【た行】

 語 句  意 味  用例 と 解説
【たいそ】 面倒 疲れる そんなたいそなことしたない (そんな面倒なことはしたくない)
【だいそうど】 大変 茶碗てっくりかやしてだいそうど (茶碗ひっくり返して大変だ)
【たしまい】 追加 予算オーバーやから、みんな、千円たしまいしてや (予算オーバーしたから、千円ずつ追加徴収させてください)
*語源は量目不足の米俵に不足分のコメを追加すること
【たーた】 若い女性 お嬢さん  
【だちかん】 だめ よくない 洗濯機だちかんようなった (洗濯機が(壊れて)使えなくなった)
【だちゃかん】 →【だちかん】 インスタントばっか食べとってちゃだちゃかんよ (インスタント(食品)ばかり食べていてはよくないよ)
【たつ】 飛ぶ 鳥がたっていった (鳥が飛び立っていった)  綿毛がたってった (綿毛が飛んでった)
【たーぼ】 若い女性 【たーた】を少し見下げた言い方 しかし【おたぼちゃん】はいいところのお嬢さんを指す
【だやい】 体調が悪い 面倒 風邪ひいてだやいよ (風邪をひいて体がだるいよ)
【だやくらしい】 面倒 *【だやい】を強調した言い方だが、体調は言わない。“いやなこった”に近い
【だら】【だらぶつ】 馬鹿   
【だらくさい】 馬鹿らしい 【だやくらしい】と似ている
【だらふ】 知らないふりをする パソコンの使い方、だらふになって聞いとったがちゅ (パソコンの使い方、知らないふりして聞いていたんだよ)
【たれかす】 ひどいことがつづくような状態 洪水でおぞいことのたれかすにおうた (洪水でとんでもないひどい目にあった)
【たんかむす】 短気  
【だんだ】 (幼児語)風呂  
 
【ちご】 違う ちごことするな (間違ったことするな)
【ちちゃ】 ちびっこ 乳幼児  
【ちゃべ】 おせっかい ちゃべこくな (おせっかいするな)
口が軽いこと あいつはちゃべやから言うな (あいつは口が軽いから耳に入れるな)
【ちゅうとる】 言っている ちごちゅうとるがいね (違うと言っているじゃないの)
【ちょはい】 実家、親戚などに数日間世話になること 里の家にちょはいにいっとったがけ (実家にしばらく帰っていたのですか)
【ちょんご】 いじくる どろちょんご (土いじり) *主に遊びをさす
 
【つかえん】 差し支えない ラジオ借りてもつかえんけ? (ラジオを借りても差し支えないですか)
【つくねあがる】 得意になっていい気になる  
【つづきいっき】 親戚の親戚  
【つづくる】 修理する 繕う  
【つらにくい】 にくたらしい *語源は“面が憎い”のようだ
あの悪役つらにくい顔しとるの (あの悪役はにくたらしい顔をしているね)
 
【てくない】 体調が苦しい ちょっと無理したらてくないわ (ちょっと無理したら苦しくなって動けないわ)
*【てきない】とも言う
【でつ】 男の子 *語源は“丁稚”のようだ
【てったい】 手伝い  
【てなわん】 手におえない *語源は“手に合わない”のようだ
五つにもなるとてなわんわ (五歳にもなると手におえないよ)
 
【どうやら】 暗に否定する 「ここのラーメンが一番うまいね」 「どうやら(やんわり否定)」
【どうやらこうやら】 なんとか どうやらこうやら頂上まで登ったね
【どくしょ】 極端なこと よくないこと どくしょなやつや (とんでもないやつだ)  どくしょなにおい (ひどくくさいにおい)
【どしょ】 胴体  
【どす〜】 ののしる言葉の接頭語 どすこじき  どすぼん
【どっさる】 どーんと横になった状態 牛が道の真ん中にどっさっとる (うしが道の真ん中に横になっている)
【どったい】 とても 雨降ってどったいよわるわい (雨が降ってとても困るよ)
【とっち】 (幼児語)よそ とっちのおじちゃん (よそのおじさん)
【とっとこ】 (幼児語)ニワトリ  
【とっぺ】 豆腐  
【とーと】 とうちゃん  
【とーど】 とうとう とーど雨降り出した (とうとう雨が降り出した)
【ととんばす】 鳥のくちばし  
ふくれっつら *唇を尖らした状態 ふくれっつらをしたようす
まーたととんばすだいとる (またふくれっつらをしている)
【とば】 いたち むじな  
【どやちゅが】 どうだってんだ 会社休んでどやちゅが (会社を休んだからといってなんだってんだ) =【なったり】
【どろくそ】 ひどいやんちゃな感じ 大人をさす場合は、ごねたりして扱いにくい人のことを言う
【〜とこと】 〜だよ 宿題したとこと (宿題したよ!) *語気を強めた感じ
【〜とことい】 〜だよ 風吹いてきたとことい (風が吹いてきたよ)