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2018年9月14日
手を伸ばす老女の頭に落ち葉散る
大原街で買い物。見たくない物を見た。
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2018年9月13日
生業のゴミの車に秋の蠅
蠅も元気が無い。
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2018年9月12日
健康の秋や広場に踊りの輪
今中国は、広場ダンスが流行だ。
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2018年9月11日
情熱のカンナも涼し風の中
街路のカンナも色褪せた。
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2018年9月10日
教師節季節外れの桃杏
今日は教師節。桃李満天下。
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2018年9月9日
秋深し出さぬ手紙の筆を取る
出せぬ手紙と言うべきか。
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2018年9月8日
うつろいの風に八卦見竹鳴らし
中国の易者はよく当たる。
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2018年9月7日
北陵や清朝の御霊木々を染め
ここは北陵公園から近い。
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2018年9月6日
天高し少し気になる腹回り
食欲旺盛
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2018年9月5日
空蒼し宇宙の風に羊群れ
天蒼蒼 野茫茫 風吹風低 見牛羊。
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2018年9月4日
秋風や過越し方へ吹き抜ける
秋は寂しさへ誘う
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2018年9月3日
唐土の雲間に八十路の流れ星
まさに流れ星人生。
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2018年9月2日
鏡中の友と酒汲む秋深し
酒は一人静かに飲むものか。
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2018年9月1日
偽りの秋も装いポプラ道
並木に黄色い葉が見え始めた。
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2018年8月31日
足もみてうたた寝まどろむ秋更ける
銭湯で足マッサージを受けた。
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2018年8月30日
南海の台風の雲唐土へ
台風もグローバルだ
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2018年8月29日
向日葵や夏の名残の種残し
長いようで短い夏が終わった。
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2018年8月28日
塩もみのしなびた胡瓜で一人酒
男の子ありて一人胡瓜を食らう。
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2018年8月27日
手すさびの笛の音に浸る秋の夜
最近は尺八がよく鳴る。
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2018年8月26日
長き夜烏鷺野遊びに窓白む
ネット囲碁に淫していけない。
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2018年8月25日
焼き茄子の寡料理や白い酒
焼き茄子は、料理と言うほどでもないが、得意料理。
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2018年8月24日
幼顔野菊の香り残し去る
ちょっと気になる可愛い子
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2018年8月23日
コスモスや翁手をとりそぞろ行く
偕老同穴。
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2018年8月22日
菜園の隅に一輪秋の菊
まだ咲いたばかりか。
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2018年8月21日
風涼し頭も涼しボケ始め
老眼鏡を探し回る。
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2018年8月20日
秋雨や上着の袖が長くなり
ここは8月が雨期だ。
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2018年8月19日
秋風や焼き肉パーティーハイキング
職場の家族ハイキングがあった。
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2018年8月18日
立ち枯れの芍薬に降る雨細し
夏を代表した美女も哀れ。
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2018年8月17日
天ノ川亡妻へ会う橋架けて
今日は旧暦の七夕
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2018年8月16日
窓の風布団引き寄せ秋を知る
瀋陽はしっかり秋だ。
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2018年8月15日
国破れ異国の丘に母眠る
敗戦から73年。
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2018年8月14日
綿雲をちぎりちぎりて唐へ飛ぶ
台風15号が発生している。
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2018年8月13日
甲子園熱球を背に旅支度
明日からまた瀋陽へ行く。
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2018年8月12日
浜風が運ぶサヨナラホームラン
済美が逆転サヨナラ満塁ホームランで勝つ。
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2018年8月11日
チアガール暑さも蹴飛ばす白い脛
軽やかな舞が涼を呼ぶ。
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2018年8月10日
ハンドルに火照る匂いや夏の道
アスファルトの照り返しがきつい。
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2018年8月9日
長崎の鐘に祈りの原爆忌
73年前の今日長崎に原爆
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1218年月8月8日
平成に名残を惜しむか遍路笠
今年は平成最後の年
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2018年8月7日
名ばかりの秋や伊予路に遍路笠
今日は暦の上では立秋。
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2018年8月6日
ピカドンの猛暑戦後の熱冷めず
今日は広島の原爆記念日。
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2018年8月5日
百回の節目の幕開け甲子園
今年は百回目の記念大会。
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2018年8月4日
同期会また一人減る蝉時雨
いつまで続くか月々の集まり。
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2018年8月3日
ゴミ袋ボトル片手に遍路行く
お遍路さんも水分補給は欠かせない
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2018年8月2日
夏空や赤い巨星が光り増し
今年は火星が大接近
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2018年8月1日
熱帯夜眠れぬ夜を泣き明かす
