富士チャンピオンレース Rd7

1998.11.28(土)、29(日) 富士スピードウェイ
練習 1998年11月27日(金)

午前中のAカード、Bカード、そして午後のDカードとひたすら走りつづけた。
ベストタイムは2'01'4といい調子。
ところが、トップクラスはフラットという情報が・・・
自分も調子が良いときは、他の人も調子が良くて参っちゃうよ・・・。


予選 1998年11月28日(土)

風が強いが日が出ていてこの季節にしては暖かい。
朝のスポーツ走行では2’03”の前半で走っていた。本気で走ってないらしい。
トップグループは2’02”前半。エンジンが回らないのか。
予選開始。
今回は高橋さんと阿部さんが来ていたため、サインガードに入らず1コーナーで
観戦していた。
1周目、2周目・・・1コーナーではどのくらいのタイムを出してどのくらいの順位に
いるのか全く分からない・・・。でも何故か今回はみんな「団子状態」である。
たまに聞こえる放送でも10位までしか言わない。田島選手の名前はない。
5周目くらいにストレートでクラッシュ発生。CarNo.46はリタイア。
田島選手は2台前でのクラッシュ劇に、白煙で前が見えずに思わずアクセルを
戻してしまった。この周は「いい調子」で走行していたらしいが仕方ないか。
結局タイムは2’02’645で16番手。
あーーーー、田島選手ともども「ため息」をつく始末。「またいつもの順位か・・・」
今回の予選は「完全に踏めなかった」と言うように、どの周も団子状態から抜け
出せなかったのが敗因。
決勝で上位を狙える位置にいけないのが残念で仕方ない。
予選に弱い田島選手は最終戦も健在である。(という表現をしたくなるよなぁ・・・)

☆予選リザルト (車番をクリックすると車の写真が見れます)
順位 車番 ドライバー 車 名 タイム
八田 新一 サウスμ共和木工ユーノス 2'00"747
新井 良宏 RE雨宮μ松本鈑金ロードスター 2'01"178
やはぎ まこと コブラオートトタルロードスター 2'01"360
27 石井 昌道 ユアーズμTipoロードスター 2'01"529
86 なかざわ けんじ K'zレーシングちかμユーノス 2'01"553
18 鹿島 淳二 DTM・BP・ED・ユーノス 2'01"583
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15 53 森山 伸 GSK'Sみんな有難うユーノス 2'02"494
16 田島 実 ロードスタークラブオブジャパン 2'02"645
17 38 原 学 R’onチャレンジロードスター 2'02"696
<<以下省略>>  出走台数:31台


決勝 1998年11月29日(日)
最終戦にふさわしく、冬晴れのいい天気。
だが気温は低く7.9℃。エンジン回るかな?
レース前に「無事今年も7戦出場できたね」とのんびりムード。
コースインする前にピット前に車を並べ、オフィシャルのRCOJ会員
「久末さん」としばらく言葉を交わしている。
「頑張ってください!」と声をかけられた様子。
16番手スタートで「上位に食い込むのは難しいが、行けるところまで行く」と意気込んでコースに出ていった。
シグナルが赤から青に変わって各車綺麗にスタート。
まずまずのスタートをした田島選手。1LAP終えたところで3つ順位を上げ13位。
2周目には何と2'01"579で11位に浮上。いい調子いい調子。
まだ前方を行く車が見えており、このままうまく食らいついていってほしいところ。
3周目から5周目まで2秒台前半でコンスタントに走りつづけ、かなり接近状態で
ストレートを走り抜けていく。
ストレートでの駆け引きがおもしろい。誰の後ろについてスリップを使うか、いつ横に
出るか・・・頑張れ田島選手!!
ところが・・・悲劇は6周目にして突然やってきた。
前の周まで競っていた集団から姿を消した。スピンか・・・?
と、15秒ほどたってからピットに戻ってきたではないか・・・
慌てて高橋さんと駆け寄る。
オフィシャルからエンジン停止の指示。
右前輪から白煙が上がっている。
右フェンダーが内側に折れ曲がり、タイヤと接触しているようだ。
高橋さんがタイヤと接触しなくなるまで何とかフェンダーを手で引っ張り再スタート。
CarNo.4の八田選手の関係者も協力してくれました。感謝感謝!!!
ところが・・・
またまたピットに帰ってきた。2度目のピットインである。
まだタイヤと接触しているらしい・・・とのこと。
見ると右リアフェンダーは前輪よりも食い込んでいた。
これでは・・・手でやってもフェンダーは出てこない。リアフェンダーは固いのだ。
持っていたトルクレンチをテコにして引っ張り出すが歯が立たない。
ダメか・・・
とそこへファーストの人からバールが・・・あの時は神様のように思えたなぁ。
バールを使ってどうにかこうにか支障の無い状態にし、さらに接触した左前輪の
フェンダーもあたらない程度に手で引っ張り出して再コースイン。
トップは9周目を終えていた。
しばらくしてトップがチェッカー。
遅れること1分44秒。田島選手のチェッカーである。
最後までレースをなげずに走り終えた田島選手に拍手を贈った。
田島選手の2年間のチャンピオンレースにこんな形で終止符が打たれようとは・・・
また来年・・・とはいかない状況となった最終戦だった。
☆決勝リザルト  (車番をクリックすると車の写真が見れます)
順位 車番 ドライバー 車 名 所用時間
新井 良宏 RE雨宮μ松本鈑金ロードスター 20'16"291
八田 新一 サウスμ共和木工ユーノス 20'17"345
27 石井 昌道 ユアーズμTipoロードスター 20'17"508
やはぎまこと コブラオートトタルロードスター 20'17"919
86 なかざわけんじ K’zレーシングちかμロードスター 20'17"966
77 綿貫 克彦 BIG−A スノコロードスター 20'18"094
**** **** ************* ************************** *********
30 田島 実 ロードスタークラブオブジャパン 2Laps
<<以下省略>  出走台数30台   完走30台  全10周


