七輪陶芸
バイブルとなる本 | 秋月の温度計キット | 上部七輪に熱電対を挿入 | 自作のコントローラー |
興味のあった七輪陶芸についに挑戦してみました。当然参考文献は吉田明氏の「すべてができる 七輪陶芸」ですが、自分なりにアレンジしてみました。予想では簡単に出来るような気がしていま したが、実際には試行錯誤や失敗の連続でした・・・。 今回の焼成計画では七輪を重ね、上段には温度計を入れて測定、また手持ちのACパワーコント ローラーでドライヤーの風量をコントロールすることにしました。 |
第1回焼成・・・失敗の巻
第1回は網に載せて焼成 | いよいよ焼成開始です | 結果はなぜか思うように焼けなかった | 更に網も変形して、一部溶け出す |
次に炭を詰め込めるだけ詰めてみた | 一時は激しく火の粉を噴きだし壮観! | ところが温度が上がりすぎ、熱電対は破損、作品も変形 | 無惨な第1回作品の姿。粘土は赤7号土です。 |
第2回焼成・・・・まずまずでした 【2001年10月26日】
1回目を教訓としてL型支柱の上に道具土製の棚板を載せた | 冷めた状態で詰めた炭だけでは温度は十分上昇せず失敗 | 火か燃えている七輪に炭を詰めて再焼成、今度は目標温度達成 | このときは結構七輪から火が噴きだして壮観! |
自然釉がかかりなかなかの出来映えか? | 同じく2回目の結果 | 出来た作品の一部、片側のみ灰が掛かっている | こちらは全体に灰が掛かった |
第3回焼成・・・・徐々に上手く焼けなくなりました 【2001年10月31日】
焼成時激しく火の粉をまき散らす | 内部1200℃台、外側のトタン板は赤くなる |
焼成終了 | また何とか自然釉が溶けて景色となった |
何回か焼成しているうちに七輪の内部は溶けてグランドキャニオン状態、更に一番上の部分も隙間が出来て炎が外に吹き出すようになってきました。そのためか温度が上昇しなくなり良くて1100℃、作品の焼け具合も今一つとなりました。このため内部から上部にかけて道具土で補修、更に外への吹き出し防止にトタン板を巻くことにしました。効果のほどはまずまずだと思います。 |
第4回焼成・・・・まだ上手く焼けません 【2002年1月1日】
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修理が完了した内部 | 特製棚板をセット |
いよいよ焼成開始 | 作品に亀裂が入り棚板変形 |
修理が完了した七輪で初窯に挑戦しましたが、まだ上手く行きません。温度はそれなりに上昇したのですが道具土で作った棚板は変形、この後で割れてしまいました。また作品も底に亀裂の入ったものが多く、赤荒土の限界を感じさせられる焼成結果でした。今後の課題として棚板をカーボランダムのもので特注する、作品の粘土も砂を入れるなどの改善を図る必要があると思います。尚、七輪でかぶせると炭の補給は困難ですが焼成条件として還元雰囲気となり、ご覧の画像のようにこげ茶色の備前風に変化するようです。 | |
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しばしの沈黙を破り道具土で制作したミニ窯で七輪陶芸を再開しました。この窯は基本的に七輪をまねていますが最大の改造点は燃焼室に追加の炭の投入口を設けたことです。ただ1回目の焼成で上部の蓋に亀裂が入ってしまいました・・・。また温度も後少しで1200℃というところで止まってしまいます。燃料に問題があるのかそれとも熱の漏れが関係しているのか今後の課題を多く残したミニ窯です。 |