【あ行】

 語 句  意 味  用例 と 解説
【あい】 北東の方角 あいのかぜ (北東の方角から吹く風) →【あいのかぜ】
【あいごつ】 あぐら あいごつかいて楽にならっしゃい  (あぐらをかいて楽にしてください)
【あいそらしい】 愛想が良い かわいい  
【あいそんない】 さみしい はや帰らっしゃるがけ、あいそんないね  (もう帰るんですか、さみしいですね)
【あいのかぜ】 北東の方角から吹く風 今日もあいのかぜか
【あおだかす】 (物を)いじくる
ひるがえす
ゴミの乗ったシートをあおだかすな、きたない  (ゴミの乗ったシートをバタバタひるがえすなよ、きたない)
(人を)たきつける 人ばっかあおだかいて、わりゃなもせんくせに  (人にばかりたきつけて、自分は何もしないくせに)
【あかいば】 衣装 あかいば着て出かけて行った (着飾って出かけて行った)
【あかす】 あかす割り (薪割り)
【あがいい】 やりやすい 使いやすい この靴あがいいなぁ (この靴ははきやすいなぁ)
【あがわるい】 やりにくい 左手で箸を持つのはあがわるいなぁ
きまりがわるい いさかい相手とバスに乗ってしもてあがわるかったよ  (けんかした相手とバスに乗り合わせてしまってきまりがわるかったよ)
【あぐらしい】 騒がしい 騒々しい 男でつはあぐらしい (男の子は騒がしい) →【でつ】
【あごいい】 →【あがいい】  
【あごわるい】 →【あがわるい】  
【あじない】 味がしない まずい  
【あずこと】 心配事 心配する 一人で外国旅行か、あずことやの  (一人で外国旅行に行ったのか、心配だね)
【あすびす】 わざと足を踏みならして
騒々しく歩くこと
 
【あすみる】 期待する てったいであすみんがもろた  (手伝いをしたら、期待していなかったお礼をもらった)
【あたい】 価値 値打ち 今の千円ちゃあたいないよんなったの  (今の千円は価値がなくなったね)
【あたがやし】 仕返し きんののあたがやしや (昨日の仕返しだ)
【あたくそ】 悪口 文句 ひとのあたくそいうな (他人の悪口を言うな)
【あたる】 もらえる 入場券は受付であたるよ (入場券は受付でもらえるよ)
【あたわる】 与えられる 授かる ひとりひとりあたわった約束やちゃ (一人一人に授かった宿命だよ)
【あったらもんの】 もったいないの意 でかいと残いてあったらもんの (いっぱい食べ残してもったいない)
【あねま】 娘 嫁 いいあねま来たのー (良い嫁さんが来たねぇ)
【あのっさん】 あのひと あのっさん、最近あそんにこんね (あのひと、最近遊びにこないね)
【あばばつく】 水におぼれる 川であばばついた (川でおぼれた)
【あめもてん】 いいかげんに
考えなしに
あめもてんなとこいわれん (いいかげんなことを言うな)
【あらい】 分家 ⇔【おもや】
【あらいうえ】 →【あらい】  
【あらけない】 あらっぽい カレーライスのじゃがいもあらけなないか?  (カレーライスに入っているじゃがいもが大きくないか?)
【あるぎり】 全部、ありったけ あるぎり使ったよ (全部使ってしまったよ)
【あれこつ】 風雨 このあれこつに出かけるがかよ (このひどい風雨に出かけるのかい)
【あわさい】 間 隙間  
【あんか】 長男 あんかもでかなったのー (長男も大きくなったなぁ)
 