まだクーラーを着ると寝苦しい
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2018年7月30日
時ならぬ迷子台風涼運び
異例のコース異例づくめの12号台風。
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2918年7月29日
笛吹きて涼を求める石清水
私の下手な尺八では却って暑くなる。、
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2018年7月28日
列島は花火の空に月隠れ
15年振りの皆既月食
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2018年7月27日
カンカン照り健児の夢が一つ消え
全国高校野球愛媛県決勝は済美が勝って新居浜が負けた。
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2018年7月26日
ネット碁に斧を腐らす夏の宵
一日パソコンの前に座る。[爛柯]は、囲碁の別称。
[
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2018年7月25日
買い置きのソーメンが減る出不精
日中は外出する気にならない。
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2018年7月24日
冷酒をぶつぶつ呷って暑気払い
とにかく暑い。
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2018年7月23日
焼き鳥の熱さで暑さ吹き払う
暑いときは、熱い物も良い。
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2018年7月22日
冷房を付けっ放して 死んだ振り
日本列島は連日記録的な猛暑。
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2018年7月21日
半端じゃない18インチへ照り返し
折り畳み小型自転車は、輻射熱をもろに受ける。
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2018年7月20日
我一人影無き道の猛暑かな
道は車だけ、人影も見えない。
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2018年7月19日
熱帯夜泣き面に蜂足つらせ
冷房が原因か?こむら返り。
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2018年7月18日
物好きかうだる暑さにぺだるこぐ
いくら暑くても足は自転車。
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2018年7月17日
猛暑日や懐涼し冷房代
エアコンを一日付けっ放し。
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2018年7月16日
せみ時雨終の棲家の岩を開け
舎弟の四十九日、納骨。
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2018年7月15日
クリームを重ね塗りして日焼け止め
日本列島は猛暑
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2018年7月14日
吉野路に夕闇深し里帰り
吉野川経由バスで帰る
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2018年7月13日
唐土に誰が止めるか雨止まず
明日は一時帰国。
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2018年7月12日
つばくろの低く足元掠め飛ぶ
低気圧は続くのか
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2018年7月11日
夏小雨涼みがてらに濡れて行く
まだ天気ははっきりしない。
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2018年7月10日
長雨も去って大陸透き通る
日本の梅雨も明けたか?
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2018年7月9日
芍薬も最後の夏か艶姿
腰もしっかり伸びている。
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2018年7月8日
大陸も日本も雨雲一つ屋根
日本は記録的な豪雨らしい
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2018年7月7日
織姫の涙か天の川閉ざし
川が閉じたからの雨か。
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2018年7月6日
にわか雨相合い傘の好意受け
雨もまた楽し。思わぬ出会い。
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2018年7月5日
噴水に集う踊りの日が暮れて
公園は夕涼みの人で賑やかだ。
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2018年7月4日
焼き茄子の寡料理や人恋し
一人がいいよと強がる男(豊予海峡)
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2018年7月3日
団扇手にパンツ一つで汗を拭く
暦は小暑だが感じは猛暑。
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2018年7月2日
寝返りし網戸の風に臍晒す
室温32度c。
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2018年7月1日
唐土に一音求め夏の宵
尺八の友達が遊びに来てくれた。
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2018年6月30日
夏風や遠くロシアの熱を乗せ
ワールドカップ一次予選通過。
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2018年6月29日
夏草や百万の同胞越えた浜
七十年前 、私もここから高砂丸に乗り引き揚げた。
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2018年6月28日
渤海の磯の香りや蝦蛄食す
興城は渤海湾を一望する。
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2018年6月27日
興城に古琴を賞でる夏の宵
古城興城に古琴を弾く友人を訪ねた。
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2018年6月26日
芍薬も立ち疲れたか昼下がり
座る牡丹が席譲り
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2018年6月25日
夕涼みワルツのステップ老い見せず
公園で、老若男女ダンスに興じている。
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2018年6月24日
厨房のごみ捨て蠅の塒絶つ
蠅は減ったがまだ居る。
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2018年6月23日
連日の暑さ封じや瓜かじる
まくわうりの季節。
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2018年6月22日
ぽっくりを願えど短い夜が明ける
幸い健康を感謝す。
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2018年6月21日
北国は白夜か短い夜が明ける
今日は夏至。
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2018年6月20日
猛暑日や工事現場の朝早し
日中最高気温36度c。
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2018年6月19日
菜園の葱お裾分け面ゆでる
空き地で作っている葱を頂いた。
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2018年6月18日
端午節軒に蓬や部屋香る
今日は旧暦の5月5日。軒に蓬を吊す習慣がある。
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2018年6月17日
父の日の思わぬ電話驚かす
中国も父の日は祝う。中国が本場か?
