Photographer
使用許諾条件9の説明

[再頒布における金銭の授受] このソフトウェアを再頒布するに当たって金銭の授受が行われることを許可しますが、利益を上げることを目的に金銭の授受が行われる場合、事前に著作権者に連絡し、その許可を得てください。

ここでは、ソフトウェアの再頒布にあたっての金銭の授受について述べています。

まず、ユーザーの方に対して説明します。このソフトウェアを気に入ってくださり、たとえば、友人の方などにも渡したいと思ったとします。その際、フロッピーディスクやCDなどを使用し、その代金を友人の方から受け取ったとしても、全く問題ありません。また、郵送代や通信費などがかかった場合、それを友人の方に請求したとしても、作者に連絡していただく必要は全くありません。

次に、利益を得ることを目的に雑誌などを出版しておられる方に対して説明します。

まず、基本的に、雑誌などに収録してくださり、広く世間に紹介してくださることは嬉しく思っているのです。ですから、たとえば、一誌でソフトウェアを百本、二百本と収録し、その中に私どものソフトウェアも含まれているといった場合、見本誌が届くのをいつも心待ちにしております。

それに対し、私どものフリーソフトウェアが雑誌の主要部分を占めるという場合には、正直に申しまして、複雑な心境なのです。大きく取り上げてくださることは、掛け値なしに、喜ばしいことです。しかし、一方、フリーソフトウェアを製作するに当たっては、私どもが費用などすべてを負担し、私どもの側では全く利益を得ていないにもかかわらず、雑誌の側では、そのフリーソフトウェアで収益のかなりの部分を上げていることになってしまうわけです。ただし、そのような場合でも、その様な雑誌との関係を消極的に考えているわけではありません。それどころか、逆に、その様な雑誌とは良い関係を持ちたいと願っています。その様な扱いをしてくださる場合には、ソフトウェアの収録許諾以上に、記事の執筆、校正や監修、ソフトウェアの特別版の作成、雑誌の広告・紹介など、さまざまな形で協力することが可能かと存じます。そうすれば、紙面をより良いものにできると存じますし、売り上げの増加にもつながるかと思います。ただし、その際、その見返りとして、収益の一部をいただければと考えております。それを、ソフトウェア製作などにかかった費用の一部に充てるつもりです。

ただし、上のように書いてあるからといって、収録の許諾請求をためらわれることはありません。ほとんど収益が上がっていないのではないかと思われるような小規模な雑誌や、私どものフリーソフトウェアが雑誌の主要部分を占めていない場合、また、そもそも利益を得ることを目的にしていない雑誌に対してまで見返りを求めるつもりはないのです。その様な場合には、ソフトウェアが収録されたことによる宣伝効果を得られるだけで十分であると考えております。

最後に、このソフトウェアをまさに売買することによって利益を上げようとされる方に対して説明いたします。その様な売買は禁止いたしません。しかし、その際、必ず、事前にご連絡ください。その収益の一部で私どもの活動をご援助ください。念のため申し上げますが、これは、要望ではなく、著作権者からの要求です。その額につきましては、個別に決めさせていただきます。


Back