以下くらしの法律34号より転記

原爆の火を訪ねて   弁護士 木 澤 進
 
去る11月佐賀県の嬉野温泉で開かれた自由法曹団の総会に参加した。 そのついでに、 福岡県の八女郡星野村を訪ねた。 目的は原爆の火を見るためであった。 1945年8月被爆した広島市革屋町の金正堂書店の焼跡地下壕から星野村出身の山本達雄さんが懐炉に入れて持ち帰った原爆の火が、 23年間山本さんの母親によって囲炉裏と仏壇に灯してひそかに守られてきた。
これを知った星野村の村長が1968年に役場の敷地内に平和の塔を建て世界恒久平和の道しるべとして原爆の火を移した。 村では毎年8月6日にその前で、 原爆の犠牲者を供養し、 平和を祈る式典が行われている。
この話に感動した上野東照宮嵯峨宮司が、 この火を1990年に上野東照宮に分火した。 さらにその火は海を越えて1994年にニュージランドへ渡り、 ウエリントンの植物園で燃え続けている。
本年3月星野村では役場近くの山の上の広場に新たに平和の塔を作り、 そこにも原爆の火をともした。 広場にはお茶の文化館、 星の文化館が建てられていた。 私たちは新平和の塔と原爆の火をカメラに収め、 星の文化館で天体望遠鏡を覗かせて貰った。 その望遠鏡は富山県の業者が納入したものであった。 昼食にお茶の文化館で利休弁当をたべ、 お茶が中国から禅宗とともに伝来された歴史を学び、 特産の八女茶を買った。
非核の政府を求める冨山の会では本年4月ニュージランドの原爆の火を訪ね、 非核の国作りを学ぶツアーを計画し、 多数の参加を呼びかけている。 一緒にいきませんか。

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・年末年始は、 1995年12月29日 (金) 〜1996年1月4日 (木) 休業致します。
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