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2018年6月16日
出不精の足引き留めるにわか雨
最近よく降る。
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2018年6月15日
夏小雨泥濘残しビル現場
この時期やはり雨は降る。
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2018年6月14日
小雨降る夏でも寒いよいよいよい
思わずセータを取り出した。
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2018年6月13日
空梅雨や恵みの湿り葱青し
この時期やは雨は降る。
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2018年6月12日
米朝で晴らしてくれるか核の梅雨
シンガポールで米朝会談が行われた。
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2018年6月11日
憂い無し網戸工事で蚊に備え
蚊はまだだが、蠅が飛びだした。
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2018年6月10日
夏小雨冷え込みや急上着着る
夏でも寒暖の差がある。
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2018年6月9日
朝粥の売り声競う鳥の声
人も鳥も生き生きとしている。
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2018年6月8日
夏日の出明け六つ東の空白し
日が長くなった。
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2018年6月7日
いつまでも吹いてくれるか初夏の風
気温28度c。湿度60%。快適だ。
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2018年6月6日
空梅雨や唐土遍路の歩く道
中国に梅雨は無い。
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2018年6月5日
菜園に種蒔く人か畝揃え
アパートの空き地には、かなり広い菜園がある。
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2018年6月4日
冷房のメトロで居眠り乗り過ごす
もう真夏日だ。
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2018年6月3日
日射し伸ぶ広場にダンス集う人
最近は社交ダンスが主流だ。
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2018年6月2日
朝日射す巣立ちの雀も大兄(おせ)らしく
巣立ちの雀の声も大人びた。
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2018年6月1日
唐土に舎弟の訃報五月尽
弟が、昨夜亡くなったとメールが来た。
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2018年5月31日
パラソルや緑に映える昼下がり
急に暑くなった。
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2018年5月30日
五月晴れやっと治った腰伸ばし
ストレッチの失敗。自然治癒を感謝。
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2018年5月29日
雷(いかづち)を伴い唐土五月雨(さつきあめ)
ここの五月雨は、大陸的だ。。
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2018年5月28日
老犬や尾を垂れしょぼくる走り梅雨
中国に梅雨は無いが、今日は小雨。
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2018年5月27日
生い茂る緑や時の流れ知る
ついこないだまで寒かったのに。
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2018年5月26日
米朝の間で揺れる五月空
米朝会談は、紆余曲折の中にある。
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2018年5月25日
目の毒かショートパンツに風薫る
本夏初登場ミニスカー。
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2018年5月24日
ただ痛し五月の夜明け魔女憎し
金秋医院に行く。MRI検査異常なし。
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2018年5月23日
風薫るいつもの道に同じ女
毎朝何故か時間がずれても同じ人に会う。
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2018年5月22日
アイウエオ日本へ巣立つ鳥の声
新しい日本の生徒が入学してきた。
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2018年5月21日
声だけの雀の巣立ち散歩道
声はすれども姿は見えず
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2018年5月20日
若緑隣人集いてバーベキュー
空き地で何組かの家族が野外パーティーをしている。
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2018年5月19日
柳綿運ぶ空気や頬を撫で
風も暖かい。
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2018年5月18日
ワンちゃんもクールビーズか胴着脱ぎ
お散歩のワンちゃんも、ちゃんちゃんこは着ていない。
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2018年5月17日
散歩道柳の綿の雪の中
柳絮の季節。
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2018年5月16日
朝の服昼脱ぎ捨てる菖蒲月
一日の間で着替えが忙しい。
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2018年5月15日
八十三五月の空に馬齢積む
今日から満で八十三才
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2018年5月14日
新緑や笛の音にも命増し
最近尺八がよく鳴る
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2018年5月13日
アカシアの庭に石蹴り遊ぶ子ら
中国は子供の天国だ。
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2018年5月12日
年やなあ若葉の道に魔女の杖
腰痛をこじらせた。
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2018年5月11日
五月雨や鼠がしょんべんして逃げる
雨と言うにはあまりに些少
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2018年5月10日
五月晴れセーターの袖をたくし上げ
夏とはいえ、まだセーターは放せない。
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2018年5月9日
新緑や一月見ぬ間に何処に居た
雪が残っていたのに、今はもう夏だ。
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2018年5月8日
迎春花去って菖蒲の迎え受け
一ヶ月の間に、迎春花は散って菖蒲が咲いていた。
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2018年5月7日
童心で粽頬張る飯がわり
懐かしい。粽を売っていた。
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2018年5月6日
春過ぎて唐土へ飛ぶ渡り鳥
季節外れか、変な渡りか中国へ帰る。
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2018年5月5日
静けさや童の声無き子供の日
やはり少子高齢化か?
