このページの富山弁について
ここにあつべたことばは、富山県の中でも西部の田んぼのへん、だいたい小矢部市あたりでつことるものやちゃ。 なんでここながかゆうと、あたんまいながいけどおらがここにおってつことったり、知っとったりしとるからながやちゃ。 |
ここに集めたことばは、富山でも西部の平野部、主に小矢部市付近で使われるものです。 なぜここなのかというと、当然ですが私がここで生まれ育ち使っている、あるいは知っているからです。 |
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富山弁ゆうても、山のへんや、田んぼのへんや、海のそば、呉西や呉東でもだいぶちごちゃ。 そんに、同じとこにおるもんどうしでも、しゃべりかたがちょっこちごとるがよ。 そりゃてんでんに先祖や親だちのおったしゃばがちごとって、しゃべりかたもちごとるからやちゃね。 |
富山弁といっても、山間部、平野部、海岸部、あるいは呉東・呉西によってかなり違います。 また、同じ地域にいる人どうしでも、使い方に少しずつ違いがあります。 それは人それぞれが、先祖・両親の生まれ育った環境の違いによる、ことばの使い方の違いがあるからですね。 |
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インターネットで「富山弁」をみだいたら、おもたよっかでかいとページがあるががわかったわ。 そんながならおらが富山弁のページをこっしゃえることもないおもたけど、いくつか見てみっと、ことばのつこががちごとるがにきーついたがやちゃ。 こんなら、おらの富山弁のページをこっしゃえるわけにもなるおもたがやちゃ。 |
インターネットを「富山弁」で検索すると、意外にたくさんのページがあることがわかります。 だったら自分が富山弁のページを作るまでもないと思ったのですが、いくつか見てみると、ことばや使い方がちょっとづつ、またはかなり違うことに気がつきました。 これなら、自分の富山弁のページを作る理由もあると思った次第です。 |
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方言ちゅうがは、おおかたしゃべっことばで伝わってくがが普通やね。 だいたい今も昔も、ざいしょの書いたもんなんかでもあいそんないほど、標準語で書いたったちゃね。 |
方言というのは、主に話しことばとして伝えられていくのが普通ですね。 実際今も昔も、町内の案内書などは味気ないくらい、まったくの共通語(標準語)で書かれています。 |
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あつべたことばの数はなんたらんきーすっちゃ。 ひんじょつことることばをひっぱっだすちゅうことは、らくなようでもむつかしいもんやちゃ。 かこかおもやちょっとにゃ出てこんわ。 そんに、あんまつこわんことばもなかなか思いださんちゃ。 そんに、このごろ富山弁らしいしゃべりかたせんようになってきとるちゅうこともあるちゃ。 だいたい、ひとつきほど、しんじゅかんも帳面もって、きーついたたんびに書いてならびてみたがいちゃ。 |
集めたことばの数はまだまだ足りないような気がします。 日ごろ使っていることばを抽出するということは、簡単なようでむずかしいものです。 いざ書き出そうとするとすぐには出てこない。 また、使う頻度の少ないことばもなかなか思い出せません。 また、何よりも最近ますます富山弁らしい話し方をしなくなっていきているということがあります。 とにかくおよそ1か月間、常にメモを持ち歩き、気がついたときにすぐ書き出してまとめてみました。 |
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富山弁は関西方面と関東方面のしゃべっかたが、んまい具合にまじったとおもがいけど、関西の影響がでかいようやちゃね。 そんながの富山県人でなーてもわかるやろーおもことばや、ちょっこなまったぐらいのことばはぬかいて、富山独特のことばだけをあつべたがやけど、なおわからんよーなったかもしれんね。 |
富山弁は関西系と関東系のことばが、うまい具合に混ざっているように思いますが、より関西の影響を受けているようですね。 それらのうち、富山県人でなくても理解できると思われることばや、少しなまったことばは除き、富山独特のことばだけを集めたのですが、かえって分かりづらくなったかもしれません。 |
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