チューインガム | |
「風と落葉と旅びと」 松田りか・たかさきくにすけ作詞 松田りか作曲 青木望編曲 風と落葉と旅びと/岡田さんの手紙SRCL-1886(CD) 1991.6.15 |
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当時(1972年頃)13歳と11歳だった姉妹デュオ(松田りか、松田マミ)のヒット曲です。澄んだ声とさわやかな曲想、素朴な感じがいいです。りかはお姉さんのほうなんでしょうか、彼女が作ったんですね、CDのタスキには「シンガーソングライター“チューインガム”オリジナルヒット曲のファーストアルバム!!」のコピーがあります。
1972年録音のファーストアルバム(当時LPレコード)を1991年にCDに復刻されたものが手元にあります。この中には「海のみえる放送局」(藤吉正孝作詞、松田りか作曲、馬飼野俊一編曲)と、「岡田さんの手紙」(松田マミ作詞、松田りか作曲、青木望編曲)も収録されていますが、もう1曲気になっている「ゴリラの歌」は残念ながら入っていませんでした。LPはあと1枚出ていたらしい(?)ですが、知る限りではCDはこれ1枚だけです。
当時のTVでは、歌番組で彼女達が歌っていたのを1度だけ見た記憶があります。高音部をお姉さんが歌っていたようです。
チューインガムとラジオ関西とは浅からぬ関係があります。 その昔、ラジオ関西は野球放送をあまりしない放送局でした。野球嫌いの私は野球シーズンになると、ラジオのチューニングダイヤルをツツツーと下にさげ(560kHz、現在558kHz)、遠く離れた雑音混じりに聞こえてくるこの局に聞き入っていました。そして番組と番組の間に、この
「海のみえる放送局」 が時折り流れてくるのに耳を傾けていたものです。それは数年前まで局のテーマ曲(?)として使われていたようです。
関連ページ
http://jf3mxu.g-7.ne.jp/jocr-fun/cd.html
http://jocr.jp/index.html
ところでこのページについて、横浜の関口さんという方から2000年11月に、チューインガムの情報のメールを2通いただきました。掲載の許可をいただいたので、以下に一部を紹介します。
> はじめまして。横浜に住んでいる関口というものです。 > > 「思い出の曲&ミュージシャン」に出ているチューインガムについてですが、 > 写真の「岡田さんの手紙」のLPの他には当時のCBS・ソニーから12曲 > 入りの全曲集が出ています。これには1976年のポスターカレンダーが付 > いていたので、発売は1975年〜1976年ぐらいでしょうか? > 手元にあるのですが、曲をみてみると「風と落葉と旅びと」「岡田さんの手 > 紙」「ゴリラの歌」など初期の代表曲の他に「チャップリンに愛をこめて」 > 「リルケの詩集」なども収録されています。話題の「海の見える放送局」も > 収録されています。 > 今聞くと、アレンジはさすがに古いですが、曲や詩は結構いいものがありま > す。確か、りかさん、マミさんとも絶対音感の持ち主だったと思いますが、 > りかさん、マミさんのハーモニーはとても清々しいですね。 > > ところで、一時期(1982〜1983年頃)、「バルバルーン」という > 名前に変更して「ライムライトキャンキャン」というグループと一緒に > 「バハマ」という曲を出しました。バハマ諸島のバハマですね。 > その後、再び「チューインガム」に戻したと思いますが、その後はよくわか > りません。 > 私もその後のことを知りたいのですが、インターネット上でもほとんど情報 > がないようですね。 > > 以上、チューインガムの情報でした。 > > ----------------------------------------------------------------------- > で、一応参考のため、このLPに入っている曲をあげておきます。 > SIDE:A > 1.風と落葉と旅びと > 2.岡田さんの手紙 > 3.ゴリラの歌 > 4.逃げた小鳥 > 5.海の見える放送局 > 6.チャップリンに愛をこめて > > SIDE:B > 1.ひとりぼっちの夏 > 2.サポディラの唄 > 3.お寺まいり > 4.トヨナカ・シティー > 5.まだらうさぎのムー > 6.リルケの詩集 > > です。 |
ということで、「全曲集」のLPも出ていたんですね。発売が75年だと、3〜4年ほど活動していたんでしょう。するとアルバムも3、4枚ぐらいは出ていたかもしれません。
「風と落葉と旅びと」「岡田さんの手紙」「ゴリラの歌」「海の見える放送局」で4曲。戴いたメールのおかげで「リルケの詩集」という曲を思い出しました。たしか終わりが ♪リルケの詩集は今どこにー♪ という歌詞だったと思います。「チャップリンに愛をこめて」という曲名も聞いたような気がします。
「バルバルーン」という名前で活動したことも知りませんでした。
こうなると、あのチューインガムは今どうしてるの? と気になってきます。
2001年1月になって、関口さんから訂正のメールをいただきました。チューインガムがバルバルーンと改名してからのことですが、その訂正の部分を掲載します。
> #以前メールを差し上げた、「チューインガム」→「バルバルーン」の情報 >ですが、「バルバルーン」として活動していたのは1982〜1983年 >頃と書きましたが、どうやら私の思い違いで、1980年頃みたいです。 >1980年の5月にラジオ番組に「バルバルーン」としてゲスト出演して >いたという記述がインターネット上にありました。 |
> 「海の見える放送局」は、現在でも、というより、昨年、局のジングルとして復活したそうです。 > 昨年秋、放送局に問い合わせたところ、5秒、15秒それと30秒のジングルが流れているそうです > (年度が替わっていないので今も流れていると思います)。 > 私は、九州なので、残念ながら聞くことが出来ません。 |
この曲についてCDには、「関西にある小さなラジオ局。須磨の海岸がすぐ近くで、夏には放送局の人達も昼休みに泳ぎにゆくそうです。・・・」というコメントが載っています。
また曲が流れているということですが、覚えているのでは「波のように くり返す コールサインは・・」と始まるものと「ここは 海のみえる放送局 ラララ・・・」というのがあったと思います。「ひとつの歌は 海のひびき ひとつの歌は 貝がらのささやき・・」という出だしもあったかも・・。5秒というのはいったいどんな作りになっているのだろうか、気になりますね。「ラララ・・・」だけとか?
昼間はまったく聞こえないので、夜間に受信して確かめたところ、なんとか時報の前に30秒と15秒タイプが聞けました。どちらも出だしが ♪波のように くり返す コールサインは 若いメロディー♪ で、アナウンスの「神戸から、あなたへ、海の見える放送局、AM神戸」をカブラセていました。30秒タイプは前半、曲だけを聞かせてからアナウンスが入ります。
久しぶりに聞いてなつかしかったです。さて5秒は・・
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