状のフィルム貼ってるのが大多数。バスに乗ってても車の中が見えなくてつまらん(覗き魔)エクストレイル2.5Lだ!ヤン車あんまし見なかった。

 晩飯飲茶。行列に臆しつつも待った甲斐あり。激ウマ。何しろすげぇ行列であって日本の国であれば絶対に並ばないね。1時間弱待ったもんね。台湾ビール瓶一人頭1本頼んだら「ビン、オオキイ、ダイジョウブ?」とかなり念を押されたので一体どんな大きな瓶なのかと思ったら普通の中瓶程度だったので、(しまった、容量チェックするのを忘れてた)ぜーんぜん無問題だった。
 あったかい物が次々と運ばれてくるので、キャー冷めないうちに早く救出しなくちゃ!とか思ってバクバク食ってどんどん飲んでたらあっという間に完食…お下品ねぇ。

 ホテル隣のスーパーマーケットに行って、仕切りのない便器を覆い隠すべくビニール袋を購入した。だってあたしは水を巻き散らさずに入浴を完遂できる自信nothing。同行の方々は器用だし上品だからできるだろうけど…びしょびしょの便器に座るのもヤなら、掃除すんのももっとイヤだしねぇ(笑)
 っつーか、ビニール袋、相当店内を探したつもりだったがなかなか見つからずに閉口した。販売されている形態が日本のそれと全く異なっており、見つけられなかったのだ。台湾のビニール袋は(あのスーパーだけかもしれないが)全部が炭カル袋で、しかもロール状になっている。10枚折りたたみ状のお気軽なやつがない。おかげで相当嵩の立つ買い物になってしまった。(当然残りは日本にお持ち帰り。ほらここでも無駄使い)

 次の日地下鉄で淡水へ。淡水は超海辺の町で駅を降りた途端に潮の香りが。卵の加工品を購入するのが第一目的。あとは魚肉団子のスープとか。卵の加工品は鐵蛋というもので卵を醤油漬けにして干したもの。何でもすぐにガハッとなるあたしにはお飲み物がないとツライが煮抜き大好きなので嫌いじゃない。初めは卵とは思えない色の黒さと固さに驚くが、黄身は普通の煮抜きと変わらない。
 魚肉団子のスープは魚肉団子の中に肉まんの中味みたいのが少し入ったやつが澄んだ出汁と一緒に出てくる。薄味で美味し。店は汚し。まぁいいか。みんな元気で食べてるものねぇ?ついでにエビ揚げなるもの。餃子の皮みたいのにこれまた何かの具(エビ揚げというからにはエビなのか?あとネギとか…)をくるくる巻いて揚げたのを串で3つほど刺して手渡してくれる。甘辛いタレと、辛酸っぱいタレが屋台の前に置いてあって自由に塗って持ち帰る。あたしは甘辛タレを塗布した。これも美味し。ご同行の方々は思い思いに肉包やらピーナッツアイスやらを購入され、それぞれ味見をさせていただき得した気分。
 淡水の繁華街を抜けて坂道をドンドン登っていくと「紅毛城」なる建物が。ガイドブックでは元イギリス領事館とあったが、入場券の半券を見たら「Fort Domingo」って書いてあったで何かちぐはぐ?な印象が…Fortって砦のことじゃなかったっけ?Domingoってなんだかラテンなニオイもするし…ってことでウチ帰って調べたら、スペイン人がまず作って、そのあとイギリス人が接収して領事館にしたらしい。まったく勉強不足も甚だしい。で、その紅毛城の展示物にも「馬桶」と書いてあるものがあって、日本人旅行者が「あーこれ昔のゴミ箱ね」とか言っていた。しかし、その形状は何となく便所を思わせるものがあったので、やっぱり納得いかなかったのだ。(まぁ今日その謎は判明したわけだが。VIVA辞書)