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2018年5月4日
五月晴れ何処へ行くのか遍路笠
お遍路さんの季節。
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2018年5月3日
憲法を守れ平和の日に思う
戦争は絶対に嫌!
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2018年5月2日
毎日が大型連休また休み
退職後は休みしか知らない毎日。
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2018年5月1日
爽やかな暑さや平成クールビズ
クールビズは季語か?
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2018年4月30日
鯉幟探して分け入る山の道
最近は町の中では鯉幟を見なくなった。
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2018年4月29日
連休は真夏の暑さで幕を開け
今日の最高気温は27度c
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2018年4月28日
雑草と呼んでくれるな芝ざくら
こんな花でも立派な名前がある。
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2018年4月27日
慎ましく軽口叩く春の宵
セクハラと言われたくない軽い口
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2018年4月26日
春風に吹かれシーソー童歌
公園に子供の声。いいものだ。
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2018年4月25日
髪切って髭剃って春やいい男。
最近は散髪もこまめにする。
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2018年4月24日
ほかほかとほっぺたで聴く春の音
春が全身で聞こえる。
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2018年4月23日
名も知らぬ花や小さき庭に咲く
雑草というにはあまりも可愛い草花
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2018年4月22日
列島に気まぐれの夏高気圧
一部30度の土地があった。
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2018年4月21日
烏鷺の友訪ねて石手の寺に春
久し振りで友人の碁会所へ行く
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2018年4月20日
遍路笠タンポポの道に汗拭い
真夏の陽気
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2018年4月19日
雨を待つ筍の芽や薮の中
尺八の材真竹探して竹藪へ
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2018年4月18日
冷や水か八十路のペダル春の坂
まだ自転車は放せない。
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2018年4月17日
寝たきりの友の枕に春日射し
友は胃瘻の手術をして物は言えないが、良い目をしている。
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2018年4月16日
春冷えや川面の風に背を丸め
日本の春も寒い日がある。
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2018年4月15日
暑くなし寒くもない道山躑躅
最高のサイクリング日和
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2018年4月14日
春風や鯨潮吹く桂浜
桂浜からの太平洋の眺めは壮観
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2018年4月13日
土佐を旅ハイビスカスの迎え受け
南国高知はハイビスカスの花盛りだった
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2018年4月12日
春風や日中の曲を吹き交わし
張さん、大萩さん二人の名手で尺八の競演
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2018年4月11日
春凪や国宝の旅大山祇
しまなみ海道を遊ぶ
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2018年4月10日
唐土の友遠く来て春の空
張聴氏を迎えて関空へ
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2018年4月9日
春風や伊予路りんりん鼻に汗
日本は汗ばむ陽気。
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2018年4月8日
雪の中飛んで花散る国に降り
瀋陽は早朝零下、日本は桜も終わっていた。
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2018年4月7日
渡り鳥日本への旅凍る息
三ヶ月ぶりのに本へ
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2018年4月6日
戻り冬清明節は雪の中
清明節の時期は寒いという言い伝えがある。
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2018年4月5日
時ならぬ小雪混じりや桃の花
桃の開花にはこの寒気の刺激が要ったようだ。
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2018年4月4日
瀋陽も一夜見ぬ間の桃の花
蓋州と瀋陽は300キロくらい離れている。
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2018年4月3日
遼南や柳に緑桃の花
所用で蓋州に行ってきた。ここは少し春が早いようだ。
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2018年4月2日
股引も薄くなりけり足軽し
朝夕はまだ股引が欲しい。
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2018年4月1日
剪定の刃先に宿る春の露
お年寄りの男性が、庭木の手入れをしていた。
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2018年3月31日
春風やゴビの薫りがそよぐ中
これぞ春の薫りだ。
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2018年3月30日
囀りや途切れる間なし和む陽に
すっかり春だ。
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2018年3月29日
暖房の煙も消えて春の空
それでも室温30度ある。
