五泉小学校(現五泉市立五泉小学校)  

 

  木の感触が一杯詰まっていた校舎。特に放課後などで、たまたま運動場や教室に一人でいると、寂寞として、木の精霊が棲んでいるような不思議な雰囲気があった。当時の五泉小学校は、大きな学校だった。学級数が55くらい、1クラス50〜60人だった ので、児童数約3000人の県下屈指の大規模校だった。この木造校舎はだいぶ前に解体され、今は、無機質なコンクリート校舎に変わってしまった。

 

*下記のタイトル曲名をクリックするとYouTubeで曲が聴けます

 

■五泉小学校 校歌

 

むすべどつきせぬ 泉の里の

息むなき大地の 誠をうけて

我等はもえづる 園生のふたば

教えの光に いざ伸び行かん

 

拽の音絶えせぬ 我等の里の

栄ゆく行く手に 思いをやれば

進てやまざる 世にさきがくる

進取の意気こそ 新たに燃ゆれ

 

織りなす羽二重 妙なるにおい

飯豊の連嶺の 雪より白し

けがれに染まざる 心のま玉

早出の川瀬の 月より明かし

 

■五泉小学校 応援歌

 

銀の尾ひく早出川

蒲原平野を潤して 

実りの中に育くまる  

おお豊かなり我が五泉

 

■学びの庭に

(卒業式で在校生が卒業生を送った歌)

 

学びの庭に いそしみて

今日ぞ栄えある 我が友よ

ああ 大いなる 天土(あめつち)に

栄ゆく国の 力たれ

 

■花薫る

(卒業式で卒業生が在校生へ返した歌)

 

花薫る 学びの庭に

別れ行く 門出のあした

思い出は 胸にあふれて

懐かしき 我が師我が友

 

風すさぶ ゆくての道も

望みもち たゆまじ常に 

あたたかき 教え守りて 

みたみわれ 国につくさん

 

■学年歌(斎藤卓治作詞、佐藤富三作曲)

 

峰に輝く 朝日こそ

仰ぐ僕らの 太陽だ

苦難の夢を突き破り

共に励まし 進もうよ

我ら五泉校 六年生

 

写真は旧五泉小学校校舎。

 

 

 

■私達が使っていた教科書

・小学1年の「こくご」教科書の最初のページ(昭和23年)

 

 

・小学5年のときの音楽教科書(昭和27年)

6年生の音楽教科書の挿絵