4. 秘密の機能として隠されている |
世の中にはさまざまなソフトウェアがあります。それらの中には、一見すばらしいもののようでありながら、実は裏で悪さをしているものがあります。たとえば、知らないうちにコンピューター内を調べて回って、収集した情報をインターネットを通して勝手にどこかに発信してしまったりします。
この種のソフトウェアの一部に関しては、実は、事情が複雑なのです。多くのソフトウェアは、インストールをするときに使用許諾条件を表示します。その使用許諾条件の中にちゃんと「情報を収集します」と書いてあるものもあるのです。ですから、そのようなソフトウェアをインストールした場合、皆さんは、ご自身の情報を収集されることに同意したことになります。そして、皆さんが同意した以上、それらは悪さをしているとはいえなくなります。
また、使用許諾条件に書かずに、黙ってそのような行為をするソフトウェアもあります。これは、もちろん悪いソフトウェアです。
この種のソフトウェアの特徴として、使用しようとすると、なぜかインターネットに接続するように促すということがあげられます(促さないものもありますので注意してください)。また、使用していると、なぜかモデムのアクセスランプがチカチカして、なにか通信がおこなわれているということがあります。
この種の情報漏えいを避けるには、本当に必要なソフトウェアのみを選ぶ必要があります。仕事用コンピューターには、決して、余計なものはインストールしないようにしなければなりません。
なお、念のために申し上げておきますが、私たちのソフトウェアは情報の収集など一切しません。