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2018年3月28日
国会に春の嵐や茶番劇
役者はしたたかな官僚と、ボロ政治家。
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2018年3月27日
枯れ枝に瞳を凝らす小さな芽
もうすぐ緑だ。
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2018年3月26日
洗濯もパリッと乾く春日射し
ベランダは暑いくらい。
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2018年3月25日
脱ぎ捨てたシャツをまた着る昼下がり
一日の中でも寒暖の差は大きい。
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2018年3月24日
小朋友去って春の嵐過ぎ
中国の子供達が遊びに来てくれると、一騒動。
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2018年3月23日
マフラーをかなぐり捨てる陽気かな
手袋も外した。
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2018年3月22日
埃拭き陽気取り込む窓の外
久し振りで窓を開け放った。
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2018年3月21日
三日月に隠れて猫の忍ぶ恋
猫にも春が来たようだ。
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2018年3月20日
暁を覚えぬ眠り床の中
春眠暁を覚えず。春は眠たい。
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2018年3月19日
つむじ風ゴビの薫りを乗せて舞い
春はこの風から
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2018年3月18日
地球儀を撫でて夢見る春の旅
世界一周の夢はまだ捨てていない。
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2018年3月17日
小走りに走りたくなる道に春
暖かくなると身も軽い
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2018年3月16日
ぬかるみや戻ってきたか仮の春
昨日の雪はもう溶けた。
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2018年3月15日
足踏みの春か柳に雪降らせ
春は一直線には来ない。
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2018年3月14日
空重し春の兆しか砂の色
ここの春は、砂風から始まる。
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2018年3月13日
吹き抜ける風暖かし鳥の声
小鳥も春を待っていた。
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2018年3月12日
白茶色根雪もまばら春の道
根雪も溶け始めた。
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2018年3月11日
春を待つまずゴキブリが目を覚まし
のろのろと、ゴキブリが動き始めた。暦の啓蟄は一昨日。
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2018年3月10日
大陸に少年の薫り春の風
ここ旧満州は、私の第二の故郷だ。
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2018年3月9日
一日やまた一日や春遅し
やはり本格的な春が待ち遠しいこの頃。
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2018年3月8日
春や雪またぬかるみを繰り返す
溶けては凍る春の雪。
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2018年3月7日
どこまでも変わらぬ車窓や春の風
時速300キロの列車の車窓の景色が、がどこまでも変わらない。
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2018年3月6日
幼子のイエイエハオに春の笑み
イエイエハオは中国語で「おじいちゃんこんにちは」
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2018年3月5日
ぬかるみに厚き氷や春遠し
溶けて凍って、三寒四温を繰り返す。
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2018年3月4日
なまぐさし風に黄砂を予感する
防風林のポプラを根こそぎに倒す黄砂も近い。
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2018年3月3日
カーテンの日射しにちらり春の影
少し日射しが伸びてきた。
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2018年3月2日
少年の甘さや元宵団子食う
子供の時食べた元宵団子は、こんなに美味い物はないと思った。
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2018年3月1日
王さんを待たせた雪溶け迎春花
春の三月雪溶けにお嫁に行きます隣村王さん待ってて頂戴ね。
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2018年2月28日
戻り冬白一色の春の雪
消えたかと思ったら、雪は足踏みしていた。
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2018年2月27日
暖冬やぬかるみもなく雪が消え
ぬかるみは春の象徴だったが、雪そのものが少なくなった。
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2018年2月26日
花咲かぬ八十路の春や一人酒
一人も良いものだ。負け惜しみでなく。
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2018年2月25日
ベランダの日射しとともに腰も伸び
春だ。体調も良い。
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2018年2月24日
春進む窓に朝日が忍び足
春が実感できるところまで来た。
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2018年2月23日
故郷は椿さんかな春うらら
今日は陰暦1月8日。松山は椿さん。本格的な春。
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2018年2月22日
排煙か霞か春の陽は暗し
今日から御用始めの工場も少なくない。
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2018年2月21日
鳴りやまぬ未練の爆竹春の宵
春節は終わったはずだが・・・?
