2002 ロードスターNR-Aパーティレース Rd1

長いことお待たせしました! 田島 実の久々レース開幕です。
シーズン4戦、頑張っていきますので応援してくださいね。

合同練習会 2002年4月4日(木)

まだ自分の車も納車されていないのに、合同練習会では合同練習会の主催者が車を貸してくれると言うので参加した。2月末、購入前に板橋でNR-Aの試乗車に乗って以来の2回目。サーキット走行はもちろん初めて。タイムはイマイチだったそうだが、これは借り物だったからなのか、タイヤがまずかったのか?はたまた本人の腕が悪いのか?
いずれにしても1ヵ月後には本戦なのでごちゃごちゃ言ってないで頑張ってもらわないとね〜

RCOJ練習会 2002年4月27日(土)

4月12日に納車されてから夜な夜な慣らし運転を兼ねて走りこんではみたものの、まだまだ1,000kmには到達しない。直前にNR-Aパックが入荷し、24〜25日にかけて取り付けてもらってやっとのことでレース仕様が整った。
27日には午前中にアライメントを取って筑波に直行。それでもまだ走行距離は1,000kmにはならず。
午後の走行を3本走ってみたが、自分のNR-Aの感触は?というと「・・・・・・」。15秒フラット位で14秒には入らず・・・
これでは全然お話になりません。タイヤのこともあるけれどちょっと遅いんじゃないの?
もっともっと練習しないと初戦惨敗・・・なんていう惨めな結果でがっかりさせないで欲しいところですね。

練習 2002年5月1日(水)

午後、2走行した。NR-Aは5〜6台走っていた。タイヤのエア圧を低めに設定しての試走だったがどうもタイムはイマイチ。何が悪いのか???納得のいかない走りが続いたところで終了。うううううう。
帰宅途中、「ちょっと乗ってみ」と言われ運転を代わった。走ってみたがシフトは調子が良い。でも常にハンドルで微調整をかけていないと、何故か車がまっすぐ走ってくれないような気がする。
走り終わってから「車が左に走っていかないか?」と聞かれ、あ〜やっぱりそうなんだ・・・
結局アライメントを取り直すことにした。これが原因でタイムが伸びないのか?そうであって欲しいものだ。。。

5/2にアライメントを取り直し、タイヤも裏組みして良い状態になった様子。果たしてこの効果が出るのだろうか?

練習 2002年5月4日(土)

午前中から筑波に行ってステッカーを貼ったりオイル交換をしたり、午後の練習に備えて準備をした。
午後は13:30〜16:00まで2時間半、ずっと走りっぱなしである。というのも、田島の車はダブルエントリーでもう一人のドライバーも2走行、田島が3走行の計5走行をぶっ続けで走り続けたのである。
車にとってはなかなか酷なものかも?まぁ、慣らしを終えて走りこめば走りこむほどエンジンに当たりが付いてくるかもしれないし・・・
3走行した田島のタイムは1'14"8が最高で「アライメントを取り直した効果が出たか?」という様子。
確かに「まっすぐ走るようになった」ということで、良い感触をつかんだ様子。
NR-Aの合同練習会でTOPタイムをたたき出していたゼッケンNo.07のメタリックライトブルーの車を見つけ、ピットに戻って来た田島は「07番が最終コーナーに見えたらGOサインを出してくれ」と言われ、そのとおりに。
07番の走りを追走して研究するところはさすが!である。
明日に期待しようではないか・・・

予選 2002年5月5日(日)

ピット内にてレース前にパチリ

レースカーNo.01前にて

ピットで応援!

早朝から真夏の日差しで暑く、レースコンディションとしてはどうか?という感じだった。
マスターズクラスの予選は、田島の要望どおりスタッフの方がピットレーンの先頭に車を並べてくれたおかげで、断然やる気は高まったに違いない。
9:05AM、シグナルが青に変わり予選スタート。勢いよく1コーナーに向けて飛び出していった。
1周目、2周目ともにTOPで戻ってきて早くも1'14"496をたたき出し好調ぶりが伺える。
しかし3周目に突入するときには直後に迫ったNo.07と早くもバトルを展開する様子。ストレートで並ばれ2台で1コーナーに・・・田島はインコースを譲らずヘアピンへ。。。ここでもインを譲らず激しいバトルを展開・・・
No.07の切替選手はこれではタイムアップを望めないと踏んだのか。。。バトルをやめて田島の車から離れていった。う〜ん、残念。面白かったのに・・・
田島はその後も1'14"5を連続してたたき出す安定振り。残念ながら筑波サーキットはピットにモニターがなく順位が分からないが、実況を聞いていると1'13"9をたたき出しているNo.07の切替選手がトップの様子。早い・・・
田島とは0"5も離れているではないか・・・

と・・・最終コーナーで立ち上がりに失敗した1台が、ストレートを左右に振られながら進んできた。アクセルを緩めることなく何とか立て直そうと必死だったのだろう。なんと31番ピットの前まで来てやっと止まったのである。
後ろを走っていた4台のドライバーもさすがである。ぶつからずによけながら、最終的にうまく交わし、1コーナーへ向かって行った。その中には実はRCOJ代表の水落さんのNo.55も。。。後ろから一部始終を見ていたと思われる。
ピットでは「あれで本人やる気をなくしたのでは・・・?」と話していたくらい、危険な状態だった。

更に・・・あと予選タイム残り1分というところで悲劇は起こったのである。
最終コーナーでスピンをした車の横に後ろから来た1台が突っ込んでしまった。
即、赤旗中断で予選が終了した。
この2台は走って帰れなくなるほどダメージがひどかった。内1台は函館ナンバー・・・わざわざ北海道から車を持ってきて予選での悲劇であった。。。
ドライバーが無事だったのが不幸中の幸いとでも言おうか。。。