【いがます】 いじめて泣かす まーた弟をいがましとる、だめやがい  (また弟をいじめている、だめだよ)
【いがむ】 子供が泣き言をいう おもちゃこうてやらんだらいがんでばっか  (おもちゃを買ってやらなかったらずっと泣き言を言っている)
【いずかしい】 うるさい いずかしい! 電話聞こえんがい  (やかましい! 電話が聞こえないじゃないか)
【いしな】 いしなかっつけるがいぞ (石をぶつけてやるぞ)
【いたまつ】 けが、ねんざなど よういたまつするやっちゃのー (よくけがをする人だねぇ)
【いちがい】 がんこ 年いきゃいちがいになるもんや (歳とればがんこになるものさ)
【いっき】 親戚 (家と家の間を行き来することから来ている)
【いっするかっする】 どうにもこうにも いっするかっする動けなんでの (どうにもこうにも動けなくなってね)
【いつんこと】 ずっとまえ うまいもんならいつんことになよんなったわ  (おいしいもの(お菓子とか)なら、ずっと前になくなったよ)
【いまのこっちゃ】 最近のできごと  
【いりんなか】 いろり  
【いるいらず】 たいして必要のないもの こんないるいらずのもんばっかこうてよわったやっちゃ  (こんな必要のないものばかり買って困った人だ)
 
【うだわら】 袖のない外套 羅紗(らしゃ)などの厚い生地でできていて袖がない丸合羽。雨・雪よけの帽子が付いている。
【うまそい】 おいしそう うまそいかぼちゃ (おいしそうなかぼちゃ)
成長がよい うまそいねねまやね (丸々と成長した赤ちゃんですね)
【うらば】 家の北側 ⇔【おもてば】
【うんすかんす】 うんうんうなっている かぜひくたんびにうんすかんすゆうとる  (風邪をひくたびに(床に伏せって)うんうんうなっている)
【うらにし】 北西の方角  
 
【えもんかけ】 ハンガー 衣装掛け  
 
【おーえ】 (肯定の返答) この雪ん中歩いてきたがか (この雪の中を歩いてきたのかい)  おーえ (そうだよ)
【おおど】 おおざっぱ おおどな仕事しかならんがか  (手の込んでいないおおざっぱな仕事しかできないのか)
おおげさ おおどなことばっかりゆうて (おおげさなことばかり言っている)
【おおどかす】 【おおど】を強調する  
【おおどばす】 →【おおどかす】  
【おかしない】 気分や体調が悪い なんや腹がおかしないわ (なんだか腹の調子が悪いみたいだ)
【おごる】 騒ぐ 雨の日はうちんなかでおごってかなわん  (雨の日は家の中で騒ぐので(うるさくて)たまらない)
【おずぼん】 【おっさま】の見下した言い方 →【おっさま】
【おぞい】 成績などがよくないこと
状況がひどいこと
今年の運動会はおぞかった (今年の運動会の成績は悪かった)  おぞい目におうた (ひどい目に合った)
出来が悪い みすぼらしい おぞい服やちゃ (みすぼらしい服だね)
【おちゃ】 俺たち 私たち おちゃも行くよ (俺たちも行くよ) =【おらちゃ】
【おちゃうつ】 自分の家 おちゃつもバタバタやちゃ (私の家もボロボロですよ)
【おちゃつ】 →【おちゃうつ】  
【おっさま】 次男以下の男子の総称 あんたんとこのおっさまあらいうえしたんか  (あなたの家の弟さんは(結婚して)分家にしたのか)
【おとろしい】 恐い 雷おとろしいよー (雷が恐いよう)
非常に、とても おとろしいでかいもんやね (ものすごく大きいものだね)
【おもしい】
【おもしょい】
おもしろい おもしない映画やった (おもしろくない映画だった)
おもしいことばっかゆう (変なことばっかり言う)
【おもてば】 家の南側 おもてばなら日が当たってけっこ  (家の南側なら日が当たって気持ちがいい) ⇔【うらば】
【おもや】 本家 ⇔【あらい】
【およばれ】 ごちそうになること いっきの祭りでおよばれしてきた (親戚の祭りでごちそうになって来た)
【おら】 俺 私  
【おらちゃ】 俺たち 私たち おらちゃ来たがちゅ (私たち、来たんですよ)
【おらっちゃ】 →【おらちゃ】