 淡水から台北駅に戻ったあと、三越へ。日本語を話すおばちゃんのセールストークに乗せられて(?)置物2点購入。世界最高のビルに登るつもりだったが時間切れ(三越で長居しすぎ)で行けず。お茶屋に行って烏龍茶購入。晩御飯はまたまた飲茶。近くの雑貨屋で豪遊。土産のストラップと小銭入れ(本当は煙草入れだけど小銭入れるのにちょうど良し)とTシャツを。Tシャツ、メンズのSを掴んだつもりが持って帰ってきたら何とLだった…またまたトホホ。デカい。

 次の日は、屋台で粥食って中国茶の店へ。今般の旅のご案内をしてくださっているお友達の「お茶の量が多いからさ、一つにしてみんなで分けて飲もうよ」というアドバイスを振り切って「いや、皆で好きなのを別々に頼もう」と我がままを通したあたりから今日の運命が決まっていたのか?同行の方々は気の置けない仲間であるうえに気遣いも上等(あたし以外は)なので険悪な雰囲気にはならずに済んだが、一瞬不穏な空気が流れたのは確かに思われる(いくら鈍なあたしにも察知できたほどであったゆえに)。ご案内役としてみれば、当然自らの経験を踏まえた上での助言であって、それを勝手のわからん新参者に「えーだって自分の飲みたいお茶飲みたいじゃーん」という直裁な欲望から出た発言に折れるのは決して愉快な事ではなかろうし…思えばこれはほんのプレリュードに過ぎなかったか。さて当のお茶といえば、いざ来てみれば一人前の量はあたしの腹具合からすれば大したことなくて、別々に頼んだお茶を分けて飲んでいい加減だったのだが。(何せ茶器小さいもんね)茶器に合わせてか知らんが茶菓子小さすぎ。でも美味し。いくらでも食べれそうだった。中国茶の茶器セット欲しいような気もする…しかしまぁウチではやらんか。やっぱ。

 そしてあたしが「行きたいところ」として挙げていた故宮博物院へ連れて行っていただく。出立前に「行きたいところある?」と聞かれて、リサーチゼロのあたしは、取り敢えず有名スポット!知ってるところ!ということで「故宮博物院」の名前を出したのだが、ご案内役は今までに何度も台湾を訪れている人であって、同行の仲間から「そこって(ご案内役は)前にも行ってるんじゃない?(だからご案内役もあまり行っていない別の場所にしなさいよ)」と窘められた経緯あり。うへぇまたまた出てしまった気遣いのなさが。ご案内役はしかしそれでも「故宮は何度行ってもいいところだから」と絶妙のフォローでもってあたしの非常識発言を採用してくださったのだった。ああ参ったなぁ。故宮は行った事ありますか?くらい聞けよな。トホホ。
 しかし故宮博物院はただいま改装の真っ最中であってずいぶん狭い部分しか公開されていなくて残念。この半券持ってたら、2006年12月31日までまたたタダで入れてくれるんだって。それまでにまた行けるかなl?って行ける可能性は少なすぎるが。しかし故宮、日本人多し。それも日本語ガイドを雇っている小人数のチームがたくさん徘徊しているので、その解説を盗み聞きしながら回れたのはラッキーのうちにカウントしてもよいのかな?
 んで、故宮博物院で一番よかったのが 恐らく常設展示ではなく企画展示の中にあった身の丈2.5m程の仏像。(ああ、また既に何の仏様だったか忘れてしまった…)そのお顔が、本当に本当に本当によくて、そしてこの大女のあたしがググッと見上げる姿勢でお顔を見つめる、というシチュエーションが素敵で(邪すぎる)、何を仰りたいのか、どうとでも取れそうな実に深い表情をされているために、あたしは涙をヨダレに変換しきれずに目から溢れてしまうのが抑えきれなかった。「大丈夫か?」「ダメじゃないか」「大丈夫だよ」「踏ん張りなさいよ」「うーん困ったねぇ」「全部見てるよ」………頭をそらせてお顔を見上げるたんびに浮かんだ表情から伝わる言葉が変わってくる。いつまでも、いつまでも見ていたい。そんな仏像なのであった。
 うーん何時の日か、そんな見つめ合いを、リアル人間と、やってみたいな キャッ ってだからキモいよ!

