自称「ミスターロードスター
田島 実 MX-5でドイツを攻める

1999.10.31(日) 感動&大満足・・・の巻き

待ちに待ったこの日がやってきた。
この日はモーニングコールより早く目が覚めていた。(らしい・・・私は眠ってた・・・)
起こされた私は、「こんなに薄暗い中走るの?危ないよ・・・」。
まだあたりは真っ暗。
しかし時刻は7:00を回っている。。。
身支度を整えて朝ご飯を食べに行くと、用意はされているものの食堂は非常に静かである。
食事を終えて8:15。
「出掛けよう」の彼の一言でコースへ。
駐車場にはどこかのメディアの車だろうか?右前にビデオカメラを取り付けている。
それにしても本当に寒い。一段と冷え込んでいる。
8:30からコースインできるのに、チケットセンターにいる人たちは非常にのんびりである。
時間が違うのか?今日は寒くて霜が降り、コースが危ないから走行時間をずらしているのでは?
勝手な想像をし車の中で待機する。
既に時刻は9:00を回っている・・・
おかしいなぁ・・・と思ってもドイツ語が分からないからひたすら待つのみ。
チケットは自動販売機で買うことができるからと説明を受けたので12周分の
回数券(190DM)を買おうとした。
・・・・・・1DM(ドイツマルク)=約60円なので190DMは約11,400円。
が、100DMの紙幣は受け付けないらしい。

チケット:表

裏:上部に12RUNDEN(12周)と印字

チケット自動販売機

仕方なく中のおじさんに頼んで12回分のチケットを購入した。

ちなみに、チケットは3種類売っていた。
   1周 :  20DM
   6周 : 100DM
  12周 : 190DM

二輪の方が四輪より高かったのにはちょっと驚きだったけど・・・


Nurburgringの走行を前にして・・・

コースゲート(4ゲート中、両サイドが四輪、
    真中2ゲートが二輪)
白い建物がセンターハウス(チケット自販機あり)

Nurburgring入り口にある案内板。
8:30から走行開始等表示されている。

日本からわざわざ持って行った
レーシングシューズに履き替え気合十分

やっともう1台現れた。
その車はチケットを購入するとゲートの前に並んでいる。
そろそろスタートOKか?ということで私たちも並ぶことにした。

もうすぐである。
時刻は9:30になろうとしている・・・
何かおかしい・・・どこかおかしい・・・
「ねぇ、もしかして今8:30なんじゃない?時計が1時間狂ったのかも?
センターハウスの時計は8:30になるところだよ・・・」
「まさか・・・」
「あ、サマータイムって10月後半で終わりってガイドに書いてあるよ・・・」
「じゃぁ、時間通り8:30からスタートなんだ。」
どうやら時刻を間違えていたようである。
昨日までがサマータイムで日本との時差は7時間。
今日からは8時間になったのだ。
朝早くから来て熱心なJAPANESEだなぁ・・・と思われたかもしれない。
まぁ、今が8:30ならそれでOK。ゲートオープンである。

















約1.8km付近の左コーナーを抜けると奥にF1コースが見える。

約3〜4km地点。
紅葉も終わりに近づき、コース上には落ち葉が散乱していて
かなり滑る・・・

無事走行を終え戻ってくるが...


すぐさまゲートインして再チャレンジ

初めの3周、私も同乗し車内から必死にシャッターを切った。
コースを覚えるために彼の言う60%走行。(ほんとかどうだか・・・?)
しかし、それも限界が来た。
「気持ち悪い・・・」
助手席で前後左右に振られながらシャッターを切ってはいたものの、
だんだん口数も減りしまいには「だんまり」。
「降りる」
車に酔う。。。ということが殆ど無かった私だったがこのコースだけはPASS。
レストハウスで休むことにした。
くれぐれも無理な運転はしないように・・・(まぁ、言っても無駄だろうが・・・)

毎周戻ってきてはまたすぐにゲートに向かい7周ほどしたところで休憩に入った。
1周約 11分位で走行していただろうか?
私はひとりで1時間半ほど待っていたように思うが・・・
暇なのでうろうろしてたら「ロードスター発見」。
いたいた・・・オープンカー季節は終わりを告げたらしく、
あまりAutobarnでも見かけなかったがやっぱりいましたよ。
ちょっと嬉しくなった私であった・・・
(2台ともNAだったなぁ・・・)

「走って来た感想は???」
「このコース難しい・・・コースを覚えるのに5周くらいかかる。
初めに通っていたラインが間違っていることにも気づいたコーナーもあるよ。
今まで2速で入っていたところも3速で行ける事が分かったコーナーもある。難しいけど本当におもしろい!!!」
レストハウスで休憩しながらも、彼の頭の中は「あのコーナーはこうやって・・・」
本当に楽しんでいるのがよく分かる。
そうそう、レストハウスも興味深かった。


