最大最悪の愚行
本来は、キチガイ日記の11月2日の後編でしたが、文章が長くなるのでこちらで続きを書かせてもらいます。何で後編やねんって思った方は「キチガイ日記」の「最大最悪のバイト(00/11/02)」を読んで下さい。内容的には何も繋がりはありませんが、一応時間的な繋がりはありますんで、其処の所を宜しくお願いします。ちなみに時間的な繋がりとは、二日の深夜にバイトに入り、三日の朝早くにバイト終了。これはその後の話のなのです。
その日はオーナーとコンビで非常に辛かったその日、私の脳内では脳内麻薬が分泌され、非常にハイテンションなままバイトを終了したのですが、何を思ったのかその日は大人しく家に帰らなかったのです。祝日で学校もなかったから、別に問題はなかったんですけどね。
「遠くに行きたい、自転車で、遙々と・・・」
なんて、最初は思っていませんでした。最初は唯新居まで自転車でかかる時間を計ろうと思っただけだったのです。新居まで、祝日の朝と言う事もあり、快適にサイクリングして新居まで到達しました。時間にして二十分弱。現在七時二十分過ぎ。その後、ふと思った。「南に行きたい」と・・・止めておけばいいのに・・・
大宮通を四条から下る。五条でも下る。六条は微妙すぎて知らないうちに横切って下ってしまった様です。いつの間にか、七条に到達。更に下る。大宮とJRの線路が交差する所の高架下トンネルを潜って下る。本当に、南に突き進んでいました。初めて見る風景、それが私の心を刺激したのかも知れません。〜条通も、書く通毎に色々違った特徴があり、なかなか面白かったです。この後、八条と九条と十条見たので、京都の〜条通は全て制覇したことになります。何となく、嬉しい。
ようやく、八条通。其処を東入。何時の間にやら南区。ここら辺は道が恐ろしいほどに広い。(五条通も充分広いのですが・・・)矢張り京都は京都駅より南は発達していないのか・・・
しかし、その頃順調に自転車を進める私に、密かに忍び寄る黒い悪魔が・・・その悪魔とは・・・「やべぇ、腹がいてぇ・・・」
家に帰るにはあまりに遠いし、しかし周りに何もない。そう、コンビニさえも・・・しかし、まだ心持ちか余裕がある。まだ、微かな胎動だ。収まれ、収まれ、収まるのだ、私の中の何かよ・・・
しかもその時の私は初めて来る土地で方向感覚を失っていたのです。来た道をそのまま通れば帰れるが、それではあまりに芸がない(そんなこと考えてる場合か!)。第一、ここから戻っても多分間に合わない。私は更に道を進んだ。進んだ。進んだ。進んだ。進んだ。進むしかなかった。そうして見つけた。あれはコンビニだ。これでもし、「当店ではトイレはお貸ししておりません」なんて言われた日には、私の死亡は決定してしまう・・・ぬぉぉぉぉぉ!!!
コンビニの中に入る。
「すいません、トイレ貸して下さい」
「どうぞ」
やったぜ、最高だ。間に合ったよ、うをおおお!!!急いでトイレに駆け込む。ありがとう。みんな、サー●ルKを応援しよう!!!
そんなこんなで生理的欲求から来る危機を乗り切る。
その後は、竹田街道を下り、近鉄京都線にぶつかった辺りで滑らかに左折して、京都教育大の辺りまで来る。その後、ひたすら北上。伏見稲荷前を通り過ぎ、東福寺の前も通り過ぎ、七条ぐらいで川端通まで西に進み、そこを五条まで上り、五条川端を西入。その後西大路五条を上り、西院を西入。その後は天神川四条の辺りで妖しげな牛丼及びカツ丼及びうどんを出す、吉野屋みたいな店で朝ご飯。そいで、天神川四条を西にちょっと入った辺りで北上。広隆寺の辺りに出て、そこから家に・・・時間は十時過ぎ。疲れた。
その後は死んだように眠り、起きたらもう四時(P.M.)頃。
う〜む、疲れた。なかなかハードだった。今思えば、どうして徹夜明けの状態でこんな無茶をしたのだろうか。やはり、脳内麻薬が原因なのかだろう・・・
今度は、マウンテンバイクを手に入れて、大阪府まで行ってやろうと密かに考える私であった。
続編に続く?(続きません)