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2018年2月20日
春節も最後の爆竹幕閉じる
今日は陰暦1月6日。俗に言う「破五」。松の内は終わる。
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2018年2月19日
地下鉄もいつもの満員春近し
今日は月曜日、平常が戻りつつある。
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2018年2月18日
春節も終わり通りに車増え
アパートの駐車場も帰省戻りの車が増えている。
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2018年2月17日
春節の休み青空取り戻し
工場は春節長期休暇。瀋陽の空は青かった。
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2018年2月16日
爆竹に追われて鬼の居場所無し
春節は、外国人にとって必ずしも快適ではない。
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2018年2月15日
年明けていつもの朝に気を澄ませ
今日は春節。いつもの朝だが少し違う。今日から中国では84才。
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2018年2月14日
福の字を逆さに貼って春招く
明日は春節。玄関に福の字と対聯を貼って飾る。
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2018年2月13日
腰痛を欺し欺して春を待つ
按摩は上手だったが、まだ痛い。
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2018年2月12日
魔女の杖按摩通いの凍る道
腰痛は辛い。柔軟体操の失敗。
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2018年2月11日
亡き母の祥月命日春浅し
72年前の今日、敗戦の翌年、母はこの地で30才の若さで夭折した。
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2018年2月10日
久々の湯船に浸り仮の春
一ヶ月振りで風呂に入った。
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2018年2月9日
温い朝夢は地球を駆け巡る
少し暖かいと世界一周の虫が目を覚ます。
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2018年2月8日
暖房の煙棚引く春遠し
寒暖を繰り返すが春はまだまだ。
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2018年2月7日
台湾に地震の知らせ寒い朝
被災者の無事を祈る。
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2018年2月6日
香り良し寒さも楽し五糧液
思いがけぬ寒中見舞い。高級白酒。
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2018年2月5日
風寒し血圧の敵ドアの外
急激な寒気の変化は血圧に悪い。
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2018年2月4日
名ばかりの春に吐く息凍る朝
今日は立春。最低気温-23度。
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2018年2月3日
着ぶくれのメトロで席を譲られて
中国は年寄りに席を譲るのは常態化している。
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2018年2月2日
亡き妻の祥月命日風寒し
丁度12年前の今日だった。
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2018年2月1日
ベランダの洗濯物に小春の陽
寒中束の間の春。
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2018年1月31日
暖房の煙真っ直ぐ陽もうらら
今日は無風温暖。
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2018年1月30日
氷割る童の横で千鳥足
路面の氷はまだ厚い。
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2018年1月29日
小春日や故宮の庭に腊八の陽
腊八は旧暦の12月8日。今日から日射しが少しずつ緩む。
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2018年1月28日
三千里孫の電話に春想う
今日は孫の誕生日。日本も春も遠い。
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2018年1月27日
チャンネルは何処も寒波と雪ばかり
寒波の襲来も大陸的だ。
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2018年1月26日
寒空や煙もくもく墨絵画く
暖房の煙はまた大気汚染の元兇でもある。
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2018年1月25日
冬将軍お疲れですか朝日射す
それでも外気温度は-16度。
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2018年1月24日
大寒の暦に嘘なし凍る朝
大陰暦から生まれた24節季は、季節と符号する。
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2018年1月23日
招かざるシベリア寒流長逗留
今日の瀋陽の最低気温-27度。
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2018年1月22日
シベリアの寒流に乗り朝の風
今日の寒さは厳しそう。
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2018年1月21日
寒波来る記録尽くしの零下の日
漠河(中国の北極)は零下46・5度。
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2018年1月20日
寒さ慣れ零下の風に頬まかせ
慣れると冷風も心地よい。
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2018年1月19日
南極で越冬するか重装備
これ以上寒くなったら何を着たらよい。
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2018年1月18日
朝日待つ枯れ枝飾る白き花
街路樹の霧氷。短い寿命。
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2018年1月17日
葱トマト茄子芋卵15元
日本円にして200円ほど。日本なら1000円はする買い物。
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2018年1月16日
ハルピンのお国自慢は雪まつり
生徒は中国各地から来ている。
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2018年1月15日
朝焼けや東の空に故郷思う
東方遙拝と言えば時代錯誤か。
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2018年1月14日
時ならぬ窓のひだまり緩む朝
外気温度零下1度c。今日は暖かい。
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2018年1月13日
国越えて手談の後の酒を酌み
遼寧企業家囲碁大会に招かれる。
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2018年1月12日
ヒサシブリ日本語授業の年始め
今日からまた、日本語教師生活が始まる。
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2018年1月11日
