「打ち込み稽古」と「かかり稽古」の違いについて述べなさい。
 「打ち込み稽古」は、元立ちの与える打突部位を捉えて、打突の基本的な内容に留意しながら繰り返し打ち込んでいくなかで、打突の基本的な技術を体得する稽古法である。
 「かかり稽古」は、打突の成否など一切念頭に置かず、積極的に相手を攻め崩して打突の機会をつくり短時間のうちに気力、体力の限りを尽くして、全身を使って大きく伸び伸びと「しかけていく技」を用いて打ち込む。技術と心肺機能の向上を図り、気力や体力を練りあげる稽古である。