月齢の相性とは

干潟に生息するシオマネキを小型容器に入れてその活動を記録すると、採集地の海岸が干潮になるころさかんに動き回るのでシオマネキが自然の潮汐サイクルに近い周期の内因性リズムを持っていることがわかります。潮の干満の差は月の運行に関連した約15日周期で変動し、いわゆる大潮・小潮の変化として知られています。

月の運行と関連した生命現象はすでに古代のギリシアや中国で知られていました。海産の生物の生殖活動に月周リズムがあることは、明らかに雌雄の配偶子の出会う確率を高めていますが、月周リズムは海産の生物に限らず陸生の動物にも見られます。海岸から多少はなれた山間部に生息するアカテガニは満月と新月のころに海岸や近くの川に下りてきて幼生を放出するため、幼生はすみやかに海に到達することができます。内陸部に生息する昆虫の飛翔、鳥のさえずりや哺乳類の生殖活動でも月光の作用が認められている例があり、マレー半島の森林にすむネズミは満月前に最も高い受胎率を示すそうです。ヒトの排卵周期についても、月の位相との相関が莫大な資料をもとに調べられています。

このような、生物に内在する内因性リズムが必ずや人間の行動にも関係していると考える立場から月齢による相性判断が行われるようになりました。例えば月齢が0か15であればどちらも大潮の日です。この同じ大潮に生まれた二人の人間の行動パターン、特に生殖行動のパターンは一致する、とするのが大元の原理です。

ただし、大きな潮汐のリズムのほかに小さな分潮のリズムも考慮しなければなりません。例えばM2分潮と呼ばれるリズム(約半日周期)によって行動面が、K1分潮(約1日周期)によって言語面が、O1分潮(約1日周期)によって思考面が支配されているとされています。このような複数の原理によるアドバイスによって恋愛行動を十分に最適化しようというのが月齢による相性判断の目的です。

月例の調べ方

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