この寒さ面の皮をも引きつらせ
気温-15度c。自慢の面の皮ももたない。
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2018年1月10日
白銀や車の屋根も野っ原も
昨夜来の雪で、空気も澄んで白銀の世界。
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2018年1月9日
海一つ春から冬へ首すくめ
関空+3度、瀋陽ー6度。最低気温-22度c。
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2018年1月8日
旅立ちの防寒靴を締め直し
今晩船で関空、明日から中国。
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2018年1月7日
膏薬を重ね張りして腰伸ばし
やれやれ今年もどうなるか。
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2018年1月6日
新年や集う八十路の爺と婆
今年最初の高校同窓会があった。
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2018年1月5日
冬景色共に見る人既に亡く
亡妻の13回忌をした。
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2018年1月4日
しめ縄も外しごみ捨て事始め
今日からゴミ回収車も来る。
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2018年1月3日
正月の残りをつつき一人酒
酒は一人に限る。
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2018年1月2日
松の内おせちに雑煮パンシロン
ついついご馳走を食べ過ぎる。
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2018年1月1日
音凍る静かな朝や年始め
良い正月だった。
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2017年12月31日
来年も生かしておくれ除夜の鐘
健康をのみ願う。
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2017年12月30日
何事もなく年過ぎてすす払い
一年の無事と健康を感謝する。
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2017年1月29日
客一人電車の窓に障子山
昼間の郊外電車はのんびりしている。
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2017年12月28日
人生の冬寝たきりの頬に笑み
私は寝たきりが単純に不幸とは思わない。
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2017年12月27日
年の瀬や賀状書き終えやっと過ぐ
毎年のことだが・・・。
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2017年12月26日
北風に背中押されて散歩道
日本もそれなりに寒い。
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2017年12月25日
焼き鳥や蓮根皮肝餅ベーコン
この時期焼き鳥に限る。
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2017年12月24日
聖し夜平和の願い遙かなり
エルサレムにまた新たな火種。
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2017年12月23日
寝返りを繰り返し打つ長き夜
今日から少しずつ日が長くなる。
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2017年12月22日
憚りつジャンボの列の尻に付く
やはり少し恥ずかしい。
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2017年12月21日
小春日やペダル漕ぎ漕ぎ道後の湯
今日は暖かい。やっと落ち着いた。
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2017年12月20日
日めくりを一枚めくって三日過ぎ
なにをやってもとろい。日ばかり過ぎる。
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2017年12月19日
気ばかりがそぞろ歩きの年の暮れ
まだビザの処理が終わらない。
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2017年12月18日
慌ただし今日の始まり袖畳み
今日も忙しい。さあパジャマをキチンと畳んで・・・。
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2017年12月17日
寒酒や六十年の暖簾かな
久し振りで夜の飲み屋街に出る。
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2017年12月16日
じゃこ天やこれ食いたくて里帰り
じゃこ天は、我が古里伊予の味。
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2017年12月15日
あの人も訃報を重ね葉書書く
今年も多くの知人友人が亡くなった。
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2017年12月14日
寿司食えば日本の味や義士祭り
何故かたっぷり日本を感じるひととき
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2017年12月13日
ふるさとや惰眠にうどんに一人酒
久し振りの日本は、やはりふるさと。
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2017年12月12日
行く帰るどちらでもない渡り鳥
ビザの関係で今日から一時帰国。
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2017年12月11日
木枯らしや流し待つ間の頬を切る
ここの寒さは痛い。
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2017年12月10日
一日が重たい冷たい年の暮れ
なんとなく気が重いことが多いこの頃。
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2017年12月9日
不精者しなびた茄子でお番菜
冷蔵庫に茄子が残っていた。
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2017年12月8日
暮れ近し一期一会の講義する
ビザの関係で、最後の授業になるかもしれない。
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2017年12月7日
瀋陽はやはりワンタン老龍口
久し振りに瀋陽に戻っての実感。老龍口は瀋陽の地酒。
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2017年12月6日
杜甫草堂踏み重ねゆく銀杏の葉
銀杏は成都市の市樹。そこはまた歴史と文化の里。
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2017年12月5日
遠く来てパンダの里や風寒し
パンダ公園遊覧。
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2017年12月4日
四川鍋麻婆豆腐に五糧液
土地の名物要理と土地の銘酒で四川棋院の接待を受ける。
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2017年12月3日
成都暮る時節知らずのスモッグと
好雨時節を知る、雾霾時節を知らず。(雾霾はスモッグの中国語)
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2017年12月2日
青い目と日本の爺が烏鷺の秋
重慶で行われた国際囲碁大会に参加した。
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2017年12月1日