 博物院から町へ戻るバスの中で人に席を譲って「謝々」と言われた。当たり前のことだけど、日頃公共交通機関を利用しないあたしだから何か物凄く気分がよかった。


 なのにねぇ…


 あたしは気の置けない仲間というのは、遠慮も気遣いも無用で、思い思いのことを言ったり言われたり、それでも他意があるとか疑う事もなく、全然気楽なもんだと思っていたのだが、そこには大きな誤解があったらしい。
 私はダイエットをしていません!と宣言している人がいたとして、あたしは「そうか思うがままにいつでも何でも食べてるのか。間食、過食ありありで」と思ってしまうが、実はその人、間食は絶対しない主義であって夕食にご飯粒は摂らないとか、そういう約束事はしっかり守る生活を送っているということがわかって、「何だよ〜それじゃダイエットめちゃくちゃしてんじゃん!」と反論を試みるが、当のご本人はもう生活習慣として確立されているために、それが我慢であるとか、節制であるとかいう認識はさっぱりないので、やはり「ダイエット」というカテゴリーには属さないらしい…しかし、しかしながらあたしから見れば「ダイエットしない」なーんていうのは昼夜を問わず手当たり次第に物食うこと。口が寂しくなればそれこそ冷蔵庫の中を漁りまくる、コンビニに飛んで行ってでも何かを買う、お金がないなら小麦粉を練ってでも何か作る、座って食べる、寝転がって食べる、いつでも食べる。そして腹壊す…治ってまた食うと言うところまで行かなくては「ダイエットしてない」とは言い難いと思ってしまうので、(今のあたしはダイエットしていない的生活だ)それはもう根本的な認識の違い…

 気の置けない仲間にも気遣いは必要であって遠慮も必要。

 あたしが遠慮なしに何か言うと人が傷付く
 (しかも泣かす!)

 よってあたしは誰に対してもいつ何時でも、遠慮なしに何かを発言してはいかん。

 それが食事の場であっただけに本当に申し訳なくて(あたしは譬えどれだけ機嫌が悪くてもご飯を食べる時だけは気持ちよくしておかねばならないと常々思っているというのに!!)
 旅の途中であるために逃げ場もなく
 ずっと泣き通しだった辛い旅の話を聞いた事もあったのに
 「旅行なんて楽しみに行くもんやん、泣かすなんて信じられん!」と返したあたし自身が犯人だなんて情けなさ100倍で

 ご飯を奢るといったその言い方が悪かったのか…
 その言葉を口に出した途端に、泣き出されてしまい…
 カードで払わせて欲しいと言ったのが勝手すぎたのか…確かに人の金で自分のポイント貯めるなんざ我がままか…このお仲間ならばこういう我がままがまかり通ると思ったあたしの思いの至らなさ(っていうかセコさが許されなかった?)
 
 とにかく、もう何もかもがダメダメで 折角この旅目玉の豪華晩御飯がシオシオで タイミングよく出立前から引きずっていた風邪の塩梅か何だか知らないが体調も急降下で 明るく振舞って場をとりなそうとしてくださる同行の方にも申し訳なくて

 しかしこの旅に際して色々お骨折りをしていただいたことに対して何らかのお礼の気持ちを表したいと思っていたのは本当で(それがポイントを貯める狙いもありながらのカード支払いだったのだが)、そしてご飯を奢ったり奢られたり、というのはそれこそ日常茶飯な出来事であって、友達間だからこそやる、という認識があたしの中にあったために、「友達の間でそういうことをやるのは大嫌い」と思う人がいるとは想像だにしていなく、涙を見てしまったショックと共にショックだった。そして泣かしてしまった以上、あたしの思いを伝えるべく説得を試みるべきではない。楽しかるべし食事の場を壊してしまったのだから。


 大して高くもない(しかし安くはないが)食事を奢られるのを泣いてでも固辞する高潔な人に対して、あたしなんかお小遣いをもらってへらへら受け取って、人品卑しいにも程がある。それを思い出して何だか本当に情けなかった

