利賀スキー場(富山県東砺波郡利賀村上百瀬)


天の川
@利賀スキー場ゲレンデ標高600m付近から見た天の川
1999.10.10AM1:00から5分露光、CanonF-1、Canon15mmF2.8開放、フジカラーSuperG ACE800、ビクセンGPD赤道儀にて恒星時追尾、NikonLS-30。
光害の多い富山平野を南に逃れて利賀スキー場へやってきました。さすがに空が暗く、星の数が多いなぁという印象です。でも撮影してみるとこのとおり、北方向は平野部の明かりがここまで届いていることがわかります。
富山県境に近い岐阜県白川村の天生峠がさらに暗いですが、見晴らしの良いところがなかったような・・・。 車で簡単に行ける空の暗いところはなかなかないです。
ロールオーバー(画像上にカーソルを置いてください)でアンドロメダと説明している左半分はペガスス座です。アンドロメダ座はその右側になります。ところで説明している星座、ちょっと違うところがあるんですが・・・。


Aアンドロメダ大星雲M31(右下)
撮影データは@と同じ
@の写真の一部です。画像の切り出し方がまずく、M31が右下に寄ってしまいました。大星雲というだけあって15mmの魚眼でも形が分かるぐらい大きいです。
@の写真はHTMLに貼り付ける際に縮小していますが、この写真はフィルムスキャナで取り込んだそのままの大きさです。フィルム粒子の荒れ具合や、レンズの光のにじむようすがわかると思います。また、スキャナのフォーカスが場所によって甘いこともわかります。
上部中央の白い星の、左上に青がにじんでいます。レンズの色収差かなとも思うのですが。ちなみにこの星から右側がアンドロメダ座になりますが、アンドロメダ座にもペガスス座にもかかる星です。
この星の明るさは2等星。そのすぐ左にくっつきそうになって光る小さい星は6等星、肉眼で見える限界の明るさです。それよりも暗い星がたくさん見えるので、この撮影条件では肉眼よりも数倍の感度で写っていることになります。


B北極星と天の川
1999.10.10AM2:36から5分露光、固定撮影。カメラ・フィルム等は@と同じ。
写真中央が北極星です。北極星を中心に星空が動いていることがわかります。
シャッターを開いた直後にカメラが動いてしまったようで、星の軌跡がきれいな円弧になっていません。


Cオリオン座
1999.10.10AM2:18から15分露光、NikonFM10、Nikon35-70mmF3.5-4.8 50mm開放(F4程?)、フジカラーSuperG ACE800、ビクセンGPD赤道儀にて恒星時追尾、NikonLS-30でスキャン。
ニコンのFM10はボディが軽いので天体望遠鏡で拡大撮影するために買ったんですが、付属レンズもそこそこ使えるようで、割合コントラストが良いようですが・・・。
コマの下4分の1ほどを切り取って掲載しました。
Dオリオンの三ツ星
撮影データはCに同じ
Cオリオン座真ん中、三ツ星のスキャナ原寸大です。このレンズははっきりとした色収差があり、青色が上方向にずれています。
また、撮影時のピントがしっかり合ってないか、レンズのピントが甘いのか、若干ピンぼけ気味です。
あと、赤道儀のセッティングが不完全で、星が右下−左上方向に流れています。
三ツ星は2等星、写真上端やや左よりの白い星が肉眼限界の6等星です。


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