【は行】

 語 句  意 味  用例 と 解説
【はがやしい】 くやしい 腹が立つ はがやしいやっちゃ (腹が立つやつだな)
【ばく】 泥や雪が下駄や靴の溝にはさまること この下駄、ばくついて歩けんの (この下駄の歯に雪がはさまって歩けなくなったな)
【はくちぎる】 掃きまくる  
【はくまい】 はしゃぐ 人さえくりゃはくまいなって (お客さんが来るたびに、はしゃいで)
【はざかる】 はさまる 隙間にひっかかる  
【はしかい】 すばしこい かしこい  
【ばっかい】 処理する 始末する  
【ばったく】 家の修繕・増改築や造園など、
大掛かりな工事をすること
しょっちゅうばったくやっとるの (しょっちゅう家の工事をやっているね)
【ばっちゃ】 ざま見ろ 川へ落ちたか、ばっちゃ (川へ落ちたのか、ざまみろ)」
*語源が“罰や”にあるようだ
【はっとば】 先へ行ってはだめ はっとばやぞ (ここから先へ行ってはだめ)
*法度場(関所)で足止めを食らったことから
【はつるむく】 思いっきり平手を食らわす *語源は“はつり”
【はながする】 においがする *鼻に感じるところから、においがするという意味
【はばっとる】 態度が大きいようす 一年生のくせにはばっとる (一年生のくせに態度が大きい)
*幅を取るところから、いばっている、態度が大きいようすをさす
【はやんまに】 もう はやいうちに はやんまに帰ってきたが (もう帰ってきたの)
【はんじょ】 にぎやか 友達寄ってはんじょやね (友達が集まってにぎやかだね)
*語源は“繁盛”か
【はんちゃくず】 中途半端  ()
 
【ひざなか】 真昼 ひざなかから酒飲んでよわったやっちゃ (昼間から酒を飲んで困ったひとだ)
【ぴっかんこ】 うつらうつらしながらも、無理に起きているようす
【ひっきる】 消える あかす足してやらにゃひっきるぞ (薪を足してやらないと火が消えるよ)
【ひとかたけ】 (食事の)1食分 ふたかたけ ⇒ 2食
【ひとよく】 →【しとよく】  
【ひにくらしい】 年をとったようす  
【ひーぶ】  
【ひょうろ】 昆虫のさなぎ *昆虫のさなぎ。(さなぎは何も食べないので“兵糧”からきているのでは?
【ひよる】 力が加わって曲がる  
【ひらすんま】 昼休み 昼寝  
【ひろお】 正午過ぎ  
【ひんじょ】 普段 ひんじょぎ (普段着)
【びんばさん】 ヘアピン 鬢挟み  
 
【ふくりんぼ】 ゴム風船や紙風船など、息を吹き込んで膨らます玩具の風船のこと
【ふんだこ】 自転車 ふんだこで通学
 
【へしない】 遅い じれったい へしないやっちゃな、はよ歩かんかい (遅い人だね、速く歩けよ)
【べっと】 どん尻 最後 ここで負けたらべっとやぞ (ここで負けたら最下位だよ)
 
【ほいね】 そうだよ そうなのね 「あしたも残業だよ」「ほいね、ものいねぇ (そうなの、大変だね)」
【ほうたんかぶり】 手ぬぐい・タオルを頭にかけ、端を顎の下で結んだかぶりかた。ほおかむり。
【ぼかぼか】 フェーン現象などで急に気温が
上がって暑くなるようす
朝からになんかぜでぼかぼかや
 (朝方から南風で急に気温が上がってきたよ)
【ほがやし】 物を持ち上げたり、ひっくり返し
たりすること
このシートはほがやしならん (このシートはひっくり返せないよ)
*農作業で稲を干すとき、下になった穂も干せるように時々返すことから
【ぼち】 (幼児語)餅  
【ほっかる】 捨てる 放っておく  
【ぼっこり】 のんびりとあわてない性格やようす。世間慣れしていないようす
【ぼっぽ】 おんぶ 【ぼんぼ】とも言う
【ぼとぼと】 文句を言う またぼとぼとゆうとるがかいな (また文句を言っているのかい)
【ほとりくさい】 食品などが悪くなって出す臭い ほとりくさいからほっかれや (食べ物が悪くなってくさいから捨てろ)
*【にんさい】と近い
【ぼん】 坊や 男の子