 裏のない好意は概ね受け入れてもらえるだろうという今までの甘い目論見はダメで、やはり何時でも誰に対してもきちんと考えて気を回して心を配って、それくらいでちょうど普通の人並みだ、ということを頭に叩き込んでおかなくては。ああ難しい。っつーかやっぱしあたしは団体行動にまるで向いていないことが白日の下に晒された。このメンバーこそが唯一あたしが団体行動に混ぜていただいても何とかついていけるだろうと信じていたメンバーだったから。もう誘ってもらえねーだろーなー悔やまれるなぁ。


 ご飯食べた後もシオシオのまま、体調も悪けりゃ気持ちも折れっぱなしで楽しいお店がたくさんあっても何だかちゃん見られなくてどう挽回していいかも思いつかなくてせめて風邪菌を皆さんに移してはいかんと、それだけは留意して電車でもちょっと離れたところに立って宿に帰ったのだった。
 ホテルの隣が24時間営業のスーパーで、何か持ち帰る食料品やらを物色に行ったけど、てんで皆との意見が合わなくって、数が足りないから皆の手に渡らないのであたしが買うのを諦めた物を、買うといっていた人が結局買ってなかったり、確か人数分あったビールが当たらなかったりでちょっとへこんだ。でも、あたしも薬とアルコールでいつもに増して頭ガ回らなくて、きっと自分で思うよりももっとヘンだったんだろう。お買い物やビールのこともただ単なる一方的な被害妄想かもしれない。
 結局よくわかんないまま寝てしまい、朝になったという感じ。地下鉄に乗ってバスに乗って空港へ向かったのだが、あたしもちょっと考えればわかるはずなのに、何で車が右側通行の国のバスで右側の席に座るかなぁ?街中ならまだしも、高速道路に入ったらもう路肩しか見えないじゃん。バスなんだから走行車線ベタベタで走るに決まってんじゃん。あたしは自動車をたくさん見たかったのに!!またダメなのかよ〜〜と自分で勝手にテンション下げっぱなし。

 ただ、空港へ向かう高速道路で見た車の中に、故宮博物院から町へ戻るバスから見たのとソックリなプレマシーが。ローダウンっぷりも同じで真っ黒で窓は黒いフィルムが貼ってあってダッシュボードにティッシュの箱が置いてある。バックドアに大きなマツダのロゴマークが貼ってあればきっと同じ車だったんだろうけど、悲しいかな右側に座ってしまったあたしは、結局それを確認できず。ちぇ〜〜〜。

 空港で食べたお弁当がすごく美味しかった!この旅初めて(で最後の)白ご飯だったけど、超ヒット!排骨だったから、美味しいのにやっぱし食べ方汚い…情けない。食べるの汚い上に遅いので結局完食できずにお残し。さらにダメ度倍増。金が底を付いたため免税店でも行きの元気はなく殆ど素通り。飛行機の席、チェックインの時に気を遣っていただいて窓際に座らせてもらってしまった!でも飛行機の席って横の列数字は一緒でも実際に横並びじゃなくて若干ずれてたので、一人で中央の席に座ってもらった人には本当に申し訳なかった…本来ならあたしこそが離れて座ったほうがよかったのに。と思いながらも窓から見える景色に日が暮れるまでうっとりし続けた嬉しがりのゲンキン馬鹿だ。着陸が近づいて地上の明かりが見える頃になるとまたまた窓にへばりつき。飛行機に乗ったことないのバレバレ。ちなみに機長が女の人だった。キャンディ・ウーとかいう名前で。想像上では何となくカレン・モク。かっちょい〜。
初の海外旅行、やっぱしあたしは人に脅威を与える存在であるということを再確認。もっと自覚して抑えなきゃ。ちゃんと気を遣って。人にプレッシャーを与えないように。勉強になったよ。でも気の悪い行動をしてしまった罪が消える事はない…もし次にチャンスがあったらその時はきっとちゃんとしよう。チャンスがあれば、の話だけど。ハァ。楽しい事も多かったけど、自分のせいで後味の悪い旅になってしまったなぁ。






