認定試験1 (5級)

下記の文の仮名部分を歴史的仮名遣い(字音仮名遣い由来を含む)に直してください。

 促音・拗音の文字の大小は任意とします。、踊り字(繰り返し符号)は使用しません。
 文の体裁や漢字はそのままとし、仮名遣い以外については一切変更しないでください。

問題兼答案

都道府県名(必須)  名簿登載名(必須)
         

直し了えたら提出してください。1字1点の減点法で10点満点の9点以上を合格とし、お名前を発表いたします。受験は何回でもできます。

(問題文の原形は下で確認できます。)

外国人、海外在住日本人は国名を、日本在住外国人は都道府県名を記入して下さい。

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問題文原形

 日本人は大昔は「母」のことを「パパ」と言っていたらしい。
 「パ」(PA)と発音してみると、上下の唇を閉じて口の中に息を溜めてから唇を開けて発音していることがわかる。
 口を閉じるのがめんどくさいと上下の唇をしっかり合わせずに発音することになるから、唇の間から息を吹いて「ファ」という音になる。
 我々の祖先もめんどくさがりやであったらしい。奈良時代ごろには「パパ」ではなく「ファファ」と言うようになっていた。
 更に唇を一切動かさないで息を吐いて発音すると・・・・ 「ハ」である。江戸時代には実際にそうなった。今我々は「ハハ」と言っている。
 少し追加して言うと、単語の頭ならいちいち息を吹きやすいが、途中ならめんどくさいのである。そこで唇は動かすが息を吹かずに「ファ」を発音すると「ワ」になる。
 歴史的仮名遣いで「は」と書く語中の文字を今の我々が多くの場合「ワ」と読むのはこのためである。(例:「かは(川)」→「カワ」)
 同様に歴史的仮名遣いの「ひ、ふ、へ、ほ」も語中のものは「イ、ウ、エ、オ」と読むのである。
 (上に挙げた「母」が現代において「ハワ」と読まれていないのは「例外」と思っていただきたい。)

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