トゲソの生息地を訪ねる

 

平成18年6月12日(月)、トゲソを守る会の中村 さん(当時、事務局長)にご案内いただき、土堀のトゲソ生息地を訪 ねました。この季節にしては天気もよく、快適な見学日和となりました。

 

 保護活動組織をNPO化するための準備を進めておられましたが、いくつかの課題があるようです。なにはともあれ組織の活動を維持するための、それなりの収入を確保することが最大の課題といえるようです。

一方、トゲソの生息する水路が農業用水路にもなっており、農作業の利便性をはかるために、用水路のコンクリート打ちが計画されているそうです。トゲソの生息環境が消滅し兼ねない状況にあり、生息環境を確保するため、この農業用水路に迂回水路を設け、あらたな生息域を作ることを進めておりました。

 

農業用水路の水源となっている湧水部(水温は12℃くらい)

 

トゲソの生息する農業用水路

 

 

当日、捕獲されたトゲソ(今年、生まれたものもいた)

 

湧水井戸がこの道路沿いに沢山ある(写真は中村さん)

 

トゲソはこの地域では数少ない希少生物、各界が、もう少しこの保護に尽力して欲しいと感じた。絶滅が危惧される希少生物を保護していくこと、これを創造的な都市を目指すビジョンのひとつに加えて欲しい。