超水族館!!


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―――水族館のあちこち・後編―――

昼食を食べ終えた後は、「人魚の海」コーナーへ向かった。
待望のジュゴンを正面から見ることができた。
マナティより愛嬌のある顔つきの、セレナとジュンイチが泳いでいた。
セレナはご飯の時間らしく、エサのアマモをまたもやモグモグ食べていた。
ジュンイチはゆったりと水槽内を泳いでいた。
ジュンイチの水槽の左側では、セレナが日本にやってくるまでの「セレナの全て」というビデオが上映されていた。
東南アジアで小さなころに捕獲されたセレナが、現地の人達に手厚く育てられ、友好のためにはるばる飛行機に乗り、日本にやってくるまでの物語だった。
飛行機はJALで、中にはスチュワーデスも乗っていた。
「やっぱりスチュワーデスさんはセレナに『お飲み物いかがですか?』、とかってサービスしたのかなぁ?」と、ここでもくだらない事を言ってしまった。
ジュンイチの水槽のまん前には、ウミヘビが展示してあった。
何度も沖縄石垣島で泳いでいたが、ここで初めて生きたエラブウミヘビを見ることができた。


ジュゴンの次はラッコとペンギンを見なければ、と「極地の海」のコーナーへ向かった。
そこにはイロワケイルカがいた。
よくパンダイルカと言われるイルカだった。
だが、そのイルカよりも私はクリオネに惹き付けられてしまった。
本物のクリオネッ!!!!
私はクリオネが好きなので、とても嬉しかった。
しかし、何故かほとんどのクリオネが逆さまに…。
そして水槽の中に流れがあるせいか、何匹か逆さまのまま流れに翻弄されていた。
クリオネは貝の仲間だということを、ここの説明で知る事ができた。
大きさは五mmくらいで、写真に撮るのは一苦労だった。







クリオネの奥にはラッコがいた。
ポワポワしていてとても可愛い♪
先日『飼育日誌』で、ラッコの「ドン君」がプールに浮かび、水流でクルクル回っていた、という話を読んでいたが、まさに目の前にはクルクルラッコが…。
か……かわいい…(* ̄∇ ̄*)
これを見られただけでも、水族館に来た甲斐があったというモノだ!!(ほんとかっ?!)
同じ『飼育日誌』の話の中では、隣のプールでラッコの「タマ嬢」が、立ち泳ぎ状態でクルクルと「バレリーナ状態」だったと書いてあったが、今回は残念にも見ることはできなかった。
回転ラッコの隣では、三匹のラッコが忙しそうにプールに潜ったり出たり、隣に続く扉を叩いたりとせわしなく動いていた。


ラッコの次はペンギンだっ!!
扉を開け外に続く廊下をいくと、左手にカワウソがっ!!
可愛い〜〜〜〜!!
ウロウロと動き回り、時々「キッキッ」と鳴いていた。
最初は驚いているためか、そばには寄らずに小屋のそばから怖々とこちらを見ていたが、害は無いと分かったのか、そばに来て水に入って泳いだりしていた。
その右隣にも2匹のカワウソがおり、この2匹もとても可愛かった。


カワウソのコーナーを過ぎるとペンギンがいた。
フンボルトペンギンらしい。
水際に整列しており、ぼ〜〜〜っと何処を見るわけでもないような眼差しで立っていた。
中に水中を泳ぎまわっているペンギンも何匹かいたが、友人が手をガラスの前で「サッ、サッ」と動かすと、その動きに合わせてペンギンの顔が動き、大きく動かすと後を追って来たりした。
そういえば、ペンギンは動く物に興味を示す、という話を聞いた事があった。
しばらくそうやって、ペンギンと戯れてみた。

ペンギンのコーナーの先は何も無かったので、そこでUターンし、また3階へ向かった。
3階にはこの日、初披露となった「オケラ」が展示してあった。
このケースは職員の手作りという話だが、きれいにできあがっていた。
(『飼育日誌』では、いろいろと心配をしていたようだったけど…)
しかし、このケースの中には2匹のオケラがいるらしいが、よく見ても何処にいるのか皆目分からなかった。
隣には友人がトイレに行っている時は準備中だったが、この時は職員が何やら準備をしていた。
中に入れたのは「カブトムシの幼虫」。
あのでっかい饅頭のようなヤツだ。
上にポロッと置くと、モムモムと土中へと潜っていった。
これも何処にいるのか分からなくなるのは、時間の問題のようだった。
「日本の川」のコーナーへと進むと、聞いた事のある名前の魚がたくさん泳いでいた。
アユ、イワナ、アマゴ…小さな滝の下に気持ち良さそうに泳いでいた。
反対側には水辺に住む虫が展示してあった。
その水槽をよく見ると…、( ̄□ ̄;;)こ…これはっ!!
なんとプラナリアではないですかっ!!
しかも、団子のように塊で!!
私はプラナリアも好きだったので、ちょっと嬉しかった。
虫はゲンゴロウやミズカマキリ、タガメと小学校の理科の教科書に出てきそうなものが展示されてあった。




