レンガで作る自作バーベQコンロ

2001/4/23作成



これからの季節、屋外でバーベキューなんていいっすよね。炭火の直火で焼かれた肉は、こんがり焼けてるし柔らかくとってもおいしい! 

家の庭先にレンガで常設されたコンロがあれば、手軽にできるしガーデングッズのアイテムとして見た目もGOOD!  

…ということで、作っちゃいました!その製作工程は以下のとおりです。   

renga01.jpg (33331 バイト) チョット白っぽくなっちゃった外観  renga03.jpg (23826 バイト)
正面から…鉄板を乗せるために、段差をつけた3・4段目 renga02.jpg (38256 バイト) 炭を置く鉄板を乗せたところ

 

基礎

 

設置場所を20cmほど掘り返し、砂利とコンクリートの破片(以前パーゴラ製作時の基礎に使用した残骸)を敷き詰め踏み固める。(10cm圧)その上にコンクリートブロック3つを並べ、目地には砂を入れ周辺も土を入れ固めました。ただ目地を全て覆ってしまうと水捌けが悪くなるので、一部分に穴を開けておきました。

 

準備

作業の下準備としては、赤レンガをモルタルが付着しやすいように、丸1日ほど水に浸けておいたことくらいでしょうか…、今回作ったコンロで、4段目のレンガは水に浸けておく時間が少なかったせいか、モルタルの付きが悪かった…。最低レンガから気泡が出なくなるまでは浸けておいた方がいいっす。 これって結構重要かも…。

 

組立て

高さは4段積みにしてみました。

目地にはモルタル(セメント1、砂2、水の割合)で適に詰める。(水平器の使用)
乾燥しないうち、はみ出したモルタルを水で洗い流そうとしたんだけど、モルタルが緩くて目地に詰めたものが滲み出てきた。全体的に赤レンガが白っぽくなっちゃいました。

材料

赤レンガ 大21個

21×10×6

75×21個=1575
赤レンガ 小8個 10×10×6  58×8個=464
コンクリートブロック 40×20×10 98×3個=294
鉄板(炭をのせる下敷) 450×1枚=450

セメント

家にあったもの使用

 

   

炭についてのなるほど…ザ・ワールド!?

加熱方法

ガスの加熱は「対流伝熱」が主体。ガスが燃えたときの熱で、まず空気が熱くなり、この熱い空気にさらされることで、肉が焼ける。空気を介して、間接的に肉を加熱している。一方炭火の場合は「放射伝熱」が主体。赤外線という目には見えない熱線が、肉に直接当たって熱に変わり、肉が焼ける。空気を介さない直接加熱なんです。

焼け方の違い

炭のほうが焦げ目の色付きがよく、かつ均一に焼ける。一般に直火焼きでは、対流伝熱より、炭火のような赤外線を用いた加熱のほうが、こんがりとうまく焼くことが出来る。

黒炭と備長炭の比較

「黒炭」は、密度が低いので、火がつきやすいが、短時間で燃え尽きてしまう。一方「備長炭」は、密度が高く、なかなか火がつかないのだが、一端火がつくと長時間燃えつづける。
価格的には、一般に備長炭のほうが2倍程度する。

調理時のバーバキューの味については、「黒炭」でも「備長炭」でも、粗悪な炭(一部の輸入炭の中には臭いや煙が出る)でないかぎり、味に差はでない。それほど長時間の火力を必要としないバーベキューでは、比較的安価な「黒炭」で十分。

 

炭の火おこし術

 

回りの風向きを見極め、空気穴を風上に向ける。(コンロの中に新鮮な空気を入れるため) 新聞紙2枚を、すぐに燃え尽きないように軽く握ってから、コンロのなかに置く。 
その上に割り箸を10本程度のせる。 
出来るだけ小さな炭を5〜6個選び、割り箸の上に置く。 
マッチで点火。新聞紙の下のほう、2・3ケ所から火をつける。 
炭の一部でも火がついたら、うちわで真上からあおぐ。 
十分火が回ったら、必要な量の炭を加える。あとは、ひたすら、あおぐだけ。

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