例えば巷で耳にする歌の歌詞に関して言えば、
感銘を受けることなどない。
共感を覚えることもない。
出来れば耳に注ぎ込んでほしくない
うんざりするような言葉の連なり。
無配慮な、稚拙な、浅はかな、お気楽な、自己本位な、思いを述べる歌。
それでも君たちは漠然とした不安を抱えていて
荒波のなかで、一生懸命生きている。
私なんかより
ずっとずっと真面目にね。
嗚呼、
地獄の季節の
なんと美しきことよ。
それでも平和の国ではまだ
救助の船が
ちゃんとやってくる。
君たちには必要で、
もう私には必要のない救済の櫂。
……
ま、
人の歌う歌詞なんか私にはどうでもいい。
最近、
これは私の気持ちをそのまま表現してくださったの?
というような「詩」を
見つけてしまった。
最初から最後まで
ぴったりと合わさったパズルのよう。
どんな詩かは教えないけど。
ああ、これが「共感する」ってことなのかしら。
いまさら、そんなことで感動してみる。
(笑)
そういえば、詩を書くのって
パズルを解くのに似ている。
あ、答えはこれだわ
ここはやっぱり違うかしら
あと三文字なのに
とかね。
あとから間違いに気づくこともあるし。
100点満点は実は稀だったりする。
ちなみにその詩人は
16世紀フランスの美貌の女流詩人、だそうです。
確かにその頃、
私もかの国に生きていたはず、と思いたいわ。
できれば美貌の貴婦人に。
こんなふうにおめでたい空想に耽る私は
まだまだ大丈夫かも。
残酷な春の
跫音が
聞こえてきても。
宝野アリカ
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