「虚実」について説明せよ。
 心構えや身構えに隙のできた状態を虚といい、用意があり、構えが完備している、整っていることを実と言っています。
 実があれば、必ず虚があり、強いところがあれば弱いところがあるものです。
 試合において、最も労少なくして効多き方法、すなわち、相手の実をさけて虚を打つこと、相手の弱いところを攻めるのが虚実変化の妙用です。