予選終了後、出迎えるために車のところに行ってみた。ふと電光掲示板を見上げるとCar.No.01が3番目に光っているではないか・・・うわっ、予選3番だ。早く教えてあげなきゃ・・・
車から降りてきた田島に「予選3番だった」と伝えると、「すげーじゃね〜、これで面目がたったか〜・・・ところで朝倉君(Car.No.05)は?」と気にしている様子。朝倉君は5番手だと伝えると「いやだなぁ・・・グリッドで真後ろか〜」と。
それでも「3位という結果で満足」と本人内心嬉しくて仕方ない・・・と言った状況だったろう。
まぁ、これで満足せず決勝で頑張って欲しい。

☆予選リザルト
順位 車番 ドライバー 車 名 タイム
07 切替 たかき ディノ協和FINAロードスター 1'13"928
23 本山 賢一郎 BIHO.com☆ロードスター 1'14"443
01 タジマ ミノル Dimensionロードスター 1'14"496
13 橋本 洋平 J's Tipo ROADSTER 1'14"988
05 朝倉 潤司 バックヤードIDIロードスター 1'15"054
22 笠島 一人 アップルロードスター 1'15"519
55 水落 正典 ロードスタークラブオブジャパン 1'15"865
09 笠原 一将 古川橋商事ROADSTER 1'16"127
31 川俣 博 カワマタショウカイSSロードスター 1'16"153
10 100 後藤 比東至 週刊プレイボーイロードスター 1'16"184
11 88 金子 陽一 Road & Ster ロードスター 1'16"579
12 02 飯塚 幸雄 セブロードスター 1'16"799
13 11 加藤 英明 HART新橋商会ロードスター 1'16"852
14 12 中村 啓 G-kiss-RCロードスター 1'17"121
15 111 大川 武幸 たぬき一族ロードスター競争計画 1'18"822
 出走台数:15台

決勝前:ドライバー記念撮影

決勝前:関係者記念撮影
決勝 2002年5月5日(日)

15:30、決勝が始まった。
決勝が始まるまで「あ〜緊張する・・・05番をどうやって抑えようか・・・」と頭の中でいろいろとシュミレーションんをしていたようだが・・・
シグナルが赤から青に変わり、田島は非常に良いスタートを切った。富士でレースをしていた頃からスタートは上手かったがここでも良いスタート。1コーナーに入るときは2番手、3番手争いをしていた・・・が、戻ってきたときには何故か4番手に。あれれ?どうなったの?ピットにいた我々はわからず・・・だが案の定、No.05が前を走っている。
だが周回を重ねても上位4台は抜きつ抜かれつの壮絶なバトルを展開しトップ争いを繰り広げている。
見ている方にとっても非常に面白い展開・・・田島は4番手に付けてはいるが、ピットの中では「棚ぼた狙いか〜?」などと言ってはいたが、「いやいや、非常に良い位置に付けている」という評価に。
それが的中したのか10周目にNo.05がミスをしたのかストレートで田島が並び、そのまま1コーナーでインコースを取って3位に浮上。場内が最高に盛り上がった。
が・・・戻ってきたときには再び4位に。え?
そのまま12周目も4位のままでチェッカーを受け残念ながら幻の表彰台?となってしまった。
田島にどうして抜かれたのかを聞くと、1コーナーからずっとNo.05とサイドバイサイドでいたが、S字でインコースにいた田島に対し、05番が幅寄せしてきてコースを塞いだそうである。田島はタイヤを半分落としてよけたものの、更に幅寄せをしてぶつけようとしてきたため、車が大事だったので避けた・・・ということだった。05番は優勝した07番にもぶつけていたし、「家族でレースを楽しむ」という主催者側の趣旨に反した走りだったのでは?と思わざるを得ない。
もしあのまま田島がインコースを譲らず突っ込んでいたら、きっと4台の大事故になっただろう・・・と言われ、ドキッとし、(あ〜田島が冷静で良かった・・・)とホッと胸をなでおろしたのは言うまでもない。
表彰台は逃したものの、まだ今シーズンあと3戦。また次も頑張ろう!


レース直後の田島氏

レース後エアバックの取付け

こゆりちゃんが裕崇の子守を・・・

お腹すいちゃった〜

レースカー:No.01
Dimensionロードスター

表彰式で4位のカップをゲット!

お姉さんのインタビュー・・・
☆決勝リザルト
順位 車番 ドライバー 車 名 所用時間 ベストタイム
07 切替 たかき ディノ協和FINAロードスター 15'15"292 1'14"914
05 朝倉 潤司 バックヤードIDIロードスター 15'15"424 1'14"867
23 本山 賢一郎 BIHO.com☆ロードスター 15'16"049 1'14"926
01 タジマ ミノル Dimensionロードスター 15'16"465 1'14"892
13 橋本 洋平 J's Tipo ROADSTER 15'18"766 1'15"436
88 金子 陽一 Road & Ster ロードスター 15'26"788 1'16"116
22 笠島 一人 アップルロードスター 15'27"609 1'15"828
100 後藤 比東至 週刊プレイボーイロードスター 15'31"733 1'16"261
11 加藤 英明 HART新橋商会ロードスター 15'32"641 1'16"227
10 31 川俣 博 カワマタショウカイSSロードスター 15'34"160 1'16"575
11 55 水落 正典 ロードスタークラブオブジャパン 15'34"688 1'16"400
12 02 飯塚 幸雄 セブロードスター 15'39"589 1'16"975
13 111 大川 武幸 たぬき一族ロードスター競争計画 15'59"743 1'18"210
 出走台数13台   完走13台