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 題名:手話の世界へ
著者:オリバー・サックス
訳 :佐野 正信
版元:晶文社
内容:音声言語にまさるともおとらない、豊かな表現力をもつ「手話」。
    人間のコミュニケーションに新しい可能性をひらくこの言語を通して、
    ろう者の文化に光をあてる。14歳まで言葉をもたなかった少年。
   空間を自在に演出する少女。手話で夢みる老女…手話が禁じられた時代から今日まで、
   ろう者の歴史を辿りつつ、人間の脳に秘められた驚くべき潜在力を明らかにする。
   ろう者の「声」としての手話を考察し、言葉とは何か、
   人間とは何かを新しい視点で捉えなおす、優れたメディカル・エッセイ。
<感想>

手話を始めてみようと思う人、聴覚障害者になってしまった人
手話の勉強の一環として考え中の人、必見です。
手話とは何か?
手話の無かった時代でどのようにコミュニケーションをとるのか?
手話について考えさせられる本です。
 
 
 題名:聾の人びとの歴史
著者:ペール・エリクソン
訳 :中野 善達・松藤 みどり
版元:明石書店
内容:古代ギリシャ時代から現代までの欧米における聾教育を
    中心とした聾の人びとの歴史を、豊富な歴史的資料とともにわかりやすく解説。
   さらに、聾教育について語ることによって、
   「言葉」と「思考」に対する人びとの考え方の移り変わりも映し出す。
    自身が先天性の聴覚障害者である著者が、聾の人びとに関する書物が
    非常に少ないことを痛感し、自ら資料を集めてまとめ上げたという貴重な1冊。
<感想>

ろう者はいつから居たのか?の疑問を解決してくれます。
しかし、宗教によって、差別・隔離等など強いられ、
今にこうして平和に生きていられるのか考えさせられました。
私から見ると、この本は手話を始めて6ヵ月以上の人が推移である本です。
指文字の源流も記されています。
本当に貴重な一冊と呼べれる代物です。
 
 題名:聴覚障害児の言語指導
著者:我妻 敏博
版元:田研出版
内容:本書は聴覚障害児教育を専攻する学生や
   聴覚障害児教育にこれから携わる教師を対象に書いたものである。
   初心者が参考にするのにちょうどいい手ごろなテキストに仕上がっている。
<感想>

これは・・・専門の域に達します、
素人は手を出してはいけないと思っているでしょうが、
実際は違います。
本当に、役立ちます。また、参考になります。
今は大丈夫ですが、もしも、何かがのきっかけで自分の子供が聞こえなくなったり
しゃべれなくなったりします。そういう時は迷わず、これを購入をお勧めします。
私の所持の手話関連以外の本は今のところこれだけです。
 
 題名:看護に役立つ手話え辞典
著者:林 優子
版元:あすなろ書房
内容:看護婦さんをはじめ、看護に携わる人々のための入門書として編集しました。    看護の時に使われる手話単語がいくつかあります。
<感想>

何を思ってか、この本を購入してしまった。
なぜ、こう考えるのかというと、
出版が1992年である。
10数年前の手話の本では現代には通用できるのか!?
しかし、こういう手話があったんだと改めて読み直せれる本です。
よくも無く悪くも無い本です。
 
 題名:財団法人 全日本ろうあ連盟 50年のあゆみ
著者:財団法人 全日本ろうあ連盟
版元:全日本ろうあ連盟
内容:全日本ろうあ連盟と加盟団体の50年間に及ぶ活動の記録とその結果を網羅。
   わが国のろうあ運動と聴覚障害者の福祉のありようを世に問い、
   めざす方向性を示唆する。 (詳細な年表を掲載)
<感想>>

聴覚障害者の聖書(バイブル)と言えよう。
50年ではなく、200年のあゆみを一気に読める本。
(連盟が出来て50年という事なので50年のあゆみということ)
ろう運動のおかげで現代は色々出来るものが多くなった。
先代の知恵、悪戦苦闘の活動のおかげで、
現代の聴覚障害者たちに感謝しなければならないのは誰か?と
考えさせられます。
これを糧にして、来世の聴覚障害者のために何か運動をするべきか?
やってみたい気分になります。
この本に出ている人々に、今は隠居させたい気分になります。
(この本に出てる人々たちは現在活動を続けています。何故、続けるかというと後継ぎ難である)