今回の種になるのは、中国はXQ-Toys製のF2007 ! おもちゃ量販店などでは、普通に数千円で売られてます。もちろんプロポもセットされ、すぐに走らせることができます。
フェラーリのトイラジは数種出てますが、ここのはスケールモデルとしては抜群。昨年は1/10でF248が出て、気にはなっていたのですが1/10では・・。でも今年はありがたいことに1/12です!
1/12ファンとしては、これを改造しない手はありません。はやる心を抑えて、各部をチェックしていきましょう。 スタイリングの良さは一目瞭然。フロントのクリアランスがやっぱり走行のために広くなっています。
遅々と進まないMP4-20とのツーショットです。全体的なスケールは確かに1/12です。当然、仕様は序盤戦ですね。
RCなので、当然各部にデフォルメが入っていると思いましたが、さらにあらず。このフロントもエンドプレートの前後長が短いだけでした。カウル、モノコックの形状は正確そのものです。これには感動しました。
最近のエアロパーツの呼び名には苦労します。グラ特によれば、アッパーボーダーウィングと言うらしい。微妙なカーブが再現されていますが、ちゃんと強度も確保されています。
フラップのアッパーエレメント、スプリッターも付きます。初期型ではこの位置にノーズカナードがつきますが、4戦目からはもっと後ろに移動します。
バージボードやアンダートレイヘのつながりも完璧です。でもサイドポンツーンのインテイクがこの形状なのは序盤戦だけ。スペインGPでカッコ悪くモディファイされてしまいます。
注目されたし。ミラーステーのねじりもちゃんと再現されてます。ここの材質は軟プラで破損しにくいようにできています。
マッサはあまりにもチープ。これはしょうがないと。でもステアリングは見ての通り、一体成形ながら、なかなかの出来。
コクピットまわりの複雑な形状も完璧再現。流行のチムニーダクトではなく、シャークルーバーが並びます。
マクラーレンのぶっ飛んだデザインとは異なり、理解しやすいラインです。美しいクルマですね。ウィングレットはポンツーンから伸びたフィンと一体です。
エンジンカウルの曲面の複雑なうねり。これは絶対スクラッチ不可能ですね。リアサスは唯一RC然としているところです。それでもリアのまとめ方に破綻がありません。
リアウィングは中央が緩やかに持ち上がったタイプ。後半戦では中国GPがこのタイプ。他にもM字型になったものもよく使われました。
ホイールは他にも流用したくなるほどの出来です。7本(7セット?)スポークは他にないので貴重です。ちなみにレベルF2002は10本です。
リアは、こんなホイールカバーが付いてます。どこかで見たような・・。タイヤは、デフォルメも入らず、こちらから見る形状は良いんですが。
裏はこんな風になってました。残念。あくまでRCだから当然。文句いう訳ではありませんが,他が下手なディスプレーモデルを凌いでいるので・・
リアサスと異なり、フロントサスアームは使えます。RC本来のタイロッドが目立ちますが、他のアームはほぼスケール通りです。
まずはバラして記念撮影。モーターとかプロポ関連は、もう取っ払ってあります。ギアボックス、リアサスアーム、アンダートレイ後半部は要新造。
おお、ほれぼれするようなスタイル。このままでええやん。 各部を計測しましたが、全長、幅、高さはもとより、各部のバランス、クリアランス、すべて完璧です。
どう料理しようかと思案。一番簡単なのは、すなおに開幕戦仕様。キミ、フェラーリでの初優勝とそれなりに価値はあるんですが・・
一番の問題はあまりに太い筋彫り。マッチボックスの10倍ぐらいありそうだ。バラせるとこまでバラして、瞬間接着パテでスジ埋めちゃいます。
やっぱり、キミ怒濤の追い上げの後半戦が欲しいです。メタリック塗装とあのカッコいいカナード翼付けたいし。ということは、ここを改造の必要あり。
インダクションの縁がなだらかにモノコックに溶け込んでいたのを、直角近くまで、欠り込まれています。昔の412T1からT1Bへの改造みたいに。
アンダートレイ共々かなり削り込んで・・
瞬着パテで形を整えます。あー、簡単に2007をゲットする予定が、いつものように泥沼へと・・
やっぱり完成までには時間がかかりそう・・。なまじ元の出来が良いものだからこちらも力入ってます。