我が家から見える星空(利賀スキー場の空と比較)


利賀スキー場 1999.10.10AM2:59から17分露光、固定撮影、CanonF-1、Canon15mmF2.8開放、フジカラーSuperG ACE800、NikonLS-30



自宅前 1999.11.11AM3:05から15分露光、固定撮影、CanonF-1、Canon15mmF2.8開放、フジカラーSuperG ACE800、NikonLS-30
利賀スキー場で撮影に使ったフィルムが余ったので、その後ろのコマに自宅前の星空を撮影してみました。

深夜、目が覚めて外を見たら空が澄み切っていたので、試しに比べてみようと思って撮りました。3時から4時まで7枚撮影しました。

上の写真とは撮影条件は同じに、同一フィルムに撮りました。違いといえば、利賀スキー場での露光時間が2分長く、撮影してから一か月が過ぎていたことぐらいです。フィルムの現像は11月15日です。

それにしてもこんなに違うんだろうか?というのが率直な感想です。家の前では5分露光でも上の写真よりも明るいくらいです。

富山の平野部では、暗く吸い込まれるような深い空は今では期待できないことを改めて実感しました。


富山県氷見市懸札(碁石ヶ峰付近)1998.12.13AM0:00過ぎから6-7分?露光、NikonFM-10、 Nikon35-70mmF3.5-4.8 35mmF3.5開放、フジカラー400
この写真は1998年、ふたご座流星群を見に行ったときの一枚です。
次々に流れてくる雲にはばまれ、なかなか流れ星を見ることができず、12時を回ったころ、早々と帰ることを決めました。その帰り支度の間に撮ったものです。

明るく輝くのは富山市−新湊市−高岡市の都市部です。その空も雲も絶望的なまでに明るく照らされています。
その左へ、滑川市−魚津市−黒部市と光の線が連なっています。ここからは富山湾を挟んで、富山県東部まで一望できます。
この写真でいかに平野部が明るいか、よくわかると思います。


自宅前1996.10.3AM2:20から2分露光、ビクセンR200SS800mmF4、オリンパスOM-1ボディ、フジカラーHG1600、ビクセンGPD赤道儀にて恒星時追尾
これは撮影時期がちょっと古いですが、天体望遠鏡を使って撮ったM41オリオン大星雲です。
利賀スキー場で撮った写真でいうと「Cオリオン座」の三ツ星の下の、大きく光っている部分です。

直焦撮影という、カメラのレンズも望遠鏡の接眼レンズも使わない、反射望遠鏡の凹面鏡だけ(屈折望遠鏡なら対物レンズのみ)の撮影方法です。若干ピントがずれて、甘い画になってしまいました。感度1600ともなると粒子の荒れも目立つようになりますね。

星雲の明るい中心部が白く飛んでいます。フィルムでは濃淡が見えるので、読み込みでトーンカーブをいじったりして何とか再現しようと試みたんですが、やり方が悪いのかLS-30の限界なのか、結果はご覧の通りです。


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