そこから出ると、また上に続く階段があった。
4階にはオニオオハシという鳥が放し飼いにされているという。
入口には『放し飼いにされていますので、粗相にはご注意を』と書かれていた。
1 その鳥が逃げ出さないようにか、入口は扉の替わりに鎖の暖簾が垂れ下がっていた。
しかし、探せど探せどオオハシ君はいない。
立ち入り禁止区域に鳥かごがあり、その中にオニオオハシがいたので「今日はきっと昨日たくさん粗相をしたから、ここにいなさいって事なんじゃあないのかな?」と、話していた。

通路を進んでいくと、おお〜〜!!ワニ君がいるではないですか!!
三畳ほどのスペースに1.5メートルくらいの大きさのワニがいた。
よく見ると、陸に上がっているのが一匹、水中にもワニがいた。
「でけぇぇぇ〜〜〜!!」と見ていると、ナンと右端にももう一匹佇んでいた。
みなじっとしているので、もしかして置き物?とも思ったが、微妙に動いていて生きていた。

ワニの右側には中に続く通路があった。
進んでいくと、いろいろなカエルが展示してあった。
でかいのから小さいのまで、何種類もいた。
ウチの裏の川にいるウシガエルもいたが、ここのウシガエルは裏の川にいるモノよりもふた周りほどでかかった。
アフリカツメガエルは平べったく、何匹もいるが動かずに水にプカプカ浮いており、まるでドザエモンのようで気持ち悪かった。
最後のケースはヤドクガエル四種類。
このカエルには毒があり、よく矢じりに塗って狩猟に使われると聞いた事があった。
しかし、なんとまぁ…とてもカラフルで、誰かが絵の具で塗ったような色だった。

ヤドクガエルの先は立ち入り禁止だったので、ここでまたまたUターンをして戻った。
外(カエルのコーナーは洞窟のようになっていた)に出て、再びオオハシ君を探すが、やはり見つからない。
やっぱりいないねぇ、と言いながらワニの左先にある出口から出ようと、ここにも垂れ下がっていた鎖をジャランとかき分けると、誰かが手伝ってくれた。
振り返ると、バックヤードを案内していただいたたかばやし氏が立っていた。
今日はオオハシ君はいないんですねぇ、と話すと「いや、いるはずですよ」と探してくださった。
見つかった事は見つかったのだが、あいにくと柱のU字の内側にこもっており、通路からは見えない状態だった。

そこで、ラッコが回ってました〜、と話すと「あぁ、洗濯ラッコね」との返答。
そうか、職員の間ではそう呼ばれていたのか、と笑ってしまった。

そこから2階に戻り、お土産を見た。
私はシールを2枚購入。
友人の一人は何やらお気に入りのピアスを見つけたらしく、ウキウキと迷っていた(笑)

帰りは幸運なことに、雨も上がり天気は良くなってきていた。
車の中で携帯メールの確認をすると、ナンと朝九時過ぎにたかばやし氏よりのメールが!!
(センター問い合わせをして、このときに届いたのだった)
DO〇OMOはよくこういう事があるよね〜、と同じ〇OCOMOを使用している友人と文句を言い合った。
(実は朝この友人に宛てた携帯メールも、すぐには届かなかった。2通目を出してようやく届いたのだった)
帰る途中に牛肉で有名な都市があるので、そこで焼肉でも食べて帰ろう、という話しになった。
友人は少しだけこの辺りに詳しく、「一升瓶」という名の焼肉屋を目指すこととなった。
最初に行った場所は休業だった。
その店の上はアパートになっているようだったが、ここの住所は「〜丁目メゾン一升瓶」とか「ラ・一升瓶」とかって書くのかなぁ、と笑った。
(ここに住んでいる方、ごめんなさい)
次に向かった店は営業中だった。
店の看板には「回転焼肉」と書いてあった。
回転?
中は普通の席と回転焼肉の席とがあった。
話しのネタに、と回転式の方を選んでみた。
席の横には、回転寿司屋のような状態で、寿司の替わりに焼肉の肉が回っていた。
鮮度を保つ為か、扉がついており下の赤いボタンを押すと、一定時間だけ扉が開くようになっていた。
面白がってホホ肉、カルビ、ロース、タン、サガリ等、どんどん取り出して食べた。
なかにはケーキも回っており、やってくる度に食べたい衝動にかられた。
時々回ってくる肉の中に、「コリコリ」というネーミングの肉があった。
これはどこの肉なんだろうか?と話し合ったが、結局分からなかった。
試しに食べてみる勇気も無く、疑問のまま見るだけで終った。
シャーベットやソフトクリームを頼み、満足しながら壁を見ると、そこには皿が並んでおり色によっていくらかが分かるようになっていた。
一番高いのは¥900となっていたが、私達が見ているときにはその色の皿は回っていなかった。
「きっとこれは別に頼んで持ってきてもらうんだね」と話していたが、その後その皿はやってきた!!
「リブロース」のネーミングを付けたヤツは、見るからに高価そうだった。
厚みもかなりあり、もう少し早く回って来ていたら取ったかも、と残念だった。
記念に写真だけ撮っておいた。

この日はとても充実した一日だった。




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Akemiya 2001