●一体何が起こったの・・・?
突然起こった悲劇。
一体何が起こったのか???
後で田島選手と斧選手が話していた内容から判断すると・・・
ヘアピン立ち上がりで後ろから抜いていったCarNo.3の斧選手の右後輪と
田島選手の左前輪が接触し、田島選手はそのまま押し出されて斧選手と壁に挟まれた。
右側面は壁に激突。一瞬にして起こった悲劇である。
斧選手は左から攻め上がってくる森山選手に気を取られ、右スペースを1台分見誤っての
押し出しだったようだ。
「なんでそうくるか・・・見えてんのか???」と田島選手が思うまもなく接触した後の激突。
斧選手は何が起こったのか分からなかったようだ。
レース後、田島選手はじめ私たちに謝りに来たものの返事に困る。誤られても・・・
仲間だから怒ることも出来ないし・・・車は元に戻らないし・・・
レースだから、スポーツだから仕方ないよね。でも悲しい。(のが正直な気持ち・・・)
これで「The END」
帰り際に斧選手は田島選手の車を見に来た・・・
斧選手もショックを受けていたのかなぁ???
無残な姿のロードスターを見て・・・
「また来年」はないと思う・・・修理代がないから・・・(これほんとに事実)
なんとかならんかなぁ・・・・・・・・
◎ドアミラーは取れ、フェンダーは曲がり、何といってもBBSホイールがかけていた。タイヤが外れないほどフロントハブも曲がっていた。 ドアはへこみ、切れて穴が空いている部分もあった。
Help!!
車の修理をして来年1レースでもいいから走りたい!
お金が無いので
修理部品を譲っていただけませんか?
部品一覧はこちら。
リアフェンダーはタイヤに食い込むほど曲がっていた。

田島談:

かなりショック。1秒前半のタイムが出ていただけに「ちきしょー」という感じです。
えーーー?そう来るかーーーー?俺のことが見えてないのか???
なんでそう来るかなぁ。と言う間に行く手を阻まれガードレールに激突しました。
ホイールはかけてるし、タイヤが外れなくなるほどロアアームは曲がってるし・・・
来年出れるかどうか・・・
終わってしまいました・・・


参加車両を見たい方はこちらをどうぞ

      高橋自動車 高橋さん
RCOJ 阿部さん
深澤自動車工業
ENDLESS

●部品一覧

<ボディー関係>
 ・フェンダー(左右)  ・運転席側ドア  ・ドアミラー(右)  ・ウインカー(右)
 ・フロント窓ガラス

<シャシー関係>
 ・フロントハブ(左右)  ・フロントロアアーム(左右)  ・リアロアアーム(左右)

<その他>
 ・Wedsホイール(1本)  ・W10タイヤ(1セット)

 部品が何とか集まったら、部品の組み付けは外注になるでしょう。
 塗装はボディーを塗ったときのように手作業にしないと・・・
 車体が完成すれば足回り調整(アライメント)をしてやっと走れる状態になります。
 
 1つでも結構です。部品を譲っていただける方はこちらまでご連絡ください。

 ご協力お願いします。