 誕生日のお祝いにお小遣いをもらった。ってお友達からね。それが結構高額で、確かにあたし前日まで金がない金がないと大騒ぎしていたので、それで気を遣ってお小遣いくれたのかと、少々物欲しげ度が高かったなと思ったけれど、もらってしまった。やっぱ物欲しげ度高かったか?お小遣い以外にもプレゼントまでもらってしまってお友達は大した散財だったと思われる。
 以前に商品券をプレゼントしたことがあったので、それとあんまし変わらないとは思っても、ゲンナマは重みが違う。もらっていいのか迷ったがもらってしまった。いいのか?そうだこれでお友達のお誕生日プレゼントを買おう。(大馬鹿)





 激安と言えば、まぁあたしのように老人もいいとこになってまで働いてる人ってのはやっぱそれなりの地位についている方々ばかりなのであってあたしのようにアルバイトに健保が付いたくらいの激安給料で働いてる人なんていないわけで、(っていうかアルバイトより手取りは少ないよ!!!)それも本当に何だかなぁって感じね。親が残す財産はないかわりに学は付けてやろう、っていう思いで学校に行かしてくれたのに。親の思い台無し。情けない。親の思い子知らずってこのことだわね〜って親の思い知ってるじゃん!余計に性質が悪い。何か金になる、自分の守備範囲な仕事ってないかしら?ないわよねぇ…っつーか自分の守備範囲ってのもまったくわからんし。と言うよりは守備範囲はないし。嗚呼一度でいいから金に物言わせた親孝行がしてみたい。




 ある日の夢。会社でいつもの様にテレクラの反射スピードで電話を取ったら、突然「別れたから。オレ、別れたから」と言われて、何が何やら誰が何を言うとんのやらさっぱり見当もつかず、「はぁ?」と返したなり呆然としていたら、電話の主が別の部署の課長であって離婚したよ、ということを言ってきたというのがこの電話の要旨であることに気づいたところで目が覚めた。その課長とは電話を取り次ぐくらいしか交わりがないうえに、日頃気にも留めない人であったために余計にびっくりしてしまった。っつーか不倫願望ゼロなのに。(面倒くさいことはイヤ!)よっぽど欲求不満なのかぁ?うーきもい。







 とにかくストレスが溜まるわけよ。会社じゃ取り敢えずいい人みたいなフリをしているから。(しかし底が浅いのでモロバレだ)でもいい人みたいなフリをしないでまんまな感じで会社来てる人もいるじゃん。そういう人に対して本当に反感を抱いてしまうわけよ。半ば殺意にも似た感情よ。ケツを後から思いっきり蹴り上げたいのよ。しかも安全靴の爪先で。あああああくそぅ。電話にでも出ねぇで。客が来ても応対しねぇで。上司が何か言っても勝手つんぼ(放送禁止用語)で。誰かが困ってても助けたり手伝ったりしねぇで。そういうヤツが何人もいるから余計腹が立つのよ。何がイラつくって気づきのレベルがあたしより低いとイライラするのよ。あたしが最低ラインよ。この世にあたしより気が利かないヤツなんてまずいないのよ。みんなわざと気が付かないフリをしているのよ。そのわざとらしさが腹立つのよ!!キイィィィィ。そいで結局背伸びしていい人みたいなフリをしているトンチキなあたしが貧乏くじを引いてるのよ!みんな陰で北叟笑んどるわけよ。あははバカだーとか言ってるわけよ。その証拠に、もし仮に本当に気が付いていないのだとして、誰かがそれをやったとき、「ああそうなんだ、そうやるんだ」って気が付くことってあるじゃない?そして気が付けば次に同じシチュエーションに遭遇した時、「こうやるんだ」って行動に出られるでしょうが。そういうことをする人は皆無だもんね。出たり聞いたり助けたり手伝ったりする人いねぇもん!だからわざとシカトしてること決定。まぁそれも込みの仕事と思えばいいんだろうけど、これでもらうゼニは一緒、もしくはあたしのほうが激安だからねぇ。