レストハウスでの光景

レストハウスにはバーが・・・

レーシングコースなのにアルコールが売っているのだ・・・
飲んで運転している人も中にはいるかもしれない・・・
日本では考えられない。バーまであるんです。頼めば作ってくれるんですよ。
(驚いたなんてもんじゃないですよ)
さすがモータースポーツが盛んなドイツだな。

さて、せっかく来たからには・・・と気分も良くなった私は1周だけ走行した。
レーシングコースなので対向車もなく、速度制限もなく、
「60km/h走行でも良い」と言われたので走ってみることに。
彼ったら後ろばかり気にしていて大変だったみたい。。。
後ろからポルシェやらBMWやらの早い車があっという間に迫ってきて、
ビュンッって抜いていくんですよ。
車が後ろに見えるたびに、「そのまま右側いっぱいのラインを走れ。ラインを変えるなよ」
と忠告され、そのとおり走行するしかなかった。。。
ストレートも130kmの看板が出ていたが、アクセルを踏む勇気が無く、80kmまでしか出せなかった。
左ハンドルでの走行自体もそうだけど、右いっぱいに寄って走るってのは難しいものですね・・・
まぁ、とりあえず1周 21kmを私は楽しく、彼は冷や冷やもので無事走行を終えた。

さて、自分で走行してみて彼が言っていることがよく分かった。
ギャラリーが多い!
Nurburgringのコーナー数箇所に「P」のマークがあるのでさっそく行ってみることに。
もちろん歩いては行けないので車でドライブ。
「ドイツはいいなぁ・・・ただの練習走行にこの人だかりだよ。エキサイティングだよ。
大馬鹿野郎がこんなにたくさんいるんだなぁ・・・」
センターハウスだけではなく、各コーナーにギャラリーが集まっているのだ。
そこにはファーストフードを売っている車もあり、ギャラリーはホットドックと飲み物を持って、
コーナーに進入してくるポルシェだのBMWだのいろいろな車の走りをエキサイトしながら楽しんでる。
こういう光景は日本ではまず見られない。本当に凄いのだ!


ポルシェも結構走ってた

写真で見るよりもっと下り坂。16km付近。
Rもきつく、この後右カーブの上り坂となる。

左の写真の位置から数m下がってみるとこの人だかり・・・

さて、ガソリンを給油しレシートを見ると「14:40」。
私の時計と合っているではないか。
あれ?1時間早いはずなのに・・・現在時刻がはっきり分からなくなって来た・・・
一体今の正確な時間は何時???
分からぬまま再度走行を開始。終わりの時刻が気になるが更にチケットを買い求め走行を続ける。


ヘルメットをかぶり走行準備

タクシー体験走行あり(1周 150DM)

再び走行を開始

途中で私は「走行終了時刻」を受付の人に確認したところ、「17:00」。
更にあと3周は走れる・・・

残り時間20分となったところで彼が戻って来た。
「もう終わりにする」
「え?あと20分あるからうまく行けばあと2周走れるよ」
「もう腕が上がっちゃってさぁ・・・駄目だ・・・」
「満足したの?」
「もう十分・・・」
「では、私を乗せてあと1周だけしてよ。助手席からコースの写真を撮りたいから」
ということで、もう1周だけしてもらうことにした。
まぁ、どのくらい運転が変わったのかも確かめておかないとね。
さぁ、最後の1周とあって彼は同乗している私にコーナーやシフトダウン・シフトアップの解説をしながら、
最初の3周とは全然違う走りを見せた。
私は助手席で前後左右に振られながらも右手をフロントガラスまで伸ばして写真撮影である。

コース上の写真&田島実コース解説をご覧になりたい方はこちらをどうぞ!(約250KB)
※写真は助手席でしがみつきながら撮ったので手ぶれもあります...(大目に見てください)


車も壊すこと無く、怪我することもなく無事に走行を終えた。
彼はドイツにNurburgringのようにアップダウンが激しくコーナーも厳しいコースがあることに感動し、
そこを走行できたことに大満足のようである。
走行を終えた彼は、「ドイツはいいなぁ。。。またNurburgringを走りたいなぁ、住みたいなぁ・・・」
と帰国した今でも言っている。
「みんなこういう所で練習すれば上手になるよ。難しいよ、このコースは。
攻めきれなかったコーナーもあるから、また練習しにこなくちゃ。
それにはRCOJのドイツ支部をNurburgに作って・・・」話は止まらない・・・
(何を寝ぼけたことを言っているのか・・・大馬鹿者もここまでくると呆れてしまう)
「Nurburgringで開かれる24時間耐久レースに何とかして出れないかな?
白いロードスター(田島のレースカー)を持ってきて24時間耐久に出るの。
おもしれーだろーなー」(まだ言ってる・・・)
しばらくはドイツ病に悩まされそうである・・・

















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