赤門の古刹江南秋深し
ここ江南はまだ秋だ。
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2017年11月30日
呉清源落葉三年菊薫る
福州で行われた呉清源三年忌に参加した。
漢俳
題 呉清源三年忌
福州爽秋天 福州秋天爽やかなり
落葉三年呉清源 落葉三年呉清源
山腹菊花薫 山腹に菊花薫る
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2017年11月29日
寒風を突き破りけり独楽の鞭
公園で、ビール瓶大の大きな独楽を回している。
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2017年11月28日
暖炉端中式按摩に身を任せ
月に一度は全身をもみほぐして貰う。
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2017年11月27日
昨日またかくてありけり日暮れどき
明日もまたかくてありなんことを願う。
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2017年11月26日
パイカルとナッツを友に夜深し
異国暮らしをしみじみと思うひととき。
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2017年11月25日
起き辛しこぶら返りの冬の朝
水分の補給を怠ると、足がつる。
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2017年11月24日
明けやらず二番寝入りの尿する
最近は、一度は小用に起きる。
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2017年11月23日
襟巻きも完全武装の仲間入り
手袋をすぐ忘れる。
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2017年11月22日
激辛の重慶面で風邪封じ
香辛料は、胃袋から暖めてくれる。
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2017年11月21日
くぐもりて丸き柳や葉を落とし
烈風の中、小さい柳は球形で風圧面積を最小にする。
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2017年11月20日
犬の糞猫が跨いで吹きだまり
犬猫の公衆便所は自由席。
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2017年11月19日
ワンタンの湯気けむらせる眼鏡拭き
朝の外食の食堂の熱気はワンタンだけではない。
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2017年11月18日
急ぎ足防寒帽の耳おろし
私の耳たぶは、寒さに弱い。
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2017年11月17日
初霜やよちよち歩きの四股もどき
年寄りは転ぶのが怖い。
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2017年11月16日
焼き芋の香り路地裏息白し
焼き芋は安くて美味しい。大きいので5元。(80円弱)
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2017年11月15日
小春日や胴衣のチワワとちゃんちゃんこ
中国もペットブームである。
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2017年11月14日
招かざる客木枯らしにセロテープ
北向きの部屋は目張りが要る。
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2017年11月13日
包丁の背で叩き割りくるみ食べ
くるみは特に旨くもないが、食べ飽きもしない。
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2017年11月12日
寒風やとぎれとぎれの鳥の声
昔あんなに居た雀は、どこへ行ったのだろう。
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2017年11月11日
北風や押し開ける戸を押し返し
寒気に向かってアパートのドアを開けるには、気合いが要る
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2017年11月10日
病葉を拾い集めて書に挟み
短い秋に病葉も早い。
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2017年11月9日
小春日や久しく閉じし窓を開け
三寒四温を繰り返しながら冬は深まる。
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2017年11月8日
果てしなくただ空青く月白し
広域大陸性高気圧は、全空に青いドームを作る。
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2017年11月7日
寝て食べて出して終日冬籠もり
インターネット碁に熱くなる。
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2017年11月6日
肉饅に一汁一菜豆腐汁
朝食は、毎朝近くの「早餐」(朝食専門店)で食べる。
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2017年11月5日
湯沸かし器加湿器代わりにたぎらせる
冬の湿度は低い。時に20%以下に下がる。
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2017年11月4日
買いだめの即席餃子をチンで食べ
冷凍餃子は意外に美味しい。
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2017年11月3日
柿買えば勤め帰りの日は暮れり
5時「下班」(勤め終わり)。日暮れは早い。
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2017年11月2日
重ね着のまたまた一つ重ねけり
一日の間でも温度差は激しい。土地の人も頻繁に脱ぎ着する。
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2017年11月1日
床暖に騙されゴキブリ目を覚まし
11月1日から「地熱」(床暖)が入る。
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2017年10月31日
散り急ぐポプラ並木に息凍る
ここで言うポプラは楊樹。防風用に道路沿いに植えられている。
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2017年10月30日
白菜の枕を並べニーハオマ
白菜は当地の貴重な保存食である。保存前に干してある。
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一句成仏 2017年12月10日
日 愛媛新聞へんろ道掲載
どちらかというと、殺伐とした中国東北地方の風物は、俳句と無縁の世界だと思っていた。しかしある日、中庭に保存用の白菜が干されて居るのを見て、「白菜の枕を並べニーハオマ」と呟いたら、これはどうも俳句もどきなのだ。
ご多分に漏れず、私も最近は難しい言葉は出てこない。季語を軽視しているのではないが、元々詳しくないせいもあり、ここに適当な季語が思い浮かばない。
外の宇宙も無限なら、内なる自己もまた限りが無い。その内なる自分と向かい合うのが季節感であり、季語はそこに介在する物だと思っている。ならば季語も又、その地に応じて無限であっていいはずだ。
さて講釈はともかく、俳句もどきに味をしめて自分のHP(けんさん)に「瀋陽駄句日記」なる物を一日一句で書き始めてみた。左の脳が衰えて、記憶力が減退した分右の脳のスペースが出来たのか、独り言がそのまま五七五になり、滑り出しは好調である。
一日一句。明日はまた明日の感性が生まれるのを期待しながら毎日書いてみよう。
一日一句が、週一句になり、月一句になり・・・。その内本当に一句成仏。南無合掌。
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