バム「コム デ ギャルソン」にも、児島由美に関することはまったく載ってはいません。児島由美ファンクラブ「NONO-Machine」の案内が歌詞カードの片隅に書かれています。ＣＤ化されていないのでＬＰでの掲示になりました。このアルバムの表紙のイラストは児島由美本人のものです。タイトル中「Garcons」の「ｃ」はその下にアポストロフィ（，）みたいなのが付きます（これはおフランスなんですね）。
アルバムの全曲を児島由美の作詞作曲、ずいぶんと本人の力が入った作品だということが伝わってきます。
児島由美一色、全体として、夏の木漏れ日の中を歌いながら歩いていく・・そんな印象のアルバムです。ま、歌詞カードの挿絵（写真）がそうなんですが、その先入観もあるかも。なんていうか心地よい空間に吸い込まれて行きそうな、独特の、これが児島由美の世界？夏の終わりから秋にかけて、きまって聴きたくなってくるアルバムです。
ちょっと素人っぽい歌い方も、逆に良い味が出ています。誰かの声に似てると思ったら、どうも あの田中真紀子さんに似ているのに気付きました。といっても、ほんとに似ているわけじゃないですけど。
特徴として、繰り返しのフレーズが多いこと。たとえば、「男の子みたいに」では、♪コムデギャルソン／男の子みたいに／コムデギャルソン／すごしてゆきたい♪ を５回繰り返します。また、「憧憬」でも、♪何度生まれ変わっても♪ を５回も繰り返しています。聞き込むにつれて耳についてくるのがちょっと残念。とくに繰り返すフレーズが長いとしつこく感じるものです。
とは言いながらも、「憧憬」は一番気に入った曲なのでＢＧＭにしてみました。ほかにも、「ひと夏の片隅で」「こんなに雨が」「一本の大木」「Some Sings Swing Songs」と、良い曲が多いので迷いました。１枚のアルバム全部を自分で作ってしまうような人なのに、後にも先にも、出したアルバムはこれ１枚っきりのようです。でも、もしかしたらどこかに・・・？
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ところで、インターネットで「児島由美」を検索すると何件か出てきたので、それをいくつかのぞいでみました。すると「ひらけ！ポンキッキ」で歌っていると書いてあるページが見つかりました。ポンキッキのＣＤを買った覚えがあるのでもしやと思い、手持ちを調べてみるとありました。
「ひらけ！ポンキッキベストヒット全曲集」Ｄ３２Ｇ０００３ キャニオン・レコード １９８５年６月発売
７曲目「ほえろ！マンモスくん」児島由美 作詞・作曲・歌
「ひらけ！ポンキッキ最新ヒットアルバム」Ｄ３０Ｇ００１４ キャニオン・レコード １９８５年１１月発売
４曲目「カッパッパ」児島由美 作詞・作曲・歌
１０曲目「エアロビックリ」児島由美 作詞・作曲・歌
２枚持っているポンキッキのＣＤどれもに児島由美の曲が入っていました。しかも作詞作曲・歌をこなしています。子供向けということで、かわいく歌っているのでうっかりすると気が付きません。でもジャケットには「児島由美」の文字がはっきり書かれているのに。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
またまた関口さんからメールが届きました。その一部を紹介します。
