3月25日。日。晴れ。本部〜鹿児島フェリー。船中泊。
沖縄の北、本部から鹿児島までのフェリーは、途中、徳之島や奄美大島など幾つかの島に寄航しながら走る。朝9時に本部を出てから、最終鹿児島着はあくる日の朝8時、ほぼ一昼夜何もすることがない。
テレビは、日頃は見たことがない若者向けの音楽番組をやっている。名前は知らないが、アイドルと言われる、らっきょに付け睫をつけたような可愛い女の子が、私にはどの顔も同じに見えて区別がつかない。驚いたのは、共通点が付け睫だけない。足が皆さん割り箸を二本立てたように、細くて長いのだ。腕も細くて長い。うどんを垂らしたように、両肩からぶら下がっている。女性のチャームポイント、お尻らしき物も、おっぱいらしきものも見当たらない。あるのは、らっきょと、うどんと、割り箸だけである。
女性を産む機械に例えて、物議を醸した大臣がいた。あの方の主張は、生産設備には限りがあるから、一台あたりの負荷を増やして、その負荷の増加が可能なような受け入れ設備を整備しようという、極めて論理的な物だった。「女性を機械に例えて悪いが・・・」という、前置きだけが一人歩きして、肝心の少子化対策の論議が吹いて飛んだのは残念だ。
受け入れ設備以前に、生産設備が問題なのだ。
「でっちり(出尻)、鳩胸」という、女性美の原点が復権しなくて、少子化問題の解決は無い。
手前味噌になるが、日本を救うのは自転車である。女性よ自転車に乗って美しくなろう。
平成の 機械は何故か 子を産まず
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