とみたゆう子
「ラ・ボエーム 〜遥かなる海へ〜」 冨田裕子作詞 萩田光雄作曲

ムーラン・ルージュZL-48(CD) 1986.2.21

 デビューは1981年の「セプテンバーガール」らしい。BGMの「ラ・ボエーム」はクラウンレコード時代最後のアルバム「ムーラン・ルージュ」に収められています。それ以前のものとしては、デビューから7枚のアルバムが発売されたようですが7枚目のアルバム、つまり「ムーラン・ルージュ」の直前の1985年のアルバム「海物語」を手に入れることができず、私にとっては幻のアルバムとなっています。

 この「海物語」中に彼女が作詞・作曲した「Fall in Love」という、とてもいい曲があるのですがこれが1996年日テレ・読売系TVドラマ「8月のラブソング」のテーマソングになった、ホイットニー・ヒューストンの「オールアットワンス」という曲が酷似しているんです。
 とみたゆう子のほうはやわらかく雰囲気がよく、ホイットニーのほうはちょっと固目で荒削りな感じという違いはありますが、かなりのフレーズが似ており、とても偶然とは思えません。
 「オールアットワンス」は「そよ風の贈りもの(BVCA−158)」というアルバムCDに収められており、これは1992年再発売のものです。ということは、この「オールアットワンス」もかなり前から存在していたわけで、「Fall in Love」とどちらが先にできた曲なのか、個人的に大きな疑問を持っています。
 このようなことは音楽の世界ではよくあることで、由紀さおりの「手紙」がワイルドワンズの「あの頃」に似ていると思ったら、両者で一応コミュニケーションは取れていたとか・・?。

 彼女自身作詞・作曲をしたシングルも何枚か出しています。さわやかな曲が多いようですが、しかし明暗さまざま、幅が広い。シティ系(何それ?)と言えるでしょう。

 1981年のデビュー以来、86年まで9曲のシングルを出していましたが、とみたゆう子の存在を知らなかったです。それをどういうきっかけで見つけたかわかりませんが、奇しくも彼女のブランクが始まる年にベストアルバムを買っています。
 ブランクは長らく続き、その間ミュージックショップからは ‘病気らしい’ とのウワサを聞きました。91年「アフロディーテの伝言」でカムバックしたのは、トーラスレコードへ移籍してのことでした。‘病気’の先入観も手伝い、弱々しい印象を受けましたが、翌92年のアルバムでは元気な姿を見ることができました。しかしそれ以降、現在まで便り(アルバムとか)がありません。
 持っているCDをぜーんぶひっくり返しても、とみたゆう子本人に関することはなんにも出てこないんですね。本人の希望なのかレコード会社のやりかたなのか、簡単なプロフィールぐらいあっても良さそうなんですが。ま、いい曲を聴ければそれで良いわけですけど。
 で、知りたいときには、ネット上に私設ホームページがありますから。Yahoo!で検索すると意外や意外、結構あるものですね。



お気に入りの1枚。
 セカンドアルバム「DEUX」の中のカット。表